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プレ更年期1年生―その不調、すべて女性ホルモンの減少が原因かも! 【読書感想文】 人生もう半分。まだ半分。

★★★★★
Amazonでレビューしたものです

めまい、不眠、イライラ、皮膚の乾燥…“プレ更年期"の不調は 今、対処すれば症状が変化します! 食事・漢方・アロマテラピーのほか、婦人科の健診方法までやさしく解説。 カバーを裏返して書棚にしまっておけるリバーシブル仕様!




1.更年期に入った自分の体調を顧みる


更年期と呼ばれる期間は、45-55歳になります。
女性の閉経が50歳平均でその前後5年合わせて10年の期間です。
現在46歳の私は、見事に更年期に突入してしまいました。シクシク。。。

あからさまなホットフラッシュなどはないのですが、生理不順や体のだるさ、イライラ、やる気のなさなどがずっと続き、先日体調を崩したりしました。物忘れもありますが、まあこれは昔からなので、ただの不注意でしょう。。。

更年期、ああ更年期、更年期。。。

諦めてきちんと対策を立てようと、こちらの本を読んでみました。

2.かわいいイラスト漫画と読みやすい構成


Part1-5の構成になっており、巻頭巻末とそれぞれのパートの始まりに漫画が載っています。
漫画は主人公が43歳の女性で、色々な悩みや不調に悩んでおり、なぜか会社のトイレ掃除のおばさんに更年期について相談、指導を受けていくという構成です。

見開き2ページで1テーマになっていて、左半分はイラストや図解という、割とよくある構成です。

わかりやすい文章ですし、それほど難しい内容ではないので、読みやすいと思います。

イラストや漫画も可愛らしいですね。


3.更年期とプレ更年期への対策を


①そもそも更年期・プレ更年期とは

”「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいいます。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。”(日本産科婦人科学会HPより)

女性の閉経前後の心身の変化が起こる時期で、症状が重いものを更年期障害として治療対象になるのですね。
ただ、更年期というと時期だけでなく、更年期症状や障害を差していうことが多いようです。

また、プレ更年期とは、正式名称ではなく、更年期の手前の不調に一般的に用いられるようになった概念で、こちらの対馬先生が提唱されているものです。


②更年期プレ更年期への対策

こちらの本を読むと、やっぱり基本は睡眠をしっかりとって、バランスの良い食事に運動、規則正しい生活、、、といったセルフケアが大事なようです。

私はプレ更年期はもう過ぎてしまいましたが、30代から対策していたらもっと違っていたのかなとちょっと思います。

まあ、過ぎたことを考えても仕方ないですし、人生100年時代でまだ半分あると前向きに考えていきたいと思います。

意外だったのが、サプリメントが勧められていたことです。
もちろん食事でしっかり栄養を摂った上で、ですが。

マカ、、、ってなんかあんまりいいイメージないんですけど、、まあホルモン関係ということですよねえ。

4.婦人科のかかりつけをもとう


もう一つ、婦人科にちゃんとかかろうと思いました。

対馬 ルリ子
医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス女性ライフクリニック銀座・新宿理事長。産婦人科医師、医学博士。専門は周産期学、ウィメンズヘルス。
1984年弘前大学医学部卒業、東京大学医学部産婦人科、都立墨東病院周産期センター医長を経て2002年ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック(現対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座)を開業。
以来、女性のための総合医療(女性用ドックや検診、健康医療相談、産婦人科、乳腺科、内科、泌尿器科、皮膚科などのヘルスケアチームによる医療)を実践している。
2003年に女性の心と体、社会とのかかわりを総合的にとらえ女性の生涯健康を支援するNPO法人女性医療ネットワークを設立、全国約500名の女性医療者とともに、さまざまな情報発信、啓発活動、政策提言等を行っている。

著者のクリニックはこちら、女性ライフクリニックだそうです。銀座と新宿。

初診は原則自費診療!


まあ、こちらにかかるかどうかはともかく、どこか婦人科にかかろうと思いました。
しばらくかかっていないんですよねえ。
ホルモンとかはどうしても検査しないとわからないですし、がん検診だって、何年も前にやったっきりですからねえ。

治療とかするかはまた考えるにしても、自分の現状は知っておきたいですからね。


100年生きるかどうかはわかりませんが、徐々に女性の寿命は閉経後の方が長くなってきています。
その間を健康に女性らしく生きられるように色々変わっていってきているので、色々な方法を上手に活用して、健康に快適に後半戦の人生を過ごしてきたいものですね。

それにしても、人生100年時代なのに、生殖可能期間が30年程度というのはなんとも時代に反していますね。
卵子の保存や、iPSだかなんだかで若返りを図って生殖可能期間も伸ばして欲しいものです。
ある程度年齢がいった方がお金も溜まって子供も産みやすいかもしれません。もちろん体力の問題はありますが、その辺は国や地域社会世界でサポートを考えていきたいところですね。少子化対策として。

5.目次

はじめに
あの不調やこの不調・・・ひょっとしてプレ更年期!?
この本の登場人物

PART1 更年期ってなに?
 あの不調やこの不調・・・・・・女性ホルモンが減っているせい!?
01 更年期と女性ホルモンの密接な関係
02 女性ホルモンとは?
03 ホルモン管理は脳の仕事
04 更年期に見られる体と心の不調
05 不調は「プレ更年期」から始まる
 あなたのプレ更年期度をチェック
はみだしマンガ その1 「スプーン1杯の思い」

PART2 プレ更年期が始まった?
 何かの不調が出てきたら・・・・・・女性ホルモンをチェックしよう!
06 不調を感じたら婦人科を受診
07 婦人科の受診
08 女性ホルモンの量はチェックできる
09 女性ホルモンの減少の影響を受ける病気
  更年期に気をつけたい病気
10 更年期の不調と似ている病気
はみだしマンガ その2 「すべて更年期のせい?」

PART3 更年期を迎える前に始めたいセルフケア
 あの不調やこの不調・・・・・・放っておかずにセルフケア
11 生活習慣でホルモン減少をストップ
12 プレ更年期からの食事
13 更年期症状を緩和する食材
14 サプリメントで不調を改善
15 ゆるく続けられる運動で症状を軽減
16 睡眠で不調を緩和
17 バスタイムで血流をアップ
18 アロマでホルモンバランスを整える
19 セルフマッサージでリンパを流す
20 メンタルケアで不調を乗り切る
21 婦人科の主治医を持つ
はみだしマンガ その3 「瞑想=迷走」

PART4 更年期治療最前線
 プレ更年期からの辛い症状・・・・・・どうやって治療するの!?
22 通院して更年期を乗り切る
23 プレ更年期には低容量ピル(OC)
24 閉経後はホルモン補充療法(HRT)
25 ホルモン補充療法
26 穏やかに効く漢方
27 体質から効果的な漢方薬を選ぶ
はみだしマンガ その4 「キレイなワタシ」

PART5
 プレ更年期のつらい症状・・・・・・早めの対処で未来が変わる!?
Case01 汗が止まらない!
Case02 体がほてる! のぼせる!
Case03 足腰の冷えがしんどい!
Case04 むくみがひどい!
Case05 めまいがする!
Case06 耳鳴りがひどい!
Case07 イライラして、カッとなる!
Case08 何もやる気が起きない!
Case09 寝つきが悪い、眠れない!
Case10 肩こりがひどい!
Case11 セックスがつらい!
Case12 心臓がバクバクする!
Case13 物忘れが激しい!
Case14 白髪と抜け毛がひどい!
Case15 肌が乾燥してかゆい!
Case16 尿漏れと頻尿がつらい!

更年期にまつわる素朴なQ&A
女性ホルモンを操ってプレ更年期も素敵な毎日に!

著者:対馬 ルリ子 (監修)
出版社 ‏ : ‎ つちや書店 (2019/6/4)
発売日 ‏ : ‎ 2019/6/4
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 144ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4806916714
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4806916710
寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 1 cm

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