arutsuma

中小企業で働く会社員。 そしてアルコール依存の夫を持つ。

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最近の記事

境界性パーソナリティ障害

久しぶりの投稿。 夫が復職して4カ月。 毎日飲んでるよなという感じはありつつも、大きく荒れることなく過ごせていた。ときどきひどく酔ってはいたけど気が振れたような行動はなかった。 しかし、最近になってひどくなってきた。 そう、恐怖のウイスキーの瓶だった。 そこに手を出し始めるとやはり逃げるしかない。 朝起きると、前には戻りたくないと必死になっている。 だけど仕事が終わるともう人格が変わっている。 マンションを契約していたが、ほぼ使うことなく7万近くを払い続けていたので、この

    • 復職後の話

      長い間投稿できずにいたのですが、近況から言うと夫は復職しました。 休職してから復職までのこと、そして復職してからの心境の変化などを久しぶりに投稿しようと思う。 さすがに時系列に細かく書きすぎたところもあるので近しい人や夫の職場の人なら気付くのではないかと思うので病気のことは有料で投稿します。 復職にあたっては、時期をいろいろ悩みました。理由はひとつ。

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      • アルコール依存夫は反省のフリ

        義母の家で寝ていた夫は、私が12時〜12時45分まで昼休憩で自宅に戻ってくるのを知っているからそれを避けて翌日13時頃に家に帰ってきたらしい。 その後、ひたすら自室にこもっていた。 翌日もその翌日も。 私がいない隙をみて食事をしたり、風呂に入っているようで一体何がしたいのかわからない。反省のフリなのか。 おそらく離婚の話を避けていて、ほとぼりが冷める頃にじわじわ家族ごっこを始めるつもりだ。そもそもほとぼりが冷める前に今日顔が赤かったと息子から聞いた。飲んだ確証はないがおそ

        • 卒業式

          大スリップの翌日は次男の高校の卒業式だった。 ぐだぐだに寝ている夫をそのままにしておくのも危険なので、叩き起こして連れて行った。式の間中、何度も「あぁ…うっ…ゲフ」と言いながらなんとか席に留まることができた。 なんというか、入院で痩せてるのもあるしビジュアルも悪くないので、まぁまぁスーツ姿が似合っているのでごまかしきれたという感じ。 その日はあまり語らず、翌日も反省もありなんとか大丈夫。ただ3日くらいしかもたない。少し開き直りはじめ、私が仕事に行くとどうやら怪しいらしい。

          簡単じゃないな

          2月24日に夫が退院した。そこまでしか伸ばせなかったからだ。 夫はというと2月に入ってから、ときどき怪しいなと思うことが増えた。 LINEの文章がやけにテンション高かったり、もう離婚すると言い出したり…あぁ、飲んどるな。と大きく落胆。 ただ16時に病院へ帰りチェックするとひっかからない。だから誰にも注意されない。もっと病院も強化しろよ!と言いたくなることもあったが、結局自分自身が意識しないと何も変わらないから言うのはやめた。 夫にも何度かは伝えたが「飲んでない」というばか

          簡単じゃないな

          近況

          クリスマスからかなり久しぶりの更新。 年末年始はカニやおいしいものを食べたりして穏やかに過ごした。といっても1週間に1日だけの外泊なので、元旦の夕方にはまた病院へ送った。とにかく好きなものをたくさん食べたり、友人も来てくれたりと賑やかではないがとてもゆるやかな楽しい時間を過ごせた。不定期にある動悸が気になっていて血液検査の結果が出たら、先生に言うとのことだった。 そして年明けの検査の結果はリチウムの血中濃度が0.45だった。基準値は0.6〜1.2くらいとのことだが状態は安

          外泊

          この土日は外泊許可をもらって夫が帰ってきた。 別居期間があったから約2ヶ月ぶりに自分の家に帰ってきたわけだが、違和感はない。素面のお父さんがいることでやっぱり子供たちも嬉しそう。 少し早めにクリスマスらしいことをして、たくさん食べてワイワイしゃべって数ヶ月ぶりに穏やかに過ごせた。 帰りには村上春樹の本を読みたいと言い、数冊ブックオフで購入した。1冊はノルウェイの森で、もう半分読んだと連絡があった。読みやすくて子供たちの年代にあったものだからおすすめしたいとのことだった。 漫

          本の話

          入院中の夫にはまた別の本も渡した。チャンス大城の「僕の心臓は右にある」。芸人の本は読みやすいしおもしろいので読んでくれるかなーくらいの気持ちで。そしたらおもしろかったから星野源も読んだとの電話。 「なんか俺もいろいろあったから何か書きたくなったわ。」と言っていた。 次もなんかエッセイみたいなん持ってきてほしいと催促までしてくれた。 いつまでも外出禁止で確かにイライラはするけど、まさか自分が本とか読むとは思っていなかったと自分でも驚いていた。 私が本を読み出してから、いままで

          主治医との面談

          今日は主治医との面談でした。 前回の入院では10時〜16時までの自由時間があるにもかかわらず喫煙欲求を訴えていたが、「今回は完全に禁煙してるので、欲求がほぼなくなっているしかなり落ち着いていますね。実はこちらもかなりびっくりしてるんです。」と言われた。何かあったのかと思うくらい調子もいいみたいで、抗うつ剤も今は飲んでいない。あとジアゼパム?だったか飲酒欲求の離脱を助ける薬もこれから減薬しながらやめるとのこと。入院患者の中でも一番症状は安定しており、医療保護入院でこれまでと違

          主治医との面談

          双極性障害

          入院する数日前のこと。 躁鬱の症状が少しあるとのことで、炭酸リチウムという薬が処方された。 もうこのときは別居していたので直接聞いたわけではないが、鬱の症状が強いのと攻撃性があったり衝動的な行動をしている傾向があると。 これまでは抗不安薬が主だったが、それを減らしたりと薬をいろいろ変えたらしい。炭酸リチウムの効果は2週間くらいたたないとわからないので血液検査を定期的に行い、調整していくらしい。 夫曰く、抗不安薬は副作用があり、飲むとだるいとか無理矢理眠らされるような感覚があ

          双極性障害

          面会

          木曜日にひたすら文句を言われたので、金曜日ほぼ無視した。 無視したというのは雑な言い方だが、どうしようもないし、慰めようものなら「適当なこと言いやがって!」と怒鳴るからだ。 ただ毎日病院へは様子伺いのために電話はしていた。問題行動ないですよということだったので家族としては見守るしかなかった。 そして土日に面会に行ってきた。 面会時間は30分で義兄と一緒に行ったが、前半は最悪だった。 とにかく喫煙欲求が我慢できないと気が狂いそうだということだった。 義兄も「今だけやから!おま

          私のこと

          今は夫に振り回されてばかりの生活だが、私は夫が好きです。 私は若いころから流行りの服を着たり、カラオケや飲み会なども頻繁で、社交的に見られていた。家では「鉄砲玉」と言われ、一回出たら帰ってこないという意味らしいが、とにかく夜遊びも多かった。けれど実は一人が大好きで、一日ダラダラ過ごしたり本を読んだり、梅仕事や柚子仕事、味噌づくりなど地味なことをしているときが一番好きで、本当の自分とみんなとは感覚が合わなかった。ずっと自分を隠していることが多い10代だった。20代前半で結婚し

          私のこと

          ほんとうにアルコール依存症なのか

          前の記事で2回目の医療保護入院と書いてましたが、正確には1回目は任意、2回目が医療保護です。 1回目の入院の経緯は、仕事のストレスから飲酒がやめられない状態で飲酒運転や家での問題行動、睡眠不足、睡眠障害などから本人ももう限界かもという状態だった。しかし離脱症状もなく、飲酒欲求もない。おそらく入院中の飲酒もあっただろうが、チェッカーにはひっかからない状態で、アルコール依存じゃないかも…という感じで、結局退院。 2回目は、前の退院から約4ヶ月半で退院前と変わらずウィスキーで3

          ほんとうにアルコール依存症なのか

          アルコール依存に向き合う

          夫はアルコール依存症だと認めている。これまで数えきれないほどの失敗や犯罪行為を繰り返しているからだ。 だから近所の診療内科からの勧めでアルコール依存の専門クリニックにも行った。結果、アルコール依存の薬ももらったが飲酒は治らない。安定剤とウイスキーを一気に飲み、錯乱状態になり警察のお世話にもなった。もちろん被害届などは出していないのですぐに帰ってきたが、それを機に自助グループにも家族で参加してみたが、自分には合っていないと言ってダメだった。ミーティングの帰りにはみんなとがっちり

          アルコール依存に向き合う

          アルコール依存症という前に

          前の記事にも書いたが、アルコール問題以前に心に闇があった。 夫は何かと依存するくせがある。食べ物や服、人などとにかくほどほどがなくそればかりを手に入れたがる。そして突然飽きる。 ただ人に関しては違う。束縛をするし、一人は嫌がる。 そして厄介な性格だ。学歴のことを言われると憤慨する。自分の好きなことは相談なしに勝手にするが、仕事や手続き、書類関係などはわからないからと人に任せる。押し付ける。わからないと思われたくないからかもしれない。そんなことでは成長しないし、結局仕事に繋がっ

          アルコール依存症という前に

          アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)

          大きく変わったのは数年前から。夫の友人Aが夜逃げをしてきて行くあてもなく最後の電話というつもりでかけてきたのか、助けてほしかったのかわからないが、流れで家に住まわせることになった。 その友人Aはバーをしていたせいか、自分の立場もわきまえず毎日酒を買ってきては飲むようになった。大量にのむことはないし、酒癖も悪くない。夫も最初は久しぶりの友人との会話に嬉しそうにしながら、少し酒の量が増えていった。そして友人Aの身内が行方不明者とし荷物を引き上げて、徐々に家にいることを伝え家族と繋

          アルコール依存が進んでいった経緯(家族談)