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脱輪「ビニール・ボディ・ホラー——あるいはプラスチック・ニンファでいっぱいの海 第2部」
◆作品紹介
先日の文学フリマ東京で頒布されるや否や即完売し、次回1/19の文学フリマ京都での販売が待たれるzine、『ビニール袋』にて、全112ページ、72,000字というボリュームで収録されたこの論考は、ビニール袋という(不)透明な膜を通して、人体やホラーといった諸概念を鮮やかに定位して見せる「プラスチックの哲学」である。今週は全2部構成からなるうちの後編をお届けする。批評のポップ・カルチャー化を目論む「野生の批評家」こと脱輪の、リーダブルでスペクタクルな引用の海に溺れるがいい。(編・永良新)
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