お金と幸せの関係について改めて考える|【99.9%は幸せの素人】お金編(後編)
幸せになる権利を他人にゆだねるな
これは、先日読んだ本『99.9%は幸せの素人』の冒頭を飾る言葉です。
これに似た言葉が、少し前に流行りましたよね♪
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
そうです。『鬼滅の刃』に出てくる冨岡義勇の名言です。
今まで何度もnoteに書いてきたことですが、10年程前の私は、自分の人生がうまくいかない原因をすべて社会や周りの環境、周りの人のせいにしてきた人間でした。
今だったら、すべてコロナのせいにしているでしょうね(笑)(もちろん、自分では何の努力もせずにね!)
『鬼滅の刃』から得られるメッセージは人の数だけあると思いますが、あらゆる世代を巻き込んで今これだけヒットした理由はきっとあると思っています。
今日は、
「幸せは、”幸せ”について学ぶことで手に入れることができる」
という私なりの経験則を元に、この本に書かれていた「お金編」について思うことを書いてみたいと思います。
もしお時間があれば、ぜひ上の記事(前編)から読んでいただけるとうれしいです。
世の中には、似たような環境(同じ年齢、同じ職場、同じ年収 等)にいても”幸せな人”とそうでない人がいますよね。
その違いは何によるのか?
本にはこう書かれています。
「幸せになるための授業を受けたか、受けていないか」の差だけです。
これに似た言葉を、私は今まで何度かnoteのお金関連記事に書いてきたのですが、思い浮かぶ方はいらっしゃるでしょうか?
「この際、キレイゴトは抜きにしてハッキリ言いましょう」と前置きを置いたうえで書かれている言葉。
「お金なくして自由なし!」
これが、資本主義社会のリアルです。
多くの人が自由になれないのは、お金がないからです。
お金がない原因は、お金について真剣に学んでこなかったからです。
両学長さんの著書『お金の大学』に出てくる言葉です。
私は、幸せな人生を生きていく上で、お金の勉強は欠かせないことだと思っています。
それは、「お金と向き合うことは、自分の人生と真剣に向き合うこと」であると、心から信じているからです。
両学長さんの言葉も、『99.9%は幸せの素人』の著者 星渉さんの言葉も、そしてこの言葉をここで発信している私に対しても、嫌な気持ちを持たれる方は少なからずいらっしゃると思います。
それでも私は、「お金」も「幸せ」も、自らが「この環境を変えていきたい」と願い、進んで学んでいくことで、「今よりも幸せな状態」に持っていけると信じています。
この私の言葉に少しの異論があったとしても、もしも「変わりたいな」と思う気持ちが少しでもありましたら、前編にも書きましたが、
もしかしたら…そんな世界が本当にあるのかも?
という気持ちで、読み進めていただけたら嬉しく思います。
自分の思考の枠から抜け出さない限り、これから先も「今までと同じ人生」が続いていく。
これも、私がこの10年「お金と幸せ」について学んできた中で、強く感じてきたことのひとつです。
※以前もご紹介しましたが、藍田留美子さんの看板⬇⬇⬇、みて!!
わからないまま、お金の勉強からずっと逃げてきた…
とおっしゃる留美子さんだからこそ書けた、読んだ人の心を掴む、とても素敵な看板💖私の大好きな看板です。
(看板写真提供💛藍田留美子さん)
『99.9%は幸せの素人』は、科学的な証拠に基づく本。
「科学的な証拠」とは言っても、
心理学では統計学が多用され、データの多くは平均値の議論であることを念頭に……と、書かれています。
すべての人に当てはまるものではなく、「そういう傾向があるよ」ってことですね。
お金に対しても、人生で起きるすべてのことに関して、人は自分なりの価値観を持っています。
ましてお金に関しては「いくらあれば幸せ」なんて人それぞれ。
私は、今すでに幸せを感じて生きてはいますが、まだまだ”お金で得られる幸せ”を追い求めている人間です。
そういう人間の主観が入っていることも、念頭に置いて読んでくださいね。
✔年収7万5000ドル(日本円にして約800万円)までは、収入が増えれば増えるほど幸福度は比例して大きくなる
✔800万円付近を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほぼ変わらない
ということが、科学的に証明されているという話を聞いたことはありませんか?
これは人の幸せに関して、お金には限界があるという証明になりますが、年収800万円までは「お金を持つことで幸せになれる」という証明でもありますから、800万円までは幸せのためにどんどん稼いでいきましょうね~♪ということです。
我が家は夫婦の収入を合わせて年収600万円台のため、私が自分の幸せのために、今もお金を求め続けていることは理にかなっている感じになりますね♡
私はこれからもお金を増やしていくことで、まだまだ幸せになっていける!!
これからも私は、自分と家族の幸せのために堂々とお金を追い求めていきます😆
ただし、お金を稼いで幸せになる人と幸せにならない人がいるようです。
✔年収が2倍になっても、私たちの幸福度はたった9%しか上昇しない
✔何かを犠牲にして得た2倍の年収では、幸福度もさほど上がらない。
睡眠時間を削り、休日も毎日出勤、残業も増やして、家族との時間を犠牲にして得た年収。
それでは、幸福度がさほど上がらないのは納得ですよね。
けれど、独身で自分の仕事にやりがいを感じている人、起業して「今は踏ん張り時!」と自分の事業に真剣に打ち込んでいる人 等。
そういう人にとっては、また違った気持ちになるはずです。
ここをどう捉えるかは、その人次第!
お金を増やすことだけでなく、自分の気持ちや時間配分のバランスをそれぞれ考えていく必要がありそうです。
ここでの結論は、
「”お金を稼ぐ努力”は必ずしも私たちを幸せにする努力ではない」
「え?稼いだ方がいいの?稼がない方がいいの?どっち?」って、なりますよね(笑)
私たちが「お金を増やす」こと以外に幸せに近づける方法。
それは、幸せになる「お金の使い方」を学ぶことです。
私は昔から「お金を貯める・増やす」ことについては得意でしたが、「お金の使い方」が全然しあわせの方向を向いていませんでした。
どれだけお金を使っても幸福感・満足感は持続せず「お金がない」が口ぐせ。
幸せになる「お金の使い方」を学ぶことは、同じ金額でもより自分の心が豊かな気持ちになることに繋がっていきます。
科学的に証明された幸福度が増すお金の使い方は、使った「金額」よりも、たとえ少額でも「何回そういう使い方をしたか?」が重要になるようです。
これなら、たとえ年収800万に満たなくても、いますぐ実践できますよね♪
本の中から2つだけご紹介します。
✔モノよりも「経験」「体験」に使う
✔誰かのためにお金を使う
どちらも「そんなこと知ってるよー」と思うかもしれませんが、これが実際にできているかと言えば、昔の私にはとても難しいことでした。
旅行には昔からお金をかけてはきましたが、安物買いの銭失いとは正に私のことで、「安さ、お得さ」に目がくらみ、本当にたくさんの無駄な買い物をしてきました。
無駄な買い物とまではいかなくても、
✔経験や体験にお金を使った満足感(幸福感)は時が経つにつれ増加
✔モノにお金を使った場合の幸福感は時が経つにつれ減少する
ということがわかっているそうです。
とはいえ…
モノでも、長い間しあわせを得られることってありますよね?
「お金>自分」という価値観でモノ選びをしてきた私が、金額よりも自分が本当にときめくモノを優先できるようになってからは、日常生活での幸福感が格段にアップしました。
私が”新しい価値観”で一番最初に購入したのは、柳宗理のボウルとザルのセットでしたが、100均で買えるものが1万円もするんです!!
それでも、美しいステンレスでできたそのボウルとザルは、今でも毎日使うたびに私に幸せをくれます。
上の記事にあるバルミューダのトースターも、通常のトースターの数倍の値段ですが、「買ってよかった」と心から思う、大事な宝物です。
モノの買い方については、
特別な時に使うものではなく、普段使うモノにこそお金をかけよう
これが、私が今までの人生で得てきた経験則です。
最後に「誰かのためにお金を使う」についてですが、これは私が説明するまでもなく、noteにいる人ならば多くの人がすでに感じていることだと思います。
科学的に証明された幸福度が増すお金の使い方は、使った「金額」よりも、たとえ少額でも「何回そういう使い方をしたか?」が重要
100円のサポートから得られるしあわせ。
しかも、これは受け取った側だけでなく、サポートした側が得られる幸福感の大きさに、私は最初とてもビックリしました。
noteデビューして、最初に100円のサポートをいただいたとき。
目玉が飛び出るほど驚きました。
見ず知らずの人間に、たとえ100円とはいえ「お金をあげる」ということが私には信じられませんでした。
そこでとてつもない感動を感じた私は「これは誰かほかの人にも、ぜひ同じ体験をしてもらいたい!」と思いましたね~。
そしてそのとき「いいな」と思った記事に初サポートをしてみると、とってもとっても嬉しいお返事が返ってきたのです。
「こんなに幸せを感じられる100円の使い道、なかなかないよね」
「誰かのためにお金を使う」ことで得られる幸福感は、何者にも代えがたいものでした。
note以外の場所でも、特別なんでもないときに友人等にプチプレゼントをしてみると、ものすごく喜んでもらえます。
プチプレゼントの習慣は、とても人を幸せにするなぁと感じています。
(もちろん、自分と相手の負担にならないように、頻繁には行わないようにはしています)
「お金を増やすこと」こそが幸せになる道だと信じていた過去の私でしたが、お金と幸せについて学ぶことで余計な不安は少しずつ取り除かれていきました。
そして本やnoteなどから、つねに新しい知識を得ていくこと。
その中から「それいいね!」と思ったことはすぐに自分の生き方に取り入れていくこと。
そうしていくことで、とても生きやすく幸せな人生になってきたなというのが、私の経験上いえることです。
この章での「行動レシピ」は…
稼いだお金で「どんな経験をするか?」「誰のために使うか?」を今すぐ決めて、紙に書き出してみましょう。
お金を貯める・増やす最終目的が「通帳の数字を増やすこと」である人は、ほとんどいないはずです。
お金を得ることを目標とするのではなく、その先にある自分の本当の目的を常に意識しながらお金を増やすことができれば、その道のりも自然と楽しくなる。
現在「楽しい」状態であれば、その未来にも「楽しい」が待っていますから、お金を求めることに罪悪感を抱くことなく、幸せのためにこれからも楽しくお金を増やしていきたいですね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(粘土作品&写真提供💛糸、ラムネ好き成りさん)
この作品は、リアルカエルミイコの試作品として糸さんが軽量粘土で作ってくださったもの。
「これが練習用?!試作品?」とビックリですよね。
完成版はおなじみのコチラ↑
お金の木の粘土も、本当に素晴らしいクオリティです。
ラムネ命の糸さんが、ラムネ食堂を開店されていましたので、お時間ある方はぜひお立ち寄りくださいね♪
ほんのりラムネ色の、ご飯やおかずに出会えます💕
糸さん、いつもありがとう!
いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)