石和温泉一泊二日の旅!武田信玄について学び、牛のモ~レツなモ〜攻に果敢に立ち向かった話
こんにちは、水無瀬あずさです。
3/9(土)〜10(日)、我が家4人&義母、義姉で石和温泉に一泊二日で旅行に行ってきました。旅行といいつつ特急でわずか1時間という、いわば近所にちょっと足を伸ばした程度のものではありましたが、次男くんの小学校卒業祝い、受験生になる長男くんの決起会もかねての強行旅行であります。
近場だし一泊二日だし、しかも仕事が超絶忙しいなかの旅行だったので、まあ気晴らしになればいっかーぐらいのテンションだったのですが、思ったより普通に楽しく、充実した旅行になりました。やっぱ下調べって大事だよなとも実感した次第です。
そこで今回は、割と強行軍で敢行された石和温泉旅行についての思い出を語るnoteです。横浜から2時間弱で行けちゃう近場ですが、初めから終わりまで武田信玄とワインの魅力にズッポリ浸れます。日々の暮らしで疲れちゃってる都内や横浜近郊の皆さん、ちょっと羽休めとリフレッシュを兼ねて、週末に石和温泉に足を運んでみてはいかがでしょうか。
旅の始まりはしおり作りから
我が家の家族旅行は、しおり作りから始まります。過去の旅行についてはマガジンを参照してください。
今回も例にもれず、旅のしおり作りをしました。とはいえ前日まで仕事が超絶忙しく、いつもは子どもたちと協力しながら作るのですが断念。ぶっちゃけしおりを作っている暇なんてなかったわけですが、なぜか2時間も費やして割とガチめに作り込んでしまいました。夫からは「え、バカなの?」と言われましたが、だって仕方ないよね作っているうちに楽しくなっちゃったんだから!
ということで今回の旅のしおりをご紹介。私の貴重な2時間の結晶をご覧あれ。
長男の持ち物に「やる気・根気・勇気もりもり」、次男の持ち物に「真実を見極める目力」が入っているのがポイントです。ちなみに次男は目力の項目に、「そんなものは無い!」と×印を付けていました。イケズー。
甲州といえば武田信玄ということで、今回はみっちり信玄について調べました。「生い立ちをざっくりと、でもほどほどに詳しく」と調べ始めたところ、どんどん長くなってしまったので、一生懸命推敲作業をこなしました。時間がないというのににね!
あずさ、あずさに乗る
ということで、今回の旅の思い出などをつらつらと書き連ねていこうと思います。旅は振り返ってこそ楽しいものだと思うんですよね。
今回は珍しく電車旅。石和温泉行きの特急あずさに乗っての旅路です。あずさがあずさに乗るよ!アズサライドンアズサ!と嬉々として叫んだら、長男にチッ!とはげしく舌打ちされました。怒るなよう。
ちなみに特急あずさとは、長野県の清流・梓川から付けられたそうです。私の名前も同じ由来なんですが、母いわく「あんたが産まれてから名前がなかなか決まらなくて悩んでいたとき、たまたまトイレに飾ってあったカレンダーに梓川が載っていて、これだ!と思ったのよね」とのことでしてね。なんか残念ですよね。トイレエピソードさえなければ素敵な由来だねで終われたというのに、母よ・・・!
桔梗信玄餅工場テーマパーク
甲府の観光地と言えばここ!桔梗信玄餅工場テーマパークに行きました。石和温泉駅でレンタカーを借りて、車で15分ほどのところにあります。
桔梗信玄餅は、山梨県の有名なお土産のお菓子です。誰かに貰うことがなければほとんど食べることのないものですが、今回いろいろ調べてみて歴史を知り、なるほど郷土愛が生んだ賜物だなあなどと感じました。当たり前のことですが、何事にも歴史があるんですよね。
桔梗信玄餅工場テーマパークでは、工場見学ができます。ちょうど行ったときは、従業員の皆さんがお昼休憩に入る直前だったので、レーンがほとんど稼働していなかったのが残念。でもいろいろな工場見学に行っていて、なんというか機器のネーミングの独特さというか、なんとも言えないオリジナリティを感じました。どこに独創性を出しとんねん。
なんかよく分からないけど、情熱は伝わりましたよね(ひどい感想)。買い物をする前に、ちょうどお昼時だったのでパーク内にある定食屋でランチをすることに。水琴茶屋というお店です。
お腹がすいていたので、私は漬けマグロ丼を注文。長男は天ぷらそばセット、次男はうどんを頼みました。何とこのお店、お惣菜バイキングがセットで付いています。お得すぎる。
食べ過ぎたけど、桔梗信玄ソフトなるものも食べたくなったので買いました。デザートは別腹だろ!?ってことでね。
このあと、ショップでお菓子やらワインやらをどっさりと買い物をしました。こういう時ってずいぶん買いすぎてしまうほうなので、意識してだいぶ減らしました。それでもかなりの量になっちゃったけどね。次男くんはお友達のために信玄餅キーホルダーを買っていました。かわいいの、これが!お土産でもらったらちょっと嬉しい。当然ながら私も買いましたよ。
甲斐善光寺
大量の買い物袋をレンタカーに詰め、次は甲斐善光寺へ。しおりでは2日目に行く予定だったけど、交通が不便らしく車で行ったほうがいいよねとなり、1日目に行くことにしたのです。2年前に長野の善光寺へは行っていたので、なんかご縁がある感じ。全然関係ないけど、「かいぜんこうじ」を変換すると一番に「改善工事」って出ました。同音異語。
甲斐善光寺は、正式名称「定額山浄智院善光寺」。長野の善光寺と区別するため、甲斐善光寺、甲州善光寺、甲府善光寺などと呼ばれます。甲斐国国主武田信玄が川中島の合戦の折に信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)にご本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したのが始まりとされます。その後は武田氏滅亡により、ご本尊は慶長三年(1598)信濃に帰座。甲府では新たに、信濃善光寺の前立仏として造立した善光寺如来をご本尊と定め、現在に至ります。
参考:Wikipedia、甲斐善光寺公式Webサイト
長野の善光寺は実に雄大で観光客も多く、参道も長かったので、そのイメージで行ってみたところ・・・思ったより寂れていたひっそりしていた件。しょぼん。
我が家は割といろいろなお寺や神社に行くほうなので、なんとなくこの機会に御朱印帳を買ってみました。お出かけの楽しみがまた一つ増えたな。
思ったより時間をつぶせなかったので、割と近くにあると言う武田神社にも立ち寄ろうかという話になりました。
武田神社
武田神社は、その名のとおり武田信玄を祭神とする神社で、信玄の父・信虎が永正16年(1519年)に石和から移した躑躅ヶ崎(つつじがさき)館跡にあります。躑躅っていつも一瞬「どくろ」って読んじゃう。
行くかどうかも分からなかったので、大して調べもせずに行ってみたわけで、「どうせちょろっと小さな神社なんだろうから、一瞬で参拝し終わるわ」などと思っていたのですが、行ってみてビックリ。甲斐善光寺よりも全然栄えている!駐車場もいっぱいで、少し遠くにある第二駐車場に車を停めました。
ということで、さっそくお参りをしました。武田信玄は勝運が強かったことから、武田神社は勝運を授かるパワースポットとして近年人気なんだとか。境内は若い人から家族連れでにぎわっていました。信玄さんってすごいんだなあ。
信玄さんにあやかった勝みくじなるものがあったので、私も子どもたちとともに挑戦しました(おみくじって挑戦するものでもない気がするけど)。
結果はなんと・・・大吉!おおお!今年の初詣では末吉とか微妙なのしか出なかったのだけど、武田神社で大吉とか、なんか幸先良い気がする!信玄ッチありがとう!(早速祟られろ)
武田神社の境内には、歯の神様が祭ってある白山社なる小さな社もありました。なぜここに歯の神様が祭られているのかは調べても分かりませんでしたが、調べてみたところ「歯の神様として信仰されている白山神社は数多くある」とのこと。まさかと思うが、歯が白いから白山なのか・・・?
参考:歯の神様|歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020
お賽銭を入れて手を合わせながら「この世界から虫歯を撲滅してください」とお祈りしたら、隣で長男が「無茶ぶりィ!」と叫んだのが面白かったです。彼には笑いのセンスがあると思う。
境内にはほかにも宝物館があり、大人300円、小・中学生150円で入館できます。刀の他に鎧や文献などが展示されており、小ぢんまりしながらもなかなか充実した内容となっています。とくに重要文化財の太刀「吉岡一文字」の存在感がすごい!私、別に刀剣女子とかじゃ全然ないんですけど、「なにこれチョーかっこええやん!」とド興奮しました。
信玄の墓と河尻塚
武田神社の近くに信玄の墓もあるということなので、もうこうなったら武田信玄尽くしで行くしかないっしょ!って感じで行きました。
お墓といえば、思い出されるのは平将門公の首塚です。都内の一等地にありながら、えも言われぬ厳かな雰囲気が印象的でした。
将門公のは首塚なのでちょっと違うけど、信玄の墓も不思議とそこだけ空気が澄んでいるような、背筋がすっと伸びるような気持ちにさせられました。なんか元気をもらった感じ。
信玄の墓の近くに、河尻塚なる表記も発見。なんこれ?と思って見に行ってみると、かつて織田信長に仕えた河尻秀隆が、本能寺の変で信長が死んだあと農民たちの一揆に斃れ、圧政の恨みから逆さに埋められた塚というものなんだとか。これがですね。写真を撮ってみたところ、こんなんなりましてね。
「え、こわ」と夫。というのも不思議なことに、訪れたとき塚は完全に日陰になっており、陽は全く無かったと言うのです。え、こわ。じゃ、この光は一体・・・いや考えるのは止しましょうねフハハ。
観光案内所でワインの飲み比べ
レンタカーを返却し、ホテルのお迎えバスの時間まで少しあったので、石和温泉駅前にある観光案内所に立ち寄りました。何でもワインの試飲ができるとか。山梨はぶどうの産地だから、ワイナリーがたくさんあるみたいです。
観光案内所の奥に入ると、ワインの自動販売機みたいなのがありました。
左にある機械を操作してお金を入れ、左側のプラスティックの小さなワイングラスを取ります。
ちょっとした時間つぶしに立ち寄っただけでしたが、かなり楽しめて満足。夫と二人で3杯飲みましたが、量もちょうど良かったです。全種類飲んでみたいなあ。
ちなみにご当地温泉むすめのNFTもありました。うーん、なかなかやりおる。
石和温泉とホテル飯
今回は近場の旅行ということで、メインは温泉と食事です。じゃらんでいつものごとく口コミをチェックしつつ選びました。ズバリ、石和常磐ホテル!
なかなか年季の入ったホテルでしたが、スタッフさんがあちらこちらで目を配っており、手入れの行き届いた素敵なところでした。温泉も良かった!
売店前にはアヒルちゃんの大群が陣取っていましたよ。カワヨ。
お食事は甲州牛プレミアム会席とかいう一番いいやつにしてみたら、これがなかなかに、とにかく牛の圧がすごいメニューでありました。いや、とても美味しかったのだが。牛が牛が!!
肉、もうええがな!!と言いたくなるほどの牛のモ~レツなモ〜攻であります。ヘルシー志向+節約のため鶏の胸肉ばかり買っている我が家には、もはやカロリー負荷が高すぎるのであります。これはもうすべてをウシなう覚悟で臨むしかないのであります。
食べ物がとても美味しかったので、一緒にビールを美味しくいただきたかったのだけど、お腹が膨れて全然飲めないよウシめ!って感じでした。もう牛は当分いいやっていうね。家族全員、太田胃散を飲んで寝ました。
で朝。のんびり起きて温泉に浸かって、疲れた胃腸を休めたあとで、ふたたび朝ご飯の猛攻がやってきました。くっ、今日こそは返り討ちにしてくれるわウシめー!と身構えたけど、ウシはいませんでした。
ふははウシめ、私に恐れをなして逃げたな!思ったら、「ご飯は牛丼です」とか言われてホワッツ!?となりました。朝から牛丼て!さながらウシのデスマーチのようdeathね!牛丼は白米に変えられるというので、当たり前のように白米をお願いしました。ちなみに夫・長男・次男は牛丼を頼んでいましたが、意味が分かりません。ウシに魅入られた猛者たちめ・・・!
お腹もパンパンだったので、食後は部屋でまったりくつろぎ、11時にチェックアウトしてホテルを後にしました。ゆっくりできて幸せだったなあ。
甲府駅周辺を散策
ホテルの送迎バスで石和温泉駅に着いてすぐ、夫が「あっ!!」と叫んだのでビックリ。ホテルの金庫に財布を入れたまま忘れていたというのです。アホやーん!慌ててタクシーでホテルに引き返し、財布を手に戻って来るというすったもんだがありました。ドンマイ。
石和温泉駅から甲府駅へ移動し、荷物をコインロッカーに預けてから散策します。まずは駅前にある武田信玄公の像!
今回の旅行は武田信玄に始まり武田信玄に終わるのが良かろうということで、最後のお礼参りです。信玄さん、2日間お世話になりました。
続いて、すぐ近くにあるという舞鶴城公園へ。桜の名所らしいので、もう少ししたらきっとキレイなんだろうなあ。
朝食もボリュームがすごかったので、公園を歩き回るのはいい運動になりました。なかなか消化しなくてさ・・・。近くでお祭りっぽいのをやっていたので見に行ったら、SDGs関連のイベントでした。あんまりおもしろくなかったので早々に撤退。
続いて、レトロな町並みが再現されたという甲斐夢小路へ。川越みたいな感じかな?買い物しようウキウキ★と思っていましたが、思っていたより小ぢんまりとしていて、あっという間に見終わってしまったのが残念。
でもパワーストーンのお店でアクセサリーを買えたので私は満足。川越でも買ったんだよね。小江戸のお店にはパワーストーン屋さんが定番なのかしら。長男くんも珍しく「なんか気に入ったから」という理由でアメジストと石を買っていました。受験に向けてパワーを貰えるといいよね。
結び
帰りの特急はあずさではなく「かいじ」でした。ざわ・・・ざわ・・・を想像した人、間違いです。漢字で書くと甲斐路。特急は山梨までだとかいじ、長野までだとあずさになるんですって。なるほろ。
家に帰ってきてほっと一息ついて、甲府駅で買った駅弁を夜ご飯にしました。旅の終わりは寂しいけど、また行きたいから頑張って働こうってなります。そのためにも、体に気をつけて健康に過ごさなくちゃですな。ちなみに帰ってから体重を測ったら1キロ普通に増えていました。1日で1キロて。。おのれウシめー!!
最後に、今回の旅の戦利品!
また家族で旅行にいけますように!という願いを込めて、今回の旅日記を終えたいと思います。果たしてここまで7000字、読み切ってくださる方がいるのか?って感じですが、最後までありがとうございました。
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