マーケットフィット観測所

「課題は存在しているけれど、まだ市場で確立されていないプロダクトの受容性調査」(PMF調査)を実施・受注しています。 また、スタートアップやプロダクト/マーケットフィット(PMF)に関連する情報や取り組みを載せていきます。

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マガジン

  • 世界をもっとよく理解する調査|Askabout

    「世界をもっとよく理解できるようにする」をミッションとしてAska Intelligenceが実施した調査結果をレポートして掲載しているマガジンです。

  • Aska Intelligence

    合同会社Aska Intelligenceのサービス内容や、アンケート調査やデータ分析など、事業に関連する記事を載せていきます。

  • 因子分析の導出(ダイジェスト版)

    Zennで販売している本『因子分析の導出 -古典的な方法の理解のために-』のポイントをいくつか抜粋したダイジェスト集です。

  • ライトニング・サマリー ブログ

    主にLLM論文のまとめです。YouTubeチャンネル『Lightning Summary』の動画を制作する上で整理した内容をまとめたものです。動画には入れられなかった内容も含まれています。

  • ちょっとディープなデータ可視化の話

    入門書には載っていないような少しディープなデータ可視化の内容について解説していきます(比較的詳しい洋書や学術論文の抜粋解説、独自の解説記事など)。 ディープといっても雑学的な内容が多めです。(一部数学寄りの内容あり) 可視化の入門書はたくさんありますが、その手の書籍で少し物足りないなと感じたと感じた方は楽しんでいただけると思います。

最近の記事

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『Canva』の歴史 - スタートアップ紹介

これまでたまにnoteに記事として書いてきたスタートアップ紹介ですが、YouTube動画にする方向性を試してみました。 今回は、デザインの民主化を実現したSaaSツール、 『Canva』のお話です。 需要があれば、週1回くらいのペースで出していこうと思っていますので、 ご興味ある方はぜひチャンネル登録お願いします。

    • Y Combinatorアドバイザーが教える潜在顧客への"話しかけ方" 〈1〉|話しかけ続けることの重要性

      本シリーズでは、スタートアップの潜在顧客への"話しかけ方"についてご紹介します。 本シリーズの内容は、Y Combinatorアドバイザーであり、Airbnbでグロースチームのマネージャーも務めたことがあるグスタフ・アルストレーマー(Gustaf Alströmer)氏の解説動画 "How to Talk To Users"を元にしています。 本シリーズの内容は以下の4つです。 なぜ創業者たちはユーザーと話し続けるのか どのように潜在顧客を見つけ、話しかけるか どの

      • サム・アルトマンの歴史〈4〉 |深層学習の研究開発をする:「大規模化すればするほど良くなるはずだ!」

        このシリーズでは、2024年11月8日にY CombinatorのYouTubeチャンネルより公開されたサム・アルトマン氏のインタビュー動画を一部抜粋し、翻訳したものをご紹介します。 ゲイリー・タン: ディープラーニングの話ですが、もう一つの大きなアイデアとして「スケールする(訳註:大規模化する)ことで性能が向上するはずだ」というものがありました。 これも当時は異端的な考え方とされ、多くの批判を受けていましたよね。 サム・アルトマン: はい、当時の核心的な信念の一つは「

        • サム・アルトマンの歴史〈3〉 | 『OpenAI』を立ち上げる:「研究所をもう一度作るべきだ!」

          このシリーズでは、2024年11月8日にY CombinatorのYouTubeチャンネルより公開されたサム・アルトマン氏のインタビュー動画を一部抜粋し、翻訳したものをご紹介します。 ゲイリー・タン: 『Loopt』を立ち上げ、その後『Green Dot』に売却して、最終的にY Combinatorで一緒に働くことになりましたね。 Y Combinator Researchの初期の頃について話してもらえますか? あなたがY Combinatorにもたらした素晴らしい点の

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        記事

          サム・アルトマンの歴史〈2〉| Y Combinatorに参加する:「いえ、僕は2年生です。今すぐ参加します。」

          このシリーズでは、2024年11月8日にY CombinatorのYouTubeチャンネルより公開されたサム・アルトマン氏のインタビュー動画を一部抜粋し、翻訳したものをご紹介します。 ゲイリー・タン: 以前、Paul Graham(P.G., Y Combinatorの創業者)が私たちを集めてY Combinator(Y.C.)を立ち上げた話をしていましたよね。 あなたがY.C.に参加した経緯についても語ってくれました。 当時、彼はあなたに 「君はまだ大学1年生だろ?次

          サム・アルトマンの歴史〈2〉| Y Combinatorに参加する:「いえ、僕は2年生です。今すぐ参加します。」

          サム・アルトマンの歴史〈1〉| 19歳で『Loopt』を創業してみたものの...

          このシリーズでは、2024年11月8日にY CombinatorのYouTubeチャンネルより公開されたサム・アルトマン氏のインタビュー動画を一部抜粋し、翻訳したものをご紹介します。 ゲイリー・タン: 19歳でY Combinatorに参加して、『Loopt』という会社を立ち上げましたね。これはiPhoneの「友達を見つける」のような位置情報サービスですが、Appleがこの機能を作るよりも前の話でしたよね。 なぜそのアイデアに惹かれたのですか? サム・アルトマン: 当時

          サム・アルトマンの歴史〈1〉| 19歳で『Loopt』を創業してみたものの...

          スタートアップ語録 〈4〉|TAM, Valuation, IPO, ARR/MRR

          本シリーズの最終回です。 スタートアップ界隈でよく出てくる単語で、何を意味しているのかよく分からなかったり、なんとなく理解しているけれど説明はできないものってないですか? Y Combinatorのダルトン・コールドウェル氏が解説した内容を基に、スタートアップ界隈でよく出てくる単語の解説をします。 TAM (総潜在市場規模)Total Addressable Marketの略です。 これは、製品の潜在顧客すべてがその製品を購入した場合に得られる理論上の収益を指します。

          スタートアップ語録 〈4〉|TAM, Valuation, IPO, ARR/MRR

          スタートアップ語録 〈3〉|Convertible Note/SAFE

          さて、今回もスタートアップ業界でよく使われる単語を簡単に紹介していきます。 今回もY Combinatorのダルトン・コールドウェル氏が解説した内容を基に、スタートアップ界隈でよく出てくる単語の解説を… する予定でしたが、コールドウェル氏の説明はあっさりし過ぎていて正直ちょっと分かりにくいと感じたので、別のサイトを参考にして解説していきます。 Convertible Note / SAFEConvertible NoteとSAFE(Simple Agreement fo

          スタートアップ語録 〈3〉|Convertible Note/SAFE

          スタートアップ語録 〈2〉|PMF, Bootstrap

          スタートアップ界隈でよく出てくる単語で、何を意味しているのかよく分からなかったり、なんとなく理解しているけれど説明はできないものってないですか? 本シリーズでは、Y Combinatorのダルトン・コールドウェル氏が解説した内容を基に、スタートアップ界隈でよく出てくる単語の解説をします。 前回の内容はこちらです: PMF(プロダクト・マーケット・フィット)PMFというのは通常「PMFする」といった感じの動詞として使われます。 プロダクトマーケットフィット(している)と

          スタートアップ語録 〈2〉|PMF, Bootstrap

          スタートアップ語録 〈1〉|MVP, VC, エンジェル投資家, シード・ラウンド

          スタートアップ界隈でよく出てくる単語で、何を意味しているのかよく分からなかったり、なんとなく理解しているけれど説明はできないものってないですか? Y Combinatorのダルトン・コールドウェル氏が解説した内容を基に、スタートアップ界隈でよく出てくる単語の解説をします。 MVP (Minimum Viable Product)最優秀選手…ではありません。 日本語でいうと、「最小限の実用的な製品」です。 ただのシンプルな製品ではなく、誰かにとって役立つものでなければなり

          スタートアップ語録 〈1〉|MVP, VC, エンジェル投資家, シード・ラウンド

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈7〉|アイディア探索の賢い方法 3/3 (最終回)

          このシリーズも今回が最終回です。 今回は、いよいよ「今すぐスタートアップを始めたい人のためのアイディア探索方法」の残りの3つをご紹介します。 アイディア探索の賢い方法 (今すぐ始めたい人向け・後半)4. 最近の変化に基づいてアイデアを考える 世の中の変化や新しいトレンドに基づいて、これまでになかった機会を見つける方法です。 例えばコロナ禍によって、オンラインでの交流やリモートワークのニーズが急速に増加しました。この変化を受けて、リモートでの新しい交流の方法を提供する『

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈7〉|アイディア探索の賢い方法 3/3 (最終回)

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈6〉|アイディア探索の賢い方法 2/3

          前回は、今すぐにスタートアップを立ち上げるつもりはないけれど、将来に向けて良いアイデアを得やすい状況を作りたい人向けに、何をすると良いのかをご紹介しました。 今回は、今すぐ始めたい人向けです。 要素としてはこれまでの回と重複する部分も多いですが、改めて意識するつもりで読んでいただけると幸いです。 アイディア探索の賢い方法 (今すぐ始めたい人向け・前半)1. 自分たちが得意な分野から始める 自分やチームが特に得意とする分野を基にしてアイデアを考えると、そのアイデアは自動的

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈6〉|アイディア探索の賢い方法 2/3

          アメリカ大統領討論会の日、ラスベガスで200人に話しかけた話

          これはアメリカ大統領選のときの話です。 といっても今年(2024年)のではなく、 8年前の2016年の話です。 当時、初めて大統領候補として現れたドナルド・トランプに世界がざわつき、アメリカ初の女性大統領になるであろうヒラリー・クリントンとの対決の日が着々と近づいていました。 そんなとき、当時20代の私が アメリカ大統領討論会の会場(ラスベガス)で 200人くらいのアメリカ人に話しかけて 街頭調査した話です。 アメリカ大統領討論会というと、 屋内のステージで大統領候補が

          ¥100

          アメリカ大統領討論会の日、ラスベガスで200人に話しかけた話

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          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈5〉|アイディア探索の賢い方法 1/3

          さてこのシリーズではこれまで、 典型的な失敗(第1回) アイディアを見つけた後のチェックポイント(第2回 & 第3回) 「掘り出し物」アイディアの傾向(第4回) をご紹介してきました。 今回はアイディア探索の方法についてご紹介していきます。 アイデアが自然に浮かぶ状況を作るべし机に座って「スタートアップのアイデアを考えるぞ」と取り組むこともできますが、それが最も良い方法とは限りません。 Y Combinatorのトップ100企業のうち少なくとも70%は、「自然発生

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈5〉|アイディア探索の賢い方法 1/3

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈4〉|案外うまくいく「掘り出し物」アイディアの傾向

          このシリーズの初回では、典型的な間違いパターンを紹介しました。 今回は、案外うまくいくパターンをご紹介していきます。 * 今回の内容は、前2回でご紹介したチェックポイントと重複する項目があります。 案外うまくいく「掘り出し物」アイディアの傾向1. 難しそうなアイデア 実行するのが難しそうに見えるため、他の創業者が敬遠しがちなアイディアです。 結果的にこれらのアイデアは競争が少なくなり、可能性が残されています。 良い例として『Stripe』があります。 Stripeが登

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈4〉|案外うまくいく「掘り出し物」アイディアの傾向

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈3〉|アイディアを行動に移す前のチェックポイント 2/2

          前回の続きです。 アイディア探しが終わり、具体的に「このアイディアは良さそうだ」と思えるものが見つかった後、まだ実際に行動に起こすべきアイディアかどうかを見定める必要があります。 アイディアを行動に移す前のチェックポイント(続き)6. 取り組むのに適した時期か? あるアイデアを持っていて、それが良いものかどうかを評価する際に考えるべき要素には、最近の変化に着目することが重要です。 例えば、技術や規制の変化、新しい問題など、世界における変化が新たな機会を生み出すことがあり

          エンジェル投資家が教えるスタートアップ・アイディアの向き合い方 〈3〉|アイディアを行動に移す前のチェックポイント 2/2