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UXライティングに役立つあれこれ

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記事一覧

UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?

UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?

プロダクトのおしらせ系の文章は、「やってほしいこと」があった上で、使う人にわかりやすく伝えるというのが役割です。でもそれだけだと、コンテンツ過多な状況では難しいのでは? と感じることが増えてきました。

なぜなら読む側は、つねに「読まない」「行動しない」という選択ができるから。

これからのプロダクトは、使う人の感情に寄り添い(共感して)、使う人の言葉で説明できるという新しいスキルが求められるので

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Amazonの従業員が学ぶ伝わる文章構成の極意

Amazonの従業員が学ぶ伝わる文章構成の極意

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。

【主要なアップデート】
(2023.10.01)ベゾス氏がパワポを禁止した理由を語った動画を追加
(2020.05.11)Blitzscaling、ビル・ゲイツのコメントと英語版リンクを追加
(2020.05.11)知的生産の技術に関するコメントを追加

0  はじめに▲アマゾンの社内プレゼンテーションで、パワーポイントの使用が禁止

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「UXライティングのはじめ方講座2」のレポート

「UXライティングのはじめ方講座2」のレポート

UXライティングの目的やどんなお仕事をしているのかを知ることができた、2020年1月26日に開催したデジタルハリウッドのアサカツヨルカツ「UXライティングのはじめ方講座」のレポートを紹介していきます!
UXライティングという職種は、日本ではまだ少ないと思いますが、AmazonやGoogleといった企業ではすでに募集している職種です。

講師:永井一二三さん @nagaikazufumi
実績として

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コピーライターがひらがなを使う理由とUXライティングの漢字ひらがな問題

コピーライターがひらがなを使う理由とUXライティングの漢字ひらがな問題

まずはこちらの文章をお読みください。

毎年、いまごろになると「鬼が笑うけど」というようなことを考えます。だってねぇ、今年やることなんてあと10日分しかない。
来年は、今年の続き…だと、ふつうは思うじゃない?だけど、そういうことにはならないよ、たぶん。ただの続きのつもりでやってても、だめだよ、きっと。

これは、とある日のほぼ日に掲載された、糸井重里さんが書いたエッセイ「今日のダーリン」の冒頭部分

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UXライティングのワークショップをやってみたら想像以上に反響があった話

UXライティングのワークショップをやってみたら想像以上に反響があった話

こんにちは。プレイドでUIデザイナーをしている木村です。

今回はタイトルにもある通り、UXライティングを経験的に学ぶためのワークショップを社内で行ってみたら、想像以上にいい反響があったのでそのことをまとめたいと思います。

何をしたのか
2020年1月に行われたDesign Matters TokyoでSlack社のUXライティングの取り組みが紹介され、そこでUXライティングのワークショップが行

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Netflix(日本語版)登録フローのUXライティングを検証してみた

Netflix(日本語版)登録フローのUXライティングを検証してみた

THE GUILDの安藤剛さんがTwitterでNetflixのUXライティングに関する記事をシェアされていたのですが、事業会社でUXライティングに取り組んでいるわたしにとって非常に参考になりました。

これらのUXライティングは度重なるA/Bテストの結果だということですが、安藤さんはこちらの記事でもNetflixのA/Bテストについて書かれています。

こちらの記事からも、NetflixがA/B

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読みやすい文章は「デザイン」が優れている

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。

 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。

 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)

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