建築都市社会実装スタジオ ASIBA

建築系学生を対象にした2ヶ月間の都市建築領域に特化したインキュベーション・プログラム「ASIBA」(Architecture Studio for Impact Based Action)を運営しています。

建築都市社会実装スタジオ ASIBA

建築系学生を対象にした2ヶ月間の都市建築領域に特化したインキュベーション・プログラム「ASIBA」(Architecture Studio for Impact Based Action)を運営しています。

マガジン

  • ASIBA PROGRAM 2nd

    ASIBAインキュベーションプログラムは、建築学生が自分だから描けたビジョンや妄想を社会実装することを目指したもので、4月からの12週間でレクチャーや合宿、メンタリングをしてきました。このマガジンではこれまでのレクチャー・合宿の様子や各プロジェクトが紡いだ記事を公開しています。

  • Practice of Unsettlemen

    • 5本

    建築・都市領域の次世代に向けたアップデートを目指す一般社団法人ASIBA、および持続可能な社会のためのデザイン主導型リサーチエージェンシー合同会社Poieticaは、気候変動や生物多様性の喪失といった人新世における環境変化への対応策として、「Practice of Unsettlement」(以下PoU)プロジェクトを開始します。 「Practice of Unsettlement」プロジェクトは、現在の都市と居住の形態の持続不可能性に疑問を投げかけ、それを超えた新たな生活の可能性を探求するために「非定住」を掲げています。 「非定住」のあり方を考え、そして実践していくために若手の研究者、アーティスト、デザイナーのコレクティブを組織し、さらに建築・都市業界と協働・実践しながら活動をしていきます。 https://practice-of-unsettlement.studio.site/

  • 第1期 授業レポート

    ASIBA第一期の授業レポートになります

最近の記事

  • 固定された記事

建築系学生のための3ヵ月間のインキュベーション・プログラム「ASIBA」第2期が開講決定!

一般社団法人ASIBA(代表理事:二瓶雄太)は、建築系学生のための3ヵ月間のインキュベーション・プログラム「ASIBA」の第2期を2024年4月から開講することを決定しました。本日より参加者の募集を開始いたします。 1. メッセージ私達は建築学科で夢想する力を磨いてきました。例えば、豊かな時間とはどのような空間によって成り立つのか。あるいは、都市においてどのような暮らしが繋がりを生むのか。この創造的で批評的な「妄想力」によって、向かうべき未来像を鮮やかに描き出す建築系学生の

    • 【開催報告】ASIBA ATLAS #01

      イベント概要10月16日、一般社団法人ASIBAの一周年記念イベント「ASIBA ATLAS#01」を開催しました。 これまでASIBAに関わったことのない人も巻き込んだセミオープンのイベントでしたが、多くの方にお越しいただき、イベントは大盛況となりました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。 アトラス = 地図を描き、指し示す。 本イベントは、ASIBAの中で生まれつつある大小の企業連携 / 行政連携プロジェクト、インキュベーションプログラムから飛び立

      • 台風の目がぶつかるとき:ASIBAとNOVAREの現在地

        ASIBAと清水建設NOVAREは、2023年夏に遡るASIBAの立ち上げ期から、26のプロジェクトを擁するようになった現在に至るまで、さまざまな形での共創に取り組んできました。本対談ではそれぞれの担当者がどのような想いでこの挑戦に身を投じているのか、お互いへの期待や率直な意見も含めて、ASIBA 二瓶雄太氏と清水建設NOVARE 佐藤宏氏がざっくばらんにお話しします。 ASIBAとNOVAREの出会い、そして共創 二瓶:本日は、清水建設NOVAREのプロジェクトをリード

        • 【ASIBA】東京都の多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」において協定事業者に選出

          一般社団法人ASIBA(本社:東京都文京区)は、東京都が運営する多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」の協定事業として採択が決定しました。18か月間の東京都との本協定期間を通じて「建築・デザイン・アート」領域の新たな可能性を押し広げるべく事業を進めて参ります。本支援事業は、東京都が掲げる「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」達成のため、スタートアップを支援する様々なプレーヤー(多様な主体)のアイデア、ネットワーク、フィールド

        • 固定された記事

        建築系学生のための3ヵ月間のインキュベーション・プログラム「ASIBA」第2期が開講決定!

        マガジン

        • ASIBA PROGRAM 2nd
          25本
        • Practice of Unsettlemen
          5本
        • 第1期 授業レポート
          9本

        記事

          [番外編]一期生の中山さんによる落語空間おちば 公演報告!

          6月29日、ASIBA第一期インキュベーションプログラム参加者である、東京大学大学院新領域創成科学研究科 M2の中山亘さんが、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE LABにて「落語空間 おちば」の実験公演を行いました! 昨年より中山さんがずっと取り組んできた落語のプロジェクトが、遂に社会実装され実を結びました! 「纏う寄席」 としてASIBA一期インキュベーションを修了 中山さんは、昨年10月からスタートしたASIBA一期インキュベーションプログラムにて、「纏う寄席」と題し

          [番外編]一期生の中山さんによる落語空間おちば 公演報告!

          [ASIBA授業レポート]第6週「ASIBA FES 2024に向けて」

          一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。 本記事はASIBAホームページからもご覧いただけます。 の第6週目のプログラムは第2週同様、竹中工務店様ご協力のもとgoodoffice新橋(堀ビル)のスペースを使って行われました。竹中工務店の皆様、ご協力ありがとうござ

          [ASIBA授業レポート]第6週「ASIBA FES 2024に向けて」

          [ASIBA授業レポート]第5週「中間合宿」part2

          一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。 本記事はASIBAホームページからもご覧いただけます。 本記事は中間合宿レポートpart2になります。ぜひ、最初にpart1をお読みください。  第5週目のプログラムは、竹中工務店様ご協力のもと、小川町をフィールドに中

          [ASIBA授業レポート]第5週「中間合宿」part2

          [ASIBA授業レポート]第5週「中間合宿」part1

          一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。 本記事はASIBAホームページからもご覧いただけます。 第5週目のプログラムでは埼玉県小川町をフィールドにした中間合宿が行われ、竹中工務店様ご協力のもと、石蔵コワーキングロビー「NESTo」を使用させていただきました。N

          [ASIBA授業レポート]第5週「中間合宿」part1

          ASIBA2期鼎談「ワクワクから始める環境へのアクションは可能か?」

          ASIBA2期の参加者による、人柄や関心を深ぼるための対談・鼎談第2回。今回は、環境問題への意識を持ってプロジェクトを進めている2人に参加してもらい、聞き手の2人を交えた座談会を開催しました。 7/6(土)ASIBA FES 2024では、デザイナー兼エンジニアの近藤さん、「ちっちゃい辻堂」の石井さんを交えて、本記事内容をさらに深ぼった対面でのトークが展開されます。ぜひご参加ください。 建築設備データを活用して、都市のエネルギー削減を目指すWithVac森原:始めに、2人

          ASIBA2期鼎談「ワクワクから始める環境へのアクションは可能か?」

          [ASIBA授業レポート]第4週「事業計画と資金」

          一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。 本記事はASIBAホームページからもご覧いただけます。 第4週目のプログラムは、TOKYO NODE LAB 茂谷様ご協力のもと、TOKYO NODE LABを使って行われました。ご協力ありがとうございました!TOKYO

          [ASIBA授業レポート]第4週「事業計画と資金」

          ASIBA2期「新しい都市居住を目指してアクションを起こすZ世代の鼎談 -2」

          今回はASIBA2期の参加者から、それぞれが進めるプロジェクトに加えて、人柄や関心を深ぼるため、「現代の都市や住まいのあり方に提言を持つ」3名による鼎談を開催しました。3名とも視点や軸の置き方、何に対するカウンターなのかはそれぞれ異なりますが、不安定な現代社会や10代でコロナを体験した世代の捉える現代都市に対しての違和感やそれに対して起こそうとしているアクションについて議論しています。(2部構成です) 1.超管理社会と喫煙所(福本英人)福本:僕がASIBAで取り組んでいるト

          ASIBA2期「新しい都市居住を目指してアクションを起こすZ世代の鼎談 -2」

          ASIBA2期「新しい都市居住を目指してアクションを起こすZ世代の鼎談 - 1」

          今回はASIBA2期の参加者から、それぞれが進めるプロジェクトに加えて、人柄や関心を深ぼるため、「現代の都市や住まいのあり方に提言を持つ」3名による鼎談を開催しました。3名とも視点や軸の置き方、何に対するカウンターなのかはそれぞれ異なりますが、不安定な現代社会や10代でコロナを体験した世代の捉える現代都市に対しての違和感やそれに対して起こそうとしているアクションについて議論しています。(2部構成です) 1.住民参加ワークショップをより街に開く「建築屋台」(榎本雄高)榎本:S

          ASIBA2期「新しい都市居住を目指してアクションを起こすZ世代の鼎談 - 1」

          [非定住の練習ワークショップ報告]厄介な問題へのレジリエンスを考える

          複雑な問題を身体で体験するこの記事は5月末に熱海市の山林と芝浦工業大学の施設で行ったワークショップの内容を紹介するものです。今回は熱海にて活動されている環境リレーションズ様と芝浦工業大学山代教授のゼミ生の方々と共に、熱海の街のレジリエンスを高めるための介入のアイデアを考えるワークショップを行いました。 まず、我々は、環境リレーションズ様が維持・管理をされている山の敷地に向けて歩き出しました。山道と呼べるほど整った道は少なく。急勾配や木をかき分けての散策となりました。道中は環境

          [非定住の練習ワークショップ報告]厄介な問題へのレジリエンスを考える

          非定住としての「がばいばあちゃん」

          「Practice of Unsettlement」(以下PoU)プロジェクトは、現在の都市と居住の形態の持続不可能性に疑問を投げかけ、それを超えた新たな生活の可能性を探求するために「非定住」を掲げています。今回はPoUを推進する、Poietica奥田、ASIBA建築デザインスタジオ森原、デザインキュレーター高橋による「Practice of Unsettlement」の輪郭を探る鼎談を公開します。 1.持続可能な居住様式としての「非定住」高橋:今回この鼎談を始めた理由は、

          非定住としての「がばいばあちゃん」

          [ASIBA授業レポート]第3週「プロトタイピング」

          一般社団法人ASIBAは、建築・都市領域の学生向けの短期実践型インキュベーションプログラムや1DAYワークショップなどを企画・運営しています。建築学生が当事者意識をもって自らの提案を実装できるような環境を整備し、建築・都市領域の可能性を拡張していきます。 本記事はASIBAホームページからもご覧いただけます。 O株式会社/CEO/Artistのa春さんによるレクチャー まず始めに、O株式会社CEOでArtistとして活躍されているa春さんによるレクチャーとハンズオンが行

          [ASIBA授業レポート]第3週「プロトタイピング」

          ステートメント:非定住の練習に向けた宣言

          ある定住者のメモ(2023年12月京都北山にて)2つの大規模な国際的戦争が日常化してしまい、明らかに例年より高い平均気温の年末で不穏な日々を生きながら、私は企画展に向けたステートメントとしてこの文章を書いています。 私の住む京都の北山の家からは無数の一軒家と大文字が見え、仄かに香る野焼きの匂いからは1000年続いてきた都市の形が今も生きているかのように感じます。 一方で、この100年間で人類の環境は驚くほどの変化を遂げてきました。大加速とも呼ばれるように、地球上の人工物

          ステートメント:非定住の練習に向けた宣言