魂のインプレッション
前回は、「魂に良いインプレッション(サンスカーラ)を残すような人生を!」ということでメッセージを発信しましたが、それと関連して本日も一つ。
アーユルヴェーダでは、人という存在には3つの層「身体ー心ー魂」があると考えます。 ホリスティックに考えるというのは、一つの意味として、その人をこの3つの層「身体ー心ー魂」のレベルで理解して考えることを意味します。
そして、身体よりも、心の影響の方が強力で、心よりも魂の影響の方が強力です。 つまり、「肉体的身体で行うこと」と、「心で思う意図」、どちらが影響が強いかというと、「心で思う意図」の方がより影響力が残ります。 ですから、例えばもし誰かがあまり純粋ではない意図を持って、一見良い行動をしたとすれば (例:自分の名声のために寄付するなど)、行動よりも行動の背景にある意図が魂の方に残ります。 つまり、その行動は、魂にはあまり影響を及ぼさない実のない行動になるか、もしくはマイナスの影響が残ります。
逆の例として、もし誰かが寄付したいけど、お金がないので1万円しか寄付できないが、心の中で「もし自分が金持ちだったら、もっと100万円くらい寄付したかった。」と意図したとすれば、魂にはまるでその人が100万円寄付したかのような影響が残ります。
なので、肉体で行う行動はせっかく良い行いをするのであれば、心で思う意図も良い純粋な意図を意識して行った方がいいですね。
そして、いつもどんな時も、心で良い純粋な意図を持つことです。
また他人について意見をする時は、その人の行動だけを見るのではなく、心(意図や思い)、そしてその人の魂レベルでの理解力も考慮することが大切ですので、こういう理解があると、むやみやたらに相手が肉体で行った失敗や一見不愉快な言動も、いちいち腹を立てたり、心が振り回されることなく過ごせるかと思います。
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