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−地球の裏の惣菜日記−

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2008年に地球の裏側、メキシコで開業した ”惣菜屋”の波乱万丈物語。 ビザ取得から開業、そして非日常的な人間模様を綴ろうと思います。 これを読むとちょっとだけ強くなれる気がする…
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#海外生活

第10話 寛容な社会はチャンスを増やす気がする

門で見つけた大統領府からの封筒を手にして僕はアパートの部屋へと戻り丁寧に3つ折りにしてあ…

第9話 無くしたパズルのピースが見つかった

2008年2月 下旬  誰にも相談することなく日本を飛び出した僕が知らない土地で何かを始…

第8話 優しさの輪

2008年 2月19日 パコは「30日以内だよ。」と最後にもう一度忠告してくれた後、次の…

第7話 移民局からの通知

2020年の大晦日に7話になったので、今までみたいに1話、1話URLを貼るのが億劫になりま…

第6話 シルビアの優しさ

2008年 2月  オフィスの奥からシルビアが笑顔で出てきた。手元にあった一枚の紙に市の…

第5話 知らないことを知りならが進む

2008年 2月  「これ全部?」 「そう全ページ。お願い。ちゃんと表紙の部分もね。」 …

第4話 パコの提案

2008年 2月初旬 サンミゲルの移民局のインテリ局員パコから聞いた話が僕の頭の中で繰り返し繰り返しグルグルと回っていた。帰りのバスは相変わらず混んでいて、独特の臭いがする。 どぎつい香水の香りと、隣の埃っぽいおやじの加齢臭、バスターミナルの売店で誰かが買ったバターの匂いのするポップコーンやなんかが入り混じっていて寝れそうもない。そんな時に限って、バスの窓は開かないし、備え付けのモニターから流れるB級映画は面白くないどころか音声が出ていなかった。運転手は助手席に彼女らしき

第3話 無限ループ

2008年に地球の裏側メキシコのグァナファトにてお惣菜デリカ「デリカミツ」を創業して、2…

第2話 臭いものに蓋をすると、いつか誰かに開けられる

2008年に地球の裏側メキシコのグァナファトにてお惣菜デリカ「デリカミツ」を創業しました…