「雨よ、私に降り注げ」で乗り越える
先週の土曜は大変でした。
朝から雨が降り、気温も低め。さらに休配日ではなかったので膨大な量の本が入ってきました。
にもかかわらず、開店直後から長蛇の列。ありがたいことです。一方で前日までの荷物がかなり残っているのに、レジを出られる時間はほとんどない。
休憩を短くし、どうにか自分の分を出し終えました。しかし担当者のいないジャンルがいくつかあり、誰かがやらないといけない。
誰かとは、つまり私です。
頭の中で↓を流しながら挑みました。
「覚悟はできている。雨よ、私に降れ」
「できれば濡れたくはないけど、生きてはいるから」
「雨よ、私に降り注げ。さあ雨よ」
いつ聴いても歌詞が胸に染みます。
レディー・ガガは3.11の直後、誰よりも早くチャリティー・リストバンドの販売を始めました。私の職場でも置くことになり、1Fエントランス前に設けられた臨時コーナーで声を張り上げ、購入を呼びかけたのを覚えています。もちろん自分でも買いました。
多くのお客様にご協力いただき、優しい言葉に励まされました。あの時はありがとうございます。一方で、見下すようにニヤニヤしながら売名行為がどうとか「本当に寄付してるの?」みたいなことを口にする人もいました。
いまも繁忙期のせいか、心ないことを言われるケースが度々あるようです。人手不足&過剰入荷で疲れ切っているゆえ、こちらの落ち度も皆無ではないでしょう。申し訳ございません。本当に目一杯なのです。
「本を読む、書く、売る」こそ己の使命と確信しています。しかし揺らぎそうになる瞬間もゼロではありません。こんな割に合わない仕事をして何になるんだと。
そういう夜はレディー・ガガを聴いて乗り越えます。雨は降るもの。必要なもの。だったらどうぞ降り注ぐがいい。すべて糧にしてやろう。そんな気にさせてくれるのです。
よかったら、ぜひ。