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【闘病歴まとめ】糖質制限・カロリー制限を経て摂食障害8年目

こんばんは。アロエです。

今回は、私の過去から現在に至る病状をざっくりまとめます。

先に結論を言うと、現在の私には「神経性やせ症」という病名が診断されています。

人によってこの病気の定義は少し異なりますが、
「太ることへの恐怖」、「過度の食事制限を行う」などの点は共通しています。


どんな経歴を辿って今の状態になったのか、説明していきます。


ダイエット開始前

昔から少しぽっちゃり体型でした。

小学生の時はそこまで気にならなかったのですが、中学生になると食欲が増し、人より一回り大きい女の子になっていました。

数値で言うと、中学2年生の時にMAX身長154.5㎝、体重54.5kgでした。
いわゆる「健康体重」ではあるのですが、周りの女の子たちと比べて気にしていました。

ただ、自分のことは好きでしたし、家族や友人に体型のことを指摘されたことはありませんでした。
ぽっちゃりの自覚はありましたが、心も体も健康でした。


ダイエット期

ダイエット開始

中学2年生の冬、Twitterでとあるダイエット法を見かけました。

それは、「昼食のお米をヨーグルトドリンクの豆乳割(?)に置きかえる」というもの。
「これならできそう!」と思い、母に頼んでお弁当のお米をドリンクにしてもらいました。

軽い気持ちで始めましたが、意外にも体重は減っていきました。嬉しかったです。

今思えば、この快感が全ての元凶だと思います。


糖質制限を始める

段々ダイエットへの熱意が燃え上がり、
「どうせやるなら徹底的に調べて一番効果的な方法で痩せたい!」と思い立ちます。

あの頃は暇さえあればダイエット法を調べていました。

そこで出会ったのが「糖質制限」

当時流行っていた(今も?)ダイエット法で、やり方は簡単。
とにかく糖質を摂取しないこと。

私が糖質制限を選んだのは、糖質さえ減らせばたんぱく質はたくさん摂ってよいと書いてあったからです。

これが正しいのかは不明ですが、空腹が何より嫌いな私にはもってこいだと思いました。
(※真似しないでください。無理なダイエットは絶対にやめてください※)


数字に囚われ始める

糖質制限を始めてから、食品の栄養表示を見るようになりました。

自分のなかで1食○g以内という糖質摂取基準があり、それを1gでも超えたら食べられませんでした。

栄養表示のないもの(家の食事など)は、いちいち原材料の糖質量を調べて計算していました。
そうしないと不安で食べられませんでした。

毎食のことなので、大体の食品の糖質量は暗記するようになりました。

よく言われることですが、摂食障害は自分に厳しい人、自制心が強い人ほどなりやすいのだと思います。

自分にあまあまで、「食べ過ぎちゃった~」って笑い飛ばせるような人の方が幸せなのにな。


体調がおかしくなる

体重が50kgを下回った頃、体に異変が表れました。
主に以下の3つです。

  • 便秘になった

  • 冷え性になった

  • 生理が止まった

それまでは毎日快便(むしろお腹を壊しがち)だったのが、1~2週間出ないのが普通になりました。

また、冬は冷えに悩まされるようになり、毎年しもやけができました。

そして、一番の悩み。無月経です。
それまでは毎月あったのに、ピタッと来なくなりました。

私は将来子どもを産みたいし、そうでなくても無月経は骨粗しょう症を引き起こすため、放置できない問題です。

自分でも問題だとわかっていますが、それでもダイエットをやめることはできませんでした。

将来の苦しみより、今太っている苦しみの方が深刻だったからです。

ちなみに、これらの悩みは現在も解決していません。治療中です。


ダイエットを終える

目標体重だった46kgに到達し、ダイエットをやめました。

ただ、苦しみから解放されたわけではありません。

次は、体重維持という新たな地獄に突入します。


ダイエット終了=体重維持の始まり(15歳~現在)

カロリー制限を始める

ダイエット終了後の一番の課題は、「体重を維持すること」です。

「一生ダイエット」と言う人もいるように、元の生活に戻せば当然体型も元通りになります。

でも、流石に過度な糖質制限はもうやめたい!パンやうどんを食べたい!

そこで、糖質制限からカロリー制限に移行しました。

栄養素をバランスよく、全体的に少なめに摂るという方法です。

当時の自分のなかの許容カロリーは1500㎉だった気がします。
今考えると、15歳の女子高生にしては少ないです。

でも、太るのは何よりも嫌でした。
体型が戻るのが嫌だし、体重が1gでも増えたら嫌でした。
あんなに辛い思いをして落とした体重を戻してなるものかと。

それからは、糖質ではなくカロリーの値を確認するようになりました。

おわかりでしょうか。
やっていることは、ダイエット期とほとんど同じなのです。

チェックする対象が糖質からカロリーに代わっただけ。
願望が「痩せたい」から「太りたくない」に代わっただけ。

常に体重増加に怯え、1g、1㎉の数字に一喜一憂する日々。
本当はお腹いっぱい好きなものを食べたいのに、自分の声を無視して欲を抑えつける日々。


当然、そんな生活で体重が増えるはずもなく、むしろ徐々に減っていきました。

そんな自分が嫌いな一方で、安心していました。
太るくらいならこのままでいいと思っていました。


摂食障害の自覚をもつ

ある時、ネットで「拒食症」という言葉を知りました。
調べていくと、「摂食障害」という病気があり、世の中には「過食嘔吐」など壮絶な苦しみを抱えている人がいることを知りました。

私は「過食や拒食をしたら戻れなくなる」という強い危機感をもちました。

良くも悪くも自制心が強すぎて、決めたことは必ずやり通すので、今のところ過食にも拒食にも手を出していません。

(でも、過食嘔吐したらいっぱい食べられるし太らないんだ、いいなあ~と思っていました、、、)

ただ、摂食障害を知ったことで、自分もそうかもしれないと思い始めました。
当てはまる点が多かったからです。

第一に、異常な肥満恐怖

無月経の件で婦人科の先生に「体重を50kgにしなさい」と言われても、
「????無理に決まってるでしょ…」と思って無視しました。

母を心配させて申し訳なく思いつつ、それよりも体重増加の方が嫌で嫌でたまらなかったのです。

ダイエット開始当初は46kgが目標値だったのに、45kg、44kgと体重が減ると、もう46kgすら怖くなります。

とにかく「増える」という事象が恐怖でした。

第二に、過度な食事制限

食べ物のカロリーを全て計算するのはもちろん、
外食などカロリーが高いものやカロリー計算が難しいものは怖くて仕方なかったです。

そのため、友人に食事に誘われても延期してもらったり、外食日の数日前から食事を減らして調整したり。

いざ外食に行っても、なるべくカロリーが少なそうなメニューを選んだり。

(その他にも色々な症状があるのですが、それはまた別の機会に。)


心療内科に通い始める

カロリー制限を続けたまま高校を卒業し、大学3年生になりました。

ずっと肥満恐怖、外食恐怖などの症状を抱えていましたが、周りからは特に異常があると悟られませんでした。

なぜなら、私は普通体型だからです。

当時は身長155.4㎝、体重42.5~43.5kgを行き来していました。
BMI18とやや低体重ですが、服を着てしまえば普通体型の範囲内です。

吐きだこもありませんし、外食では平静を保ちつつ血眼でカロリー計算しているので(?)バレません。

なので、心療内科に通うほどではないと考えていました。

というか、通ってもどうせ理解してもらえないと思っていました。
だって、私は拒食症でも過食症でもないから。
どうせ、体重を増やせと言われるだけだから。

しかし、毎年定期的にメンタルが崩れる期間がありました。

それは、祖父母の家に帰省する時です。

ありがたいことに、祖母は腕をふるってありったけの美味しいご飯を出してくれます。
「これ食べや~」、「もっと食べや~」と言って、天ぷらやトンカツをふるまってくれます。

祖母のことは大好きだしご飯は本当に美味しいけれど、摂食障害的には地獄です。

そして定期的にメンブレを起こし、両親の前で大号泣します。

その様子を見かねた父に「心療内科に行ってみなさい」と言われ、従うことに。

(本当は行きたくなくて葛藤があったのですが、それも別の機会に。)

まず、大学内にある精神科にかかりました。
そこで精神科の先生に、都内の心療内科を紹介されました。こちらの方が通いやすいからと。

2024年3月から紹介された心療内科に通い始め、約7ヵ月経ちました(2024年10月現在)。

6月までは月2回の頻度で通い、現在は月1回通っています。

薬物療法は受けておらず、先生とお話して少しずつ改善しています。

治療内容については別の記事で詳しくお話しますが、
直近の目標は以下の2つです。

  • 体重を44~46kgにする(現在43.5kg)

  • 好きなものを好きなだけ食べられるようにする


正直、まだ外食は怖いしカロリー計算しないのは無理だし、本当は44kgにしたくないです。

でも、母をこれ以上心配させたくないし、私自身も早く食事を楽しめるようになりたいです。

食事が怖すぎて死にたいと思うこともありますが、頑張ります。

あ~甘いものありったけ食べたい。食べたい。


長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました…!

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