青頭巾chang。

94年、太閤さんとおんなじ日の生まれだが特に出世などせず、よんどころない事情によって無…

青頭巾chang。

94年、太閤さんとおんなじ日の生まれだが特に出世などせず、よんどころない事情によって無職透明人間と化す。京都左京区の築100年のボロアパート在住。 インターネット托鉢→https://t.co/lIyrxjZd91

最近の記事

The way of the bull's dick curry.(牛のおちんぽカレーへの道。)

注意。  この記事は牛の陰茎を調理して食すことについて書かれています。陰茎の俗語表現や類するジョークがポンポン飛び出します。また男性が読むと記事の特定の箇所で己の股間を握りしめて沈痛な表情をするほど心苦しい思いをする可能性があります。以上を念頭に置いて、読むぞ!という人だけ読んでください。 ことの始まり。  皆さんはある日、目の据わった女性から「動物の陰茎って料理してみたくないですか?」と言われたときどうするだろうか。ふつう大抵は聞き流すとか何とかすると思うのだが人間魔が

    • 『蛇の道』感想文。(セルフリメイク版とオリジナルをみて)

       黒沢清監督の『蛇の道』を見た。全国ロードショーとはいえ、どっちかというとミニシアター向けの映画なせいか、すでに午前9時台の1日1枠しかなかった。仕事も11時出勤の自分を珍しく早起きさせて映画館に向かう。  あらすじ解説は世話焼きな先達たちがブログとかnoteで散々やっているとは思うが一応なぞる。  宮下(リメイク役名アルベール)(香川照之)という男が娘を殺され、その復讐に向かっていく。そしてそれを新島(リメイク役名そのままで柴咲コウ演)(哀川翔)という、塾で数学を教えてい

      • 『ひとめあなたに』観劇感想文のような日記のようなもの。

         友人(先輩)が出ている演劇を見に行った。本当は6月16日午前の部を予約していたのだが完全に寝過ごして、銭湯に行った辺りで「今日ここでこれを観ておかないと寝るときハチャメチャ気持ちワルいな…」と思ってスーパーカブをすっ飛ばしてシアターナインへ向かった。  正直にいうと予約とか待ち合わせとか、先の予定を埋めるとかハチャメチャ苦手である。昔はよく遅刻したりすべてをすっぽかしたりしていたのだが最近ようやく以前より人付き合いらしきものの真似事が出来るようになってきたところだったのだ

        • 祖父の葬式、時分の発達。

           6月6日に祖父が死んだ。令和6年6月6日90歳にて老衰で没。デミアンかよ!と思いながらおかんとやりとりして、職場に葬式で一週間くらい帰ります~の連絡をする。  父方の祖父は名前をホヅミといい、やや短慮でせっかちで、浮気性の人間ではあったが孫である私のことは非常にかわいがってくれた。祖父が60になったばかりの頃に私は生まれたのだが、当時の祖父母は道路公団や県庁でバリバリ働いていたところを「孫と遊ばないかんのに仕事ややっておれるか」といってすっぱり辞めてしまった。えらく甘やか

        The way of the bull's dick curry.(牛のおちんぽカレーへの道。)

          私の覗いたトルコ。

           今年の1月15日から27日までトルコに行ってきた。ソープじゃないぜ。トルコ共和国だ。  おれが旅行というものに、自分で出たいなあ、行きたいなあと憧れたのは妹尾河童さんの「河童の覗いたインド」を読んだのがきっかけだったと思う。それは大学の2回生の頃で、その頃の僕は時間を無駄にして旅にでることなく、退屈をありのまま愛していたのだが、今年、ついに旅に出た。  行き先がなんでトルコ共和国なのかというと、理由なく中東に惹かれていたからだ。私は人間が旅に出るとき、ヨーロッパ寄りの旅

          私の覗いたトルコ。

          1年と焦燥、僅かな諦め、希望など。

           前働いてた会社でぶっ倒れ、仕事を辞め、離婚して、車に跳ね飛ばされ、コロナに罹患し、引っ越しを達成してそろそろ1年たつ。長かったような短かったような気がする一年だった。  この一年、自らのキャリアアップだとか、将来の展望に向かって努力したとか、そういう前向きなことは一切して来なかった。する気もなかったし起きなかった。  変わりに東南アジアに行ったりトルコに行ったりした。有り体にいったら自分探しみたいなものだが、当然東南アジアにもトルコにも探すような自分というものはない。ど

          1年と焦燥、僅かな諦め、希望など。

          東南亜細亜見聞録 その1

          準備  さて、その1と銘打っておきながら出発はまだである。すまない、悪かった、謝るぜ…。まずは今回の旅程を確認したい。今回はベトナムハノイへ行き、そこからホーチミン行き夜行列車に乗る。ホーチミンからはeビザ取得の上、イミグレーションオフィスでカンボジアの入出国カードを記入して入国、プノンペンにて1泊し、翌日タイへ出国、バンコク→パタヤの知人を訪ね、バンコクに戻って、ラオスへ向かい、更に1泊か2泊してハノイに戻り、帰国するという流れである。  ここでやっておかないといけない

          東南亜細亜見聞録 その1

          東南亜細亜見聞録 序

          前書 きっかけは9月の18日くらいに中国でにいる友人が「29から暇やな。だれか来ん?」というようなことをSNSに投稿していた。元々10月くらいにアジアらへんをへ巡る予定にしていたので前倒しで乗っかることにした。ビザ取得RTAみたいなことをやってみたのだが結局ビザは取れず(予約に空き枠がなかった)ヘニョヘニョになり航空券代25000円をスルーイングザドブする結果になった。しかしながらビザ取得のスケジュール感覚や手続きは分かったし、決して無駄にはなってない。「爆発した二号エンジン

          東南亜細亜見聞録 序

          末代。

          末代という言葉がある。その一族の最後の世代とでもいえばいいか、「末代まで呪ってやる」とか「末代まで祟る」とかおっかない使われ方をされがちな言葉でもある。 先日実家に帰るタイミングがあり、「うちの家はおれで末代だな」とガハハと笑ったのだが誰一人否定してくれず、かなしくなったものである。 今年の3月に離婚してから悠々自適の一人暮らしを貪っているわけだが、元来寂しがり屋な自分には少々堪える。ウソ、かなり堪える。いやそうはいえどもお前が離婚したんやないかい。という向きもあろう。私

          デカい穴閉店に寄せて。

           デカい穴が閉店した。今から概ね12時間くらい前の出来事だ。デカい穴ってなんですか?と聞かれると説明が難しい。カフェバーだというとなんか違うし、イベントスペースだというのもなんか違う。店主太田さんの言葉を借りるならまさに「場」とか「部室」がちかいかもしれない。  そこに概ね2年くらい行ったり行かなかったりした。ぼくは熱心な客ではなかったから、行かない時期も大いにあったのだけど、それでも唯一無二の店であり、しんどい時期の精神的支えにもなった店であった。  そうした店が、7月

          デカい穴閉店に寄せて。

          雑記。

          【まえがき】  私を完膚なきまでにボコボコにした様々な出来事がようやく落ち着きつつあるので宛のない近況報告としてこれを書いてみます。あと文字列として書き出すことで多少気持ちの整理も付くだろうという希望的観測もあります。  あと、この話は三十路手前のおっさんというかお兄さんというか、そういう人間がひたすらボコボコになっていく様子を記録しています。理解のある彼くんも彼女もどこにも出てきません。安心して読んでください。  なお、私に近しい人は大体の内容が分かるとは思いますが、特定を

          ライフハックというには微妙なPanasonic一人用食洗機SOLOTAの置き場所になり得る台について。

          Panasonicの一人用食洗機SOLOTAを買いました。 買ったのですが問題が出てきました。それは何か。 「キッチンがびっくりするぐらいせまい。」 そうなんですね、一人暮らしのキッチンは「おまえはキッチンを名乗らないでください」といいたくなるぐらいせまい。いやPanasonicさんの製品開発努力には頭が下がります。A4用紙サイズに置けるタンク式食器洗い乾燥機。しかも従来の他社製だとなんか野暮ったいシルエット(偏見ですごめんなさい)になっちゃうのに無駄をそぎ落とした直方体

          ライフハックというには微妙なPanasonic一人用食洗機SOLOTAの置き場所になり得る台について。