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臆病だけど目立ちたい
私は昔から臆病だ。
出かけるときはいつも母の後ろに隠れるようにして歩いていた。
それでも道で知り合いに会えば挨拶はしっかりしていた。
・・・つもりだった。
実際は母から何度も「蚊の鳴くような声で挨拶しないの!もっと大きな声で挨拶しなさい!」と言われていた。
母は知り合いと別れてすぐに私のことを注意するものだから、いつも私は(怒られている声がさっきの人に聞こえてはいないだろうか…)と肩身の狭い思いをしていた。
そんな私だが、注目を浴びることは嫌いではなかった。
小学校の夏休みに書いた読書感想文が学校代表として市に送られることになり、朝の集会で全校生徒の前に立った時はなんとも晴れやかな気分だった。
ほどなくして中学生になり、私は臆病な性格を変えようと学級委員に立候補した。
しかし結果は残念ながら落選だった。
選ばれた子はその後の学生生活でも常にみんなの中心にいるような子だったから、改めて考えると全員が初めましての状態から登校数日間だけで適性を見抜いたあのときのクラスメイトはさすがだな、とも思う。
大人数を引っ張るには目立つ力が必要なのだ。
それからの学生生活でも何度かリーダー的立ち位置に立候補してみたものの、ことごとく選ばれなかった。
リーダーには選ばれないけれど、そのような人たちを支える力には自信があった。
いわゆる「縁の下の力持ち」。
先生からはそのサポート力を評価され「スーパーサブ」なんて言葉ももらったりした。
サブなのにスーパー??なんて当時は思っていたけれど、「スーパーサブ」なんてそうそうもらえない名前を与えてもらってとても光栄だ。
そして現在。わたしは立派な?就活生をやっている。
「我こそはリーダーなり!!!!」
という方々を多く目にしてきて、やはりそのような方々を目の前にすると尊敬の念を抱きながら、半歩後ろへ下がってしまう。よくない癖だ。
内定こそまだ手にしたことはないが、企業というのはリーダー役なんてへっちゃらな積極性がある人の方がスキなのではないかなぁなんてちょっとひねくれながら考える。
でも私らしさは失いたくない。面接で偽りの自分アピールをするのはいやだ。
だから私は今後、ありのままの自分に積極性を少しプラスすることにする。
「我こそはスーパーサブなりぃぃぃぃいいいl!!!!」
私は少しめんどくさい、臆病な目立ちたがり屋だ。
noteを開いたら突然の「おめでとうございます!」
びっくりしたと同時に私の書いた記事に”スキ”を押してくださった方が多くいるという事実に喜びを覚えた。
しかも自己紹介の記事だから自分のことを知ってもらえたのだと思う。
自分について書いて、しかもそれをスキ!としてくれる方々には感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
そして最後に!!!
ここまで読んでくださったあなたに幸あれ!♡