世界メンタルヘルスデーの公開展示イベントと東京タワーの日帰り旅行
10月10日は『世界メンタルヘルスデー』に定められているそうです。自分はこの存在自体を最近知りました。
世界精神保健連盟が1992年に定めたもので、メンタルヘルスに対する正しい知識を世界的に共有することを目的としています。
こちらのイベントの一環で、東京タワーで「統合失調症」に関する一般公開展示が催されました。今月の3連休を利用して行きました。
数年ぶりに東京タワーを訪れたので、東京タワーも満喫しながら。非定期のイベントを含めた東京タワーの日帰り旅行記です。
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統合失調症の一般公開展示
統合失調症は精神疾患のひとつで、100人に1人のレベルで発症する珍しくない病気です。症状が多岐(種別)に渡ることも統合失調症の特徴で、主に次のような症状が見受けられます。
陽性症状:幻覚・幻聴、思考障害、異常行動
陰性症状:感情麻痺、意欲減退、引きこもり
認知機能障害:集中力・記憶力・判断力低下
一見して異なる特性群が不定期且つランダムに発動します。自分もうつ病を経験していますが(現在も経過確認のために通院中)、陰性症状や認知機能低下の部分は似ていたと記憶しています。
展示では統合失調症を症状を3箇所の追体験エリアに分けていて、陽性症状エリアでは歪んだ認知(妄想)や突発的行動、陰性症状エリアでは様々な意欲低下の様子を垣間見ました。
認知機能障害に関しては、個人のパフォーマンスに対する悪影響が大きいので、特に復職直後などはある種のハンデとして、一定の協働体制を築くことが必須だとは思います。
一方で、そこに割けるリソースも組織間で異なるので、自他の諸事情も含めてバランスをどこまで取れるかの問題でしょうか。自分は行き着くところ何とかバランスを取り続けて来れたので、今の会社に感謝しています。
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イベントを通して改めて考えたこと
今回の展示を主催していた「日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社」の話もスタッフの方から聞きました。ヒューマンヘルスとアニマルヘルスの両面から医療業界に切り込んでいる企業です。
統合失調症は個人的な特性に応じた処置が必要であり、アプローチは治療薬に留まりません。精神疾患を抱える人々のケアは、一般的に薬物療法、行動療法、心理・社会的支援を組み合わせた複合的なアプローチが重要です。
また、精神疾患は機関だけでなく当事者が「自分と向き合うこと」をどこかのタイミングで行うことも個人的に重要だと考えています。
その補助材料(対策)として薬物療法がある。口頭で言うほど簡単な話ではないのですが、唯一ここだけは「最終的に自分を救えるのは自分だけ」なのだと思います。
今回の『世界メンタルヘルスデー』に合わせて、このような展示を行うのは非常に意義のあることがと思います。これも「自分と向き合うこと」の大きな補助になるからです。
精神疾患は当事者の言語化の行程が難しいことに加えて、世間的な常識で声が封じられがち。だからこそ、体験者を主体としたこのイベントと正しい認識が社会に浸透する未来を願いたいです。
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おわりに
数年ぶりに東京タワーに訪れたわけですが、何かとキャッチーな場所で行うイベントだからこそ、目的のひとつである「統合失調症の正しい認知を広げること」を遂行できるのだと思います。
精神疾患は意外と身近にある病気で、誰しも起こりえること。だからこそ「心の風邪」と言われるのかもしれません。
このような機会でもない限り東京タワーには足が向かなかったので、本当に良い機会でした。施設としてかなり充実していましたし、展望台エリアに登りまして、綺麗な景色も撮影できたので。
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皆さんも昔から馴染みのある東京タワーに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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