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NOSPRツアー2022 ショパンピアノ協奏曲1番編
夢のような日々が過ぎ去った後でも、ふとした瞬間にさまざまなシーンが脳裏をよぎり、夢見心地の気分からなかなか覚めない自分がいる(ヘッダーは鑑賞した4会場の自席から撮影)。
※ 本稿は4公演等の直後に書いたメモと記憶を頼りに纏め、加筆修正して公開する決断に至ったもの。自分向けに書いたものだが、本稿を見つけた方が部分的にでも共感頂けたらさいわいです。
ツアーの発表を知って・・
ショパンの国、ポーラ
プログラムの予習 ポーランド国立放送交響楽団 Marin Alsop指揮 角野隼斗pf.
待ちに待ったポーランド国立放送交響楽団(NOSPR; 彼らの来日履歴等についてはこちらを参照)の来日公演 (Marin Alsop指揮、角野隼斗ピアノ) がまもなく始まる (ヘッダーはドイツのBoppardのGedeonsEck(展望台)から撮影したライン川の大蛇行:2015年6月)
これに先立ち、プログラムの予習をしている。本noteは、自分の関心の向くままに調べて分かったこと、興味深く感じた
Music as a language (言語としての音楽) 記事拙訳 & 角野隼斗, Bruce Liu and A. Gadjiev
最近、音楽と言語の関係についてシンクロニシティがあったので、2021年10月から11月半ば頃にかけて書いていたnoteを加筆修正して公開することにした(ヘッダーは、札幌のKitaraホールの隣にある国指定重要文化財「豊平館」の内部、カバーが掛かったピアノは現役)。
第18回ショパコン期間(2021年10月)中に発行されていたChopin Courier No.16のp.7で見つけた記事「Musi
EvaとCateenのインスタライブ (2021.12.11)を振り返る (12/15追記)
昨夜(12/11)は日本時間22時から45分位、Eva GevorgyanとCateenさんのインスタライブがあった(ヘッダーはグローブトロッター銀座本店のエントランス)。同接数3,000人弱だった。
インスタライブのお知らせは、12/7にEvaがインスタストーリーで行い、それをCateenさんが自身のストーリーに載せる形で各フォロワーは情報を得た。インスタライブ当日はCateenさんもストーリ
ガジェヴ ピアノ・リサイタル (All Chopin) @ 浜離宮 (2021.9.8)
今夜は浜離宮朝日ホールで開催されたアレクサンダー・ガジェヴのピアノ・リサイタル「オール・ショパン・プログラム」に行って来た(ヘッダーは今夜ガジェヴが弾いたカワイフルコンサートピアノSK-EXで、コンサート終了後に私が撮影)。
この1ヶ月間、海外の演奏家の来日のキャンセルや中止の連絡が相次ぐ中、ガジェヴは来日し2週間隔離生活を経て、コンサートを開催してくれた。10月3日からワルシャワで始まるショ
ショパコン予選: 7/20の感想 (G.Osokins & 角野隼斗)
予選前からGeorgijs Osokinsと角野隼斗の演奏を楽しみにしていた(本noteでは敬称略)。以下各曲が作曲された背景に触れつつ、2人の演奏について感じたことを自分用に書き残しておきたい(暫く公開設定できずにいた)。(ヘッダーはCat piano, from La Nature, 1883、出典:Wikimedia Commons)
【Georgijs Osokins】
Osok
第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/20予備予選出場者(一部)について
予備予選9日目。ショパコン以前より、日常生活の中でほぼ毎日ショパンを聞いてきたが、予備予選期間中は(予備予選で指定されている)課題曲ばかりを聞くことになるため、普段あまり聞いていなかったマズルカにも親しみを覚え、独特の旋律やリズムを楽しんで聴けるようになってきた(今回のショパコンに備え、マズルカ全曲(57曲)演奏しているルービンシュタインとNikolay KhozyainovのYoutTubeの
もっとみる第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/19予備予選出場者(一部)について
予備予選8日目。本日は12人(男性8人・女性4人)で、アジア勢が9人(日本は4人)と多い(ヘッダーはNorth-western view of church in Warsow、出典:Wikimedia Commons)。
【7/18のMorning Sessionの感想】
個人的にはArsenii Munのショパンが好きだった。特にマズルカOp.17の2小品(ショパンのパリ在住時の初期作品)
第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/18予備予選出場者(一部)について
予備予選も7日目で折り返し地点を過ぎた。ほぼ毎日3時ごろまでリアルタイムで予備予選を見てしまう寝不足の状態が続いているが、ショパン好きとしてはこの上ない喜びを一人噛みしめている。昨日はしばしショパンを離れ、吉見友貴さんと阪田知樹さんのコンサート(何れも贅沢なプログラムでホールでの渾身の生演奏を大いに堪能した;別途感想を残したい)に行ったため、昨日のMorning Sessionはアーカイブで視聴
もっとみる第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/17予備予選出場者(一部)について
予備予選も6日目(ヘッダーはMazurka (Chopin) op. 24 nr. 1、出典:Wikimedia Commons)。昨日(特にMorning Session)はショパン好きにとっては素晴らしいリサイタル続きで至福の時を過ごした。2010年の第16回ショパコンで最年少(18歳)ファイナリストとなり、再びショパコンの舞台に戻ってきたNikolay Khozyainovの演奏は、最初か
もっとみる第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/16予備予選出場者(一部)について
予備予選も5日目(ヘッダーはSecondary theme "Poco più lento" from Op 48, No 1、出典:Wikimedia Commons)。16日は、個人的に以前から注目しているピアニストが複数出場するため、大変楽しみである。以前「第18回ショパン国際ピアノコンクールの予備予選出場者とYouTube」という記事で紹介したピアニスト以外も触れたい。仕事も忙しくなり、
もっとみる第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/15予備予選出場者(一部)について
予備予選も4日目に突入(ヘッダーはManuscript of Chopin Etudes Op.10 No.3 ("clean copy" or "Stichvorlage")、出典:Wikimedia Commons)。本日も昨日同様、14人(内、日本人は5人)と多いため、ざっと調べた全員のことをこちらに書き残す時間的な余裕がないため、一部の出場者に絞って、ここに紹介する。
① Ms. As
第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/14予備予選出場者(一部)について
ショパンコンクール(以下「ショパコン」と略す)の予備予選も本日7/14で3日目(ヘッダーはFirst page of autograph manuscript of Frédéric Chopin's Fourth Ballade, Op. 52, dezoomified using script dezoomify-rs、出典:Wikimedia Commons)。1日目も2日目もコンペティタ
もっとみる第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/13予備予選出場者(一部)について
7/13に出場されるピアニストについて、ざっと調べてみた結果を備忘兼ねて書き留めておきたい(大変僭越ながら、終了後、素人なりに感じたことを追記することも・・・)。(ヘッダーはFirst bars of score from barcarolle of Chopin, pd、出典:Wikimedia Commons)
① Ms. Aleksandra Hortensja Dąbek (Polan