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#列車
信州循環の旅~真冬の信州を巡る~
かつて信州には「信州循環列車」というものが存在していた。長野駅発長野行き。途中、篠ノ井・小諸・野辺山・小淵沢・塩尻・松本・篠ノ井・長野に停車するというルートである(のべやま号)。今では途中篠ノ井-小諸間はしなの鉄道に移管され、さらには、いくつかの路線をまたいで運行する複雑さから、二度と復活しないであろう循環列車だ。その、「信州循環列車」のルートを現代でも達成してみようと、今回旅に出たわけである。
大糸線の旅~初冬の大地溝帯を行く~往路編
大糸線の旅にあたって
大糸線は文字通り、長野県の「大」町と新潟県の「糸」魚川を結ぶ鉄道である。現在では、松本から糸魚川を結び42駅を約3時間で運行している。その途中には、北アルプスの山々が見ることができ、そしてまた、地質の大きな分け目となる「フォッサマグナ(大地溝帯)」が通って面白い地形が繰り広げられている。
北陸新幹線が開通してからというもの、松本から糸魚川へ行くには、一旦松本から長野に行き