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あとすこしで終わる。

日本大会まであと1週間となった。3月に中日本ファイナリストとなってから25日まで8カ月。長い、長い時間だった。

1週間が過ぎたらもう、毎日色々な人から審査される日々が終わるんだ。このnoteもただの「葵のありのままnote」に戻って、共感覚を伝えたり、日記を書く場に自由にしてもいい。

なんだか、安堵感が一気に押し寄せてきた。

以前に告知してくれていた、山口葵応援企画が今日からはじまり、standfmには企画初日の今日の0時から私を応援する収録がたくさん溢れた。

0時の時点で予約収録されていたものがずらりと並び、今も少しずつ増えている。企画は日本大会当日までなので、良く知らないけど単に歌ってみたいな、と収録してくれるだけでも嬉しい。

収録ではみんなが激励のメッセージや、Tomorrowを歌ったり、演奏したりしながら私を応援してくれている。そこにはお金なんてない。みんなが善意で、応援してくれ、時間を使ってくれた。中にはこっそりメッセージをくださった人もいる。

こんなに応援してくれて、こんなに盛り上げてもらって。

だけど、私は日本大会で、
「真の美しさ」を見つけることは出来なかった。

日本大会出場が7月に決まりグランドファイナリストとなってから、4ヶ月、たくさんたくさん考えた。

しかし色々と課せられるもの、発せられる言葉に疑問が湧いてくるばかりで、美しさを見ているのか、私はなにをさせられているのか、わけがわからなくなっていった。

応援企画で収録してもらったメッセージや歌声、演奏が流れるものを、保存して、コメントは日本大会後にゆっくりと返そうと、やさしいメロディを聴きながら、涙がつう、と流れた。

私が美しいと思うのはstandfmの人たちのような、人のために、時間を使うことを惜しまず、心から応援をできる気持ちだ。お金で買えるものは見繕うばかりで、美しさなどない。

お金なんて稼ごうと思えばいくらでも稼げる。金に困っているわけじゃないんだ。だけど、なんのために?

私は美しいと思えないものを観たからこそ、本当の美しさを見つけた。
この長い長い時間は決して私にとって無駄な時間ではなかったのだ。

あと少しの時間、くじけてしまわないように保存した音を流しながら、踏ん張って当日を乗り切って見せる。

本当に大切なものを、教えてくれてありがとう。

山口葵

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