![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66230633/rectangle_large_type_2_b4f420ea60f11e3fcd3ac48016c3ae4f.jpeg?width=1200)
いまの「一瞬」で覆る
会社として新日本の方が大きいのはたしかです。観客動員数や知名度も上でしょう。
ただ棚橋選手の「ノアが自分たちよりもいい試合をしているのなら、自分たちよりもたくさんお客さんが観に来ないとおかしい」という主張には頷けません。書店でも素晴らしい本がつまらない本よりも売れるとは限りませんから。
いい仕事をしても必ず高評価で報われるわけではない。新日本もかつてはそうでした。棚橋選手と後藤選手が2007年11月に両国でおこなったIWGPヘビー級選手権がいい例です。
あの日の国技館はガラガラでした。1万人弱を収容できるのに2000人ほどしか入らなかった。それでもメインの激闘で客席が大爆発し、伝説の興行として語り継がれています。
こういう戦いをコツコツと積み上げたことで応援してくれる企業が次々と現れ、ファンもどんどん増えました。その点で棚橋選手にはたしかな手応えがあるのでしょう。だからこそ「自分たちの方がいい試合をしてきた」「ノアよりもたくさんお客さんを入れたのがその証拠」と断言できる。
でも「いま」はどうでしょう? 過去や他団体と比べて云々ではなく、「いま」の新日本はいい試合をしていると胸を張って言えますか? ファイナルアンサーを出すのは選手ではなくファン。そして長年を費やして獲得した高評価は一瞬で覆ります。「いま」を客観視できていないと、棚橋選手や新日本の側こそ残酷な結果を突きつけられるかもしれない。勝敗や客入りとは違った部分で。
最後に私が見たい対抗戦のカードは以下の通り。左が新日本、右がノアで統一しています。
オカダ・カズチカ vs 杉浦貴
棚橋弘至 vs 中嶋勝彦
ウィル・オスプレイ vs 丸藤正道
鷹木信悟 vs 武藤敬司
エル・デスペラード vs 清宮海斗
ザック・セイバーJr. vs 小川良成
SANADA vs 潮崎豪
石井智宏 vs マサ北宮
永田裕志 vs 拳王
新日本の「危機感」とノアの「意地」に期待します。
いいなと思ったら応援しよう!
![Y2K☮](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35284192/profile_2f8f7231836dcbb4381456f74897acfd.png?width=600&crop=1:1,smart)