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重要なのは「高低」よりも
「先発投手が中4日で投げるMLBでは、6回以上投げて自責点3以内に抑えればQS(クオリティースタート)として評価される。でも中6日で投げる日本で同じ基準なのはおかしくない?」という話です。
たしかに日本では「7回以上投げて自責点3以内」が妥当かもしれません。週に一度しか投げないんなら、もうちょっと頑張ろうよと。
あとMLBでは先発投手も毎日ベンチ入りしますが、日本では当番予定がないと試合前に家や宿舎に帰れます。移動の過酷さや(アメリカはデイゲームが多い上に国内で時差がある)試合数も比較になりません。
少し前、我が阪神タイガースの誇るセットアッパー・岩崎投手が一軍登録を抹消されました。疲労が溜まったことでコントロールや真っ直ぐのキレが悪くなり、打たれるケースが増えたのです。
先発が完投するか、あるいは8回まで投げてくれれば岩崎投手は休めます。でも今年はあまりそういう試合を見ません。それどころか彼と岩貞投手は僅差で負けている局面でも登板していました。
私が子どものころのプロ野球では、先発は中4~5日でほぼ完投。なのに1億円プレーヤーなんてほんの一握りでした。だいぶ選手の身体と生活に優しくなりました。いいことです。でも中継ぎ投手の待遇に関してはあまり改善されていないような。
2008年かな? 「最優秀中継ぎ投手」のタイトルを獲得した阪神の久保田投手が契約更改でダウン提示を受けました。たしかに前年よりも失点が多く、シーズン終盤はあまり使われなかった。でも69試合に登板して防御率3.16は見事。これで低評価されたらやる気が失せますよね(実際、会見の場で久保田投手は先発転向を強く訴えた)。
会社からの査定は「高いか低いか」が最大の関心事。でも実はそれ以上に「フェアかアンフェアか」が重要です。不公平な評価体系の中では「力の出し惜しみ」が横行し、結局誰も得をしない。正直者や真面目な人が馬鹿を見る世の中はもうたくさん。業界の内外でぜひ活発な議論をお願いします。
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