マガジンのカバー画像

旅記録(国内)

11
ベルンハルト・ツネヒコの旅行記(国内編)です。
運営しているクリエイター

#列車

信州循環の旅~真冬の信州を巡る~

信州循環の旅~真冬の信州を巡る~

かつて信州には「信州循環列車」というものが存在していた。長野駅発長野行き。途中、篠ノ井・小諸・野辺山・小淵沢・塩尻・松本・篠ノ井・長野に停車するというルートである(のべやま号)。今では途中篠ノ井-小諸間はしなの鉄道に移管され、さらには、いくつかの路線をまたいで運行する複雑さから、二度と復活しないであろう循環列車だ。その、「信州循環列車」のルートを現代でも達成してみようと、今回旅に出たわけである。

もっとみる
大糸線の旅~初冬の大地溝帯を行く~往路編

大糸線の旅~初冬の大地溝帯を行く~往路編

大糸線の旅にあたって

大糸線は文字通り、長野県の「大」町と新潟県の「糸」魚川を結ぶ鉄道である。現在では、松本から糸魚川を結び42駅を約3時間で運行している。その途中には、北アルプスの山々が見ることができ、そしてまた、地質の大きな分け目となる「フォッサマグナ(大地溝帯)」が通って面白い地形が繰り広げられている。

北陸新幹線が開通してからというもの、松本から糸魚川へ行くには、一旦松本から長野に行き

もっとみる
ぶらり鉄道の旅①(後編)

ぶらり鉄道の旅①(後編)

一応、前編のあらすじ
長野駅駅→妙高高原駅→直江津駅→名立駅へと移動してきて、名立駅から海辺に向かって歩く。そして、馴染みある「うみてらす名立」を発見した。

1、名立の海辺にてせっかく来たのだから海鮮丼でも食べようかと建物の中を見て回ったが、正直言うとがっかりだった。何もない。お土産コーナーも正直言って、何の魅力もない。
そもそも、名立に過度に期待しすぎてしまっていたのかもしれない。よく考えてみ

もっとみる
ぶらり鉄道の旅①(前編)

ぶらり鉄道の旅①(前編)

1、いざ出発
5月20日土曜日。私は、勝手に自分の中で「良い休日は良い朝を迎えることから始まる。」と迷言を生み出し、良くない朝を迎えた日は本当に、あまり良くない休日になってしまう傾向があるから気を付けないと、と思い生活している。今日は、本当に良い朝を迎えた。久しぶりに爽快な朝だった。こんな日はどこかへ出かけなくては…という思いに駆られ急遽、最寄り駅へと向かった。

朝9時。最寄り駅の長野駅に到着し

もっとみる