新しい一週間が始まるぞう。Vol.12
梅雨が明け、連日厳しい暑さが続いています。私は健康の為、日の出の時間と夕陽が西に沈む少し前、近くの海岸を散歩しています。海風がとても心地良く、仕事で疲れたり悩んだりする時、いつも優しかったおばあちゃんの事を思い出します。ここは幼い頃、おばあちゃんに手を引かれ毎日歩いた海岸です。おもちゃの船に紐を結び、「海にお船を浮かばせて・・」そんな童謡の歌詞のような遊びをしていました。
私の母は、虫歯にならないようにと、私に甘い食べ物を渡してくれませんでした。アメ玉にわざと一味唐辛子をまぶしていた事もありました。それを見ていたおばあちゃんは、ある時ポケットにたくさんのアメ玉を隠し、海でこっそり私にアメをくれました。甘くて酸っぱくて、私はおばあちゃんが大好きでした。ずっと後で聞いた話によると、母は全部お見通しだったそうです。海風と共に、甘い香りと思い出が頬を撫でる、そんなお話でした。みなさん素敵な一日を！！いいなと思ったら応援しよう！
