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第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/15予備予選出場者(一部)について

 予備予選も4日目に突入(ヘッダーはManuscript of Chopin Etudes Op.10 No.3 ("clean copy" or "Stichvorlage")、出典:Wikimedia Commons)。本日も昨日同様、14人(内、日本人は5人)と多いため、ざっと調べた全員のことをこちらに書き残す時間的な余裕がないため、一部の出場者に絞って、ここに紹介する。

Ms. Asaki Iwai (Japan)

 岩井亜咲さんは東京藝術大学3年在学中で21歳。昨日の進藤実優さん同様、7/31・8/1のPTNA特級に出場が決まっている。特級で弾く予定の4曲中2曲はショパンで、練習曲Op.10-8とアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22だが、予備予選と被るのは前者(後者は本選2次の課題曲)。YouTube上にショパンの動画は、PTNA2次予選進出者の3曲目のワルツ第5番のみ。

② Mr. San Jittakarn (Thailand)

 Sanは今回のコンクールの唯一のタイからの参加者で29歳。複数の国際コンクール(例:第1回Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールで2位)に上位入賞。Shigeru Kawaiで彼が弾く幻想曲Op.51がYouTube上に上がっている(他の曲含む動画はこちら)。
 2021年5月のエリザベート王妃国際コンクールにも出場しているが、1st Roundでショパンを弾いていない。

Mr. Chi Ho Han (South Korea)

 以前のnoteの④を参照。

Mr. Eylam Keshet (Israel)

 Eylamは、2006年に自らのYouTubeチャンネルを開設済みで、373人の登録者数がいる。チャンネルのurlがchopinistだが、上げられている動画14の内、ショパンは4つに留まっている(笑)最近上げられた2曲(練習曲Op.25-5ノクターンOp.55-2)は予備予選のプログラムに入っているものだ。
 彼は2021年5月のエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場し、1st Roundで上記の2曲で弾いている。

Mr. Konstantin Khachikyan (Russia)

 Konstantinはピアノとフットボールが好きな青年(Videoより)。2013年に自らのYouTubeチャンネルを開設し、46の動画をアップロードしており、弾いている曲のジャンルが非常に幅広い。この内、8つがショパン(4-6年前の古いものも含む)だ。動画のサムネイルにこだわりが見られる。ショパンの演奏を新しい順から紹介すると、2019年のバラード第4番Op.52練習曲Op.25-6、2017年のソナタ3番Op.58ポロネーズOp.61「幻想」、2016年にモスクワで演奏された協奏曲1番(録画の音質があまり良くないが、オケの学生さんたちが若々しく、微笑ましい)、2011年(16歳の時)の舟歌Op.60(予備予選の課題曲で、今回彼が弾く1曲)。色々聞いていると、予備予選が個人的に楽しみな一人となった。

 ランチタイムが終わったので、この辺りでいったん筆をおく。




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