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身体は振動する水であり、一日に入れる情報には限度がある


たまに近所の公園にある池を眺めながらボーッとするのだが、風に揺れる水面を眺めるたびに、これは私たち人間の体内だなぁと感じる。


以前は一日に何ページも読書をしたり、歩く時も家事をする時も寝る前も、YouTubeで気になった人の話をずっと垂れ流しにしていた。


でも最近、それが出来なくなってきた。
自分の中に入ってきた情報を整理しないと結局何も身につかないし、情報量に溺れて身動きがとれなくなってしまう。


ただ得た情報をノートにまとめれば良いということでもない。
体内の70%以上が水で出来ていて、情報も水に浸透すると思っている。


イメージとしては、入れた情報が体内の水の中に文字として浮かんでいるような状態。



そして、水を振動させることで必要のない情報は流れて最終的に外に出ていき、自分にとって大切な真実だけが残る。


少しの情報を入れたら、音楽も何も聴かずにただ料理や皿洗いや掃除に集中する。スマホを持たずに公園を散歩する。刺激の少ないヒーリングミュージックを聴きながらストレッチをする。湯船に浸かって深呼吸する。


そうすることで体内の水が振動して、
いらない情報は流れ消えていく。


現代人にはこの時間が足りないと思う。

情報を取り入れるばかりで整理する時間を持たないから、次々と入って来る情報─あれが正しくてこれが間違っている、かと思えば手のひら返しで逆だった、次の日にはまた変わった─などに逐一踊らされる。


私は今は1回5~10分程度の読書を1日数回、動画の聞き流しは1日に1~2人分くらいしか出来なくなった。大切なのは情報を取り入れて、整理した上で自分が何を決断し、どう動くかを決めていくことだからだ。


大好きな音楽でさえも、歌詞のついたものは一日の中で聴き過ぎるとノイズになってしまう。


ノートに書くことやSNSに言語化することはとても良い作用を持つ。
頭の中のゴミが掃除されていく感覚。
手足の先まで細胞の一つ一つを言語化すること。
濁った水を排水するような感覚だ。


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