極貧詩 337 旅立ち㉒
卒業式終了後の思ってもいなかった担任の先生の「総括」の言葉
ヤッちゃん、シゲちゃんの順に涙腺を刺激する「愛」の言葉
中学校入学以来俺たち貧乏三羽烏のことをずっと気にかけてくれていた
最終学年の担任として俺たちのことを陰に日向に見てくれていた
同級生37人の中で俺たち3人の貧困状況は飛びぬけていた
他の男子数人、女子数人も貧困ではあったが俺たちには「敵わない」
着ているモノ、持っているモノを見るだけでその差が際立っていた
俺たち3人は小学校1年生の時から「筋金入り」の貧困状況