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「元旦&お盆休めない系」の一員として
荻窪にある本屋Titleは8月1日~5日まで夏季休暇とのこと。
その間はWEBSHOPの配送も対応できないとか。当然そうなりますよね。普段はほぼ週休1日のお店ですし、しっかり休んで英気を養っていただければ。
夏季休暇。憧れる響きです。テレビの中で活躍する芸能人か、単行本が山と積まれる売れっ子作家を眺めるような距離感を覚えます。
最初に入った某書店はお盆の8月15日と元旦がお休みでした。当時は当たり前のことと捉えていましたが、以降勤めたお店はどこも年中無休。チェーン系の場合、むしろそちらがスタンダードでしょう。
しかし表参道の青山ブックセンターは年末年始を休んでいました。たしか高田馬場の芳林堂書店も。ということは本屋業界ではなく、お店が入っている商業施設の問題なのかもしれません。
元旦とお盆ぐらい休みませんか? それも慈しむべき日本文化でしょう。どちらも荷物が止まっているわけですし、全部とはいいませんがせめて数日は。月に休みが3日あれば御の字の営業マン時代も、さすがにそのふたつは別でした。
前にも書きましたが、ある本屋の店長さんが「お客さんは自分は休んでいるけど周りは動いているのが当然と考える」と話してくれました。叩きすぎて膝が痛くなりました。でも実は私もその見解を聞くまでは公共交通機関やコンビニ、医療現場、交番などで働く方々への感謝を欠いていたのです。
以後は敬意とともに「俺たちはみんなが休むときでも普通に働いているよな」「本当に国を支えているのは俺たちみたいな職種の人間だよな」というささやかな仲間意識を「元旦&お盆休めない系」の皆さまに感じています。
なので休めないなら休めないで私は構いません(旅行とかしないし)。でも業界の将来を考えたらどうなのか。魅力的な職場といえるのか。「出版不況」とか騒ぐ前にできることがありますよね。
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