⑳(最終回)自分自身の心を読む ルアンプー・プラモート師
(続き)ですから一生懸命訓練するのですよ
出来る限りサティによって自分の心に気づきを間に合わせるのです
もしも心を知る事を間に合わせることが出来ないのなら
身体を観るのです
ルアンポーはこのようにまとめたいと思います
”サティ(気づき)によって
真実の通りに心と身体を知るのです
「知る」とは定まった心で中道に観るのです”
容易な方法は自分自身の心を観ることです
以前
ルアンポーがドゥン師を訪ね
「ルアンプー、実践がしたいです」と教えを乞うた時
ルアンプー・ドゥン師は短い言葉だけで
教えて下さいました
それは
『実践は難しくありません
実践しない人にとって難しいのです
今までたくさんの本を読んできたのだから
今後は、自分自身の心を読むように』と
自分自身の心を読むように
それは
心が善(クソン)であれば
「心が善である」と知り
心が不善(アクソン)であれば
「心が不善である」と知るのです
そしてある時
残った八正道が
完全に沸き起こってくるのです
これが
心について仏教の全てです
もしも私達が実践するならば
私達が得られるものは
今この瞬間に苦(ドゥッカ)からの解脱
なのです
苦(ドゥッカ)の解脱を死ぬまで待つ必要はありません
今、この瞬間の解脱なのです
それでは
法話を終わりにします(終)
25:49~