【つぶやき&ひとりごと】12282024
今日は、47日ぶりに近隣の図書館に行き、沢山本を借りてきた。ずっと図書館に行きたかったから、ささやかな願いが実現してとても嬉しかった。昨晩作成した「借りたい本リスト」を基に、書棚を行ったり来たり。その時間が本当に至福。NDCや分類記号をOPACで検索して、その結果を基に書棚に行くのだが、そこから探し出すのにちょっぴり手こずってしまった。最初に借りた「神に愛されていた」に関しては、OPAC検索結果が示した書棚とは反対の本棚でウロウロしていたものだから、そりゃ見つかるハズもなく…汗)図書館司書資格、勉強しているのに…恥) でも、無事に借りたい本は、一冊を除き全て自力で見つけることができたので、良しとしよう。
本当に、図書館程、素晴らしい公共施設はないと思う。切実にそう感じる。足を一歩踏み入れたら、そこはあらゆる書物の宝庫。本の虫にとっては夢のような空間。私の通うB図書館は、心に安らぎとくつろぎを与えてくれる最高の場所。ある年には、図書の貸し出し冊数全国ベスト1位を記録した程、多くの人が訪れる。たくさんのリラックスできるソファ席やテーブル席、充実した図書館サービス。どれを取っても「最高」の2文字でしか形容できない。
今回、貸し出した小説は以下の7冊。
・「神に愛されていた」by 木爾チレン
・「なれのはて」by 加藤シゲアキ
・「孤島の来訪者」by 方丈貴恵
・「名探偵に甘美なる死を」by 方丈貴恵
・「彗星を追うヴァンパイア」by 河野裕
・「ヨモツイクサ」by 知念実希人
・「図書館情報技術論・改訂版」by 田中均
帰宅後3時間程で「神に愛されていた」を読了してしまった。それ程、物語に引き込まれた。初読み作家さんの作品。2人の天才作家のすれ違いや光と闇、希望と絶望、小説への想い等々が素晴らしい筆致で描かれていた。ずっと読みたかった作品だから、読破できて本当に嬉しかった。他者がもつ才能・能力への嫉妬心や羨望といったドロドロした感情は誰もが経験するなぁ、と感じたし、小説を書くという行為は本当に孤独な闘いなんだと思わされた。それだけでなく、読者の反応や評価によって自らの創作スタイル、執筆習慣が狂わされることもしばしばあるのではないか、とも考えさせられた。
今でもたまに「小説家になれたらなあ」なんてお花畑バロメーター100パーセントの思考が脳裏をよぎることがある。けれど、相当な覚悟がないと作家にはなれないことを教えてもらった気がする。それに、プロデビューするのも一握りの確率、ましてやそこから長年業界で生き残るなんて相当に過酷な職業なのだと痛感した。作品を世に生み出す全ての作家を心から尊敬したい。
とにもかくにも、久しぶりに過ごせた図書館Dayは最高だった。図書館に住むという野望を叶えるには、本当にどうすれば良いのだろう…(切実な望みである)。