主治医との面談
今日は主治医との面談でした。
前回の入院では10時〜16時までの自由時間があるにもかかわらず喫煙欲求を訴えていたが、「今回は完全に禁煙してるので、欲求がほぼなくなっているしかなり落ち着いていますね。実はこちらもかなりびっくりしてるんです。」と言われた。何かあったのかと思うくらい調子もいいみたいで、抗うつ剤も今は飲んでいない。あとジアゼパム?だったか飲酒欲求の離脱を助ける薬もこれから減薬しながらやめるとのこと。入院患者の中でも一番症状は安定しており、医療保護入院でこれまでと違う生活にしたことがいい治療になっていたようだった。また診断としては適応障害がメインでそれによるアルコール依存ということだった。双極性障害という話もしていたが、攻撃性や感情のコントロールが効かない状態があったので、気分障害が含まれているといった感じかなと判断されていた。これまで通り気分安定の炭酸リチウムは続けていくという話だった。十分回復はしていける状態ですと言っていただけて少し安心した。
私から見ても安定はしているようだが、復職できるかどうか不安に思っているようで、会社にうまいこと言ってなとか、誰かから連絡あった?と気にしているようだった。これはまぁ携帯も持ってないし、誰でもが気にすることかもしれないが、何でも気にしすぎるところは治ることはなんいだろうかと思う。とはいえ、頑張ってるからあれ買ってだのこれ買ってだのと家族にはは図々しい。もちろん医療につなげてくれたことへの感謝などもしていないようなので私としては不満もある。「捕まるよりはマシやろう」と何度も義兄からも言われてはいたが、それ以上に入院したくないのに入院させられたと思っているみたいだった。先生はまだその辺はゆっくり理解していってもらいましょうと言っていた。
今は暇だから漫画を読んだり洗濯したりしていると言っていたが、今後退院して自由を与えられたときに、お酒やたばこ以外にお金のかからない自分時間の過ごし方を身につけなければいけないと感じてほしい。疲れたしイライラするから酒!たばこ!だったのを、ゆったりテレビ見たり、漫画を読んだりなどしてくれたらいいのになぁというのが理想。
どうせなので持って行った漫画の話。
漫画は長男の持ち物で、ドラゴンボール完全版を14巻まで。
あとスラムダンク全巻。チェンソーマン、SPY FAMILY、稲中卓球部全巻。だったかな?
漫画はなんとか読んでいるので、文字ばかりの本もいれた。
星野源の「そして生活はつづく」と湯本香樹実の「夏の庭」。
どちらも読みやすく、夏の庭は映画を見たことがあると言っていたような気がするから密かに入れておいた。読んだとも何とも言っていなかった。
ちなみに私が一番好きな漫画はぶっちぎりで「ときめきトゥナイト」!
もうこれは何十年たっても大好き!
一条ゆかりさんの本も話はおもしろいし絵も好きだしかなり読んだ。谷川史子さんは絵のタッチも話もむちゃくちゃはまった。萩岩睦美さんは絵の雰囲気がたまらなく好きだったなぁ。そういえば稲中卓球部は高校生のときに授業中まわし読みをしてみんな笑いをこらえるのに必死だったな。当時は単行本は360円くらいだった気がするのに今は値段上がってるんだってね!時代だわ!
ついでのついでに本の話。
私は小説などの本を読むようになったのはここ数年前の話で、本の世界は衝撃だった。読み終わるとこれまで見ていたものや人が違って見えたことがおもしろくて、いろいろな本を読むようになった。あと読んだあとに達成感とはちがう幸福感?知識の貯金のような感じがしてたまらない感覚になった。
私の実家には昔から絵本などもなく図鑑ばかりだったので、よく幼馴染の家に行ってはいろいろな絵本を読んだ。小学校時代はこまったさんシリーズも読んだし、タンタンもよく読んでいた。本が好きだったんだなぁと改めて感じ、それから芸能人のエッセイから入り、ジャケ買いなんかもしつつおすすめの本を友人から聞いたりして少しづつ読むようになった。酒井順子さんの「おばさん未満」もゲラゲラ笑って妙に共感できた。詩も気になり出してくどうなおこさんの詩集などもいくつか持っている。瀬尾まいこさんの本は読みやすくてすぐに買ってしまう。
夫は本よりは映画が好きでむちゃくちゃ詳しい。映画とは違う世界も感じてほしいなというのは私のエゴかもしれないが、映像とは違う感情の細かな部分を想像してほしいなと思う。これは両方みて感じることだが、やはり表情だけでは見過ごしている部分があるので、想像することが大事だと思っている。「何を考えているかわからん」とか「どういうつもりで言ったんやろ」など人との関係で悩んでいるときは、結構本にヒントらしきものがあったりする。理想の理想のずーーーっと理想だけれども、本を渡せたことで一歩は踏み出せた気はする。