考察「自民党総裁選」&「魔界統一トーナメント」
うーむ。
勉強不足で詳しい内情はわかりません。ただどうにもしっくり来ない。
そもそも「派閥をなくす」みたいな目標を掲げていても、現実に総裁選へ出るためには20人の推薦人を集める必要がある。もし派閥が形式上は消えたとしても、それが各議員へ及ぼしていた影響力も一緒になくなるとは思えない。結局はこれまで党を牛耳ってきた人たちの支援を取りつける必要があるのでは?
そんなことを考えつつ、出馬予想の一覧を見ました。院政じゃないけど、どうしても自身は立候補しない麻生さんや菅さん、森さんの影がちらつきます。
そういうものを完全に一掃するのは、やはり難しいのでしょうか? 世襲や年齢等に関する制限を設けない限りは。
ムリかもしれないけど、冨樫義博「幽☆遊☆白書」でおこなわれた魔界統一トーナメントみたいな「みんながただのひとりに戻ってケンカしようぜ」「勝った奴が大将だ」の真っ向勝負を見たいです。本当にやる気のある人、公のためのヴィジョンを持った人がキャリアに関係なく名乗りを上げ、各々の議員が各々の考えで誰に票を投じるかを決める。
では「派閥政治をぶっ壊す!」「わけのわからない論理は、私の担う政権では通用しない!」みたいな耳触りのいい革命的姿勢を打ち出せば支持を得られるか? そんなに甘くないでしょう。なぜなら20年ほど前に同様の発言をした首相がいて、その結果国がどうなったかを私たちは現在進行形で実感しているから。
そして最大のモヤモヤは「次の衆議院選挙に勝ちたいだけなのでは?」ということ。政権の支持率が下がり続けているのは、必ずしも岸田さんひとりの責任ではない。もっと根本的な問題。そこを改める気がないのなら、誰が総裁になっても同じことの繰り返しだと思いました。
引き続き考察していきます。
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