「足るを知る」ということ。
足るを知る – 自分の価値に気づく一歩
こんにちわ、ウェルネスナースのあやです!
36年間、私は欠乏感や自己肯定感の低さと向き合いながら生きてきました。
看護師として16年、ウェルネスナースとして
心と体のバランスの大切さを伝えていますが、その私自身が「自分は十分ではない」という感覚に支配されていました。三兄弟の育児に追われる日々、仕事と家事の両立…
周りではキラキラとうまく経営しているビジネスマン
常に何かが足りないと感じ、もっと頑張らなければならないと自分を追い詰めていました。
そんな中で出会った言葉が「足るを知る」でした。
この言葉は、中国の古典『老子』に由来する言葉で、
「知足者富」(足るを知る者は富む)という教えがあります。
これは、物質的な豊かさではなく、今の自分にあるものを受け入れ、感謝する心を持つことの大切さを説いています。
初めてこの言葉に触れたとき、それがどれほど深い意味を持つのか理解できませんでしたが、
今ではこの教えが私の生き方を支える一つの柱となっています。
欠乏感に囚われた日々
振り返ると、私の人生は常に「もっと」を追い求めるものでした。「良い母親でいなければ」「仕事で結果を出さなければ」「家族が幸せに暮らせるように」…
そういったプレッシャーに縛られ、自分の価値を否定する毎日でした。
特に育児では、三兄弟それぞれに寄り添おうと必死になる一方で、「こんな自分でいいのか」と迷うことばかり。
他の家庭と自分を比較し、「私は足りていない」と感じる日々は、自分自身を傷つけるばかりでした。
その結果、心に余裕がなくなり、目の前にある幸せや小さな奇跡に気づけなくなっていました。それはまるで、砂漠で水を探して走り続けるような感覚でした。
足るを知るという考え方との出会い
ある日、疲れ果て・やることに追われて忙しく、何もかも嫌になり涙流していた私を迎えたのは、
三兄弟の無邪気な笑顔でした。
その瞬間、「この笑顔があるだけで十分じゃないか」と
心が揺れたのを覚えています。
完璧を求めなくてもいい、今ここにあるものに目を向けるだけでいい—そう気づいたとき、私の中で何かが変わり始めました。
そこから、「足るを知る」を生活に取り入れるための
小さな実践を始めました。そのいくつかをご紹介します。
これまでのブログを読んでくださった方は
すでに何度か聴いたことがあると思います。
足るを知るための小さなステップ
感謝のリストを書く 毎朝、または気がついたとき、その日に感謝できることを3つ書くようにしました。「子どもたちが元気に登校した」「コーヒーをゆっくり飲めた」「仕事で患者さんから笑顔をもらえた」など、本当に些細なことで構いません。書き出してみると、日々の中に多くの幸せがあることに気づきます。
2 比較を手放す 他人と自分を比べない努力をしました。私たちにはそれぞれの「幸せの形」があります。他の家庭や仕事の状況と比べるのではなく、自分たちの生活の中にある価値を大切にすることを意識しました。これ最初はなかなか難しいのです。だって比べたくなくても無意識に脳はそのことを考えていますよね・・ なのでこれもトレーニングなんです!
3 瞑想や深呼吸を取り入れる 忙しい毎日の中でも、1、2分だけ目を閉じて深呼吸する時間を作りました。私がよくするのは、車内で信号待ちの時。「今この瞬間、自分は何を感じているのか」を見つめ直すことで、不安や焦りが和らぎ、心が穏やかになるのを実感しています。
足るを知ることで広がる心の世界
「足るを知る」を意識して生活するようになり、私の心は少しずつ軽くなっていきました。それまで欠乏感に囚われていた私が、今では「これで十分」と思える瞬間を増やせるようになりました。
たとえば、育児では子どもたちが喧嘩をするたびにイライラしていましたが、今は「これも成長、経験しているんだ」と思うことで気持ちがラクになります。仕事でも、完璧を目指すのではなく、「今日も患者さんと向き合えた」「ミスなく終えられた」という事実に感謝できるようになりました。
この心の変化は、私だけでなく、家族にも良い影響を与えています。私が落ち着いていると、子どもたちも安心して過ごせるようになり、家全体が温かな空気に包まれるようになりました。本当にお母さんは家庭の太陽だなと実感するんです!なので子供たちは私の顔をよく見つめてきます(笑)
あなたも「足るを知る」を始めてみませんか?
「足るを知る」は、特別な道具やスキルを必要としません。今日から、今ある幸せに気づく小さな練習を始めてみてください。
意識して感謝できることを思い浮かべてみる。(書けたら書く)
朝目覚めたとき、「今日も新しい一日を迎えられる」ことに感謝する。
忙しいときほど、1分間だけ深呼吸して自分と向き合う。
欠乏感にとらわれる生活から抜け出す第一歩は、「足りない」を探すのではなく「ある」に目を向けることです。 私たちはすでに多くのものを持っています。それに気づき、感謝することで、心の豊かさが広がります。
今日から少しずつ、「足るを知る」生活を始めてみませんか?あなたの心に余裕と温かさをもたらす、最初の一歩になるはずです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
引き続きこのnoteでは、あなたがあなたらしく
人生を楽しめるような導きをしていきたいと思っています。
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