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デジタルデトックスを終えてから地獄が始まった

ツイ廃が丸3日間のデジタルデトックスをしたらTwitterが見れなくなった体験談


私はツイッターが大好きで、周囲にもツイ廃であることを話していました。平日は5時間以上、休みの日は8時間ツイッターを見ていました。

今年に入り、毎日頭がぼーっとすることが増え、料理中にやけどをするようになりました。このままではいけないとツイッターの閲覧時間を減らすよう人から聞いた対策を試しましたが一向に閲覧時間を減らすことはできませんでした。

ツイッターの使用時間の制限はタイマーが作動したらすぐにタイマーを削除し、意味がなく、ヤフーのリアルタイム検索では詳細をタップしてツイッターを開いてしまい、そのまま見続けてしまう・・・ツイッターを見る時間を減らすことが出来ないまま、夜寝る直前までツイッターを見て、朝目覚めたら一番にツイッターを見る生活でした。

そんなツイッター漬けの生活を送るうち、常に頭がぼーっとした状態から戻らなくなり、料理中もぼーっとして毎日やけどするようになりました。明らかに異常事態なので、料理前、必ずツイッターを見ていることに気づき、デジタルデトックスをすることを決めました。



やり方

デジタルデトックスの間はスマホ、パソコンは見ないと決めました。ラジオやオーディオも一切聴くのをやめました。丸3日間(24時間×3日間)行うと自分で目標を立てました。

1日目

前日よりツイッターを見ていて0時になっていることに気づき、開始しました。いつも枕元に置くスマホは離れた場所へ置き、枕元には置き時計は部屋にないので、最近買った腕時計だけを置きました。

いつもならツイッターを見ている時間で、スマホを見ていなくても眠れず、眠れたのはいつもツイッターを見終わる4時頃でした。朝は6時から6時30分には起きます。ツイッター漬けの生活になってから毎日約2〜3時間睡眠の状態が今年は続いていました。

日中はふとした動作のあと、電車に乗ったとき、座れてふう、と一息ついたとき、両隣があいてまたふう、となったとき、一つ動作するたびにスマホを手に取ろうとします。この日はバッグの一番奥にしまい込んでいたので手に取ることはありませんでしたが、無意識でスマホを見ようとすることがあまりに多く、それを抑えるのが大変でした。

頭の中は常にツイッターでいっぱいで、ツイートしたくてもできないもどかしさ。デジタルデトックスの経過をメモしようとスマホにメモしようと思ったり。

夕方電話があり、必要な電話だったので出ました。そのとき電話を切るとそれ以降スマホを伏せ、見ることはありませんでした。

事前にツイッターでデジタルデトックスをするとアップし、友人にも伝えてありましたので、ツイッターやラインをしなくても心配されない安心感はありました。

いくらツイッターを見るのを減らそうと思っても出来なかったのですが、自分は子どものころからよく0か100かの極端な性格をやめるよう言われていましたので、このやり方は合っていると思いました。

夕食後、席を立ち、突然スマホを手に取ろうとしました。それまではすぐに抑えられたのに、食後スマホが手に取りたくてたまらなくて、その執念みたいなのがすごくて怖かったです。必死に抑えて、20分くらいは手に取りたいのを耐えました。食後は頭が癒やされているはず、癒やされた後に頭が疲れることをするなんて、まるで頭を癒やさせないように思いました。

入浴後も気づいたらスマホを手に取ろうとしていました。食事と同じ、入浴は一番心身ともに癒やされる時間、その直後に頭が疲れるスマホを、ツイッターを見ようとする……習慣が身に染み込んでいることを実感しました。

就寝時は2日目も枕元にスマホは置かず、腕時計を置き、いつもはスマホを見ている時間なので、やることがなく、読書も頭を休ませたいからやめて、スマホが見たくなったらアナログ腕時計の盤面をただじっと見つめて、早めに就寝しました。

2日目

朝、一度目覚めたときはデジタルデトックスをしていることが念頭にあり、スマホを手にとることはありませんでした。二度寝から目覚めたとき、気づけばスマホのロック解除の4桁のうち3桁まで入力していてそこでデジタルデトックス中なことを思い出して止まりました。

昨日よりもツイッターが見たくて、ツイッターでつぶやきたくてたまりませんでした。四六時中ツイッターで頭がいっぱいなのはそれまでと変わりませんでした。

夕食時、今度は食事の途中でいきなりガタッと立ち上がり、離れたところに置いてあるスマホを手に取ろうとしました。すぐに座って耐えましたがスマホを手に取りたい欲求が前日より強くなっており、必死に耐えました。自分でも抑えきれない様子が、恐怖を感じました。

何を思ってもツイッターの画面に書き込む文面、画像が頭の中にありました。

その日の夜、突然ツイッターが見たいと思わなくなりました。打って変わって、つい先程まであれだけツイッターが見たかったのに、腕時計を見たら18時を過ぎた頃でした。ツイッターを見なくなってから一日と18時間でした。想像もしていなかったことで、自分でも驚きました。

デジタルデトックスの効果は絶大でした。

3日目

ツイッターを見たいと全く思わず、夕方頃になると友人にはやくラインを送りたくて、あと6時間、あと5時間、あと3時間…とカウントダウンしていました。

4日目 
デジタルデトックス明け

0時過ぎてすぐにスマホを開き、友人にラインでデジタルデトックスを終えたことを送りました。

次に、まずはインスタを開いてみました。デジタルデトックス前、インスタが楽しくなり毎日更新するようになり、ツイッターがその分減るどころかSNSを見る時間が増えていました。

3日振りにインスタを開いたとたん、こめかみ、首、肩、背中、胸がビキビキビキ!と苦しくなり、すぐに見るのをやめました。一気に血流が悪くなるような感じで苦しくて、インスタが見れなくなりました。次にスレッズを開いたら同じように苦しくて、スレッズはすぐにアンインストールしました。

いよいよツイッターを3日振りに見ました。インスタを見たときと同じようになり苦しくて、ツイッターも見れなくなりました。

デジタルデトックスが明けたら反動でたくさんつぶやくだろうなぁと思ってたのに、まさかツイッターを見たくないなんて、思ってもみなかったのでびっくりしました。

ツイッターは楽しい思い出しかありません。ホームは平和だし、フォロワーさん方のツイートは楽しいし、嫌とかつらいとか、悩みなどもありませんでした。いわゆる炎上系がタイムラインに流れてくることもなく、ツイッターは穏やかな世界でした。

自分は日常ツイートが主でしたので、ツイートにいいねがひとつもつかなくてもあまり気にはならず、でもいいねがつくとやはり嬉しくて、リプも穏やかで、嬉しかったです。

良い思い出しかありませんが、見たいと思わなくなったので、ツイッターのアプリをアンインストールしました。

noteは頭が疲れず、大丈夫でした。あまり更新してなかったnoteを頻繁に更新し、ツイッターとインスタはやめました。アカウントはそのままにしてあります。DMやメッセージに必要だからです。そしてやはり思い出があるので、消したくないと思います。

6日目
デジタルデトックスを終えてから地獄が始まった

デジタルデトックス初日から6日目、ツイッターやインスタはやめたままでnoteだけ更新していました。

メールが届きました。ZOZOTOWNからでした。そうだ、数日前注文した……何が届くんだっけ……いくら考えても思い出せない、数日前に注文したばかりなのに。たしか、3つ、おぼろげに3つ思い浮かび、はっきりとは思い出せない、たしか枕カバーと、キッチンのスナップタオルだ。あとひとつ、まあいいや2つも思い出せたし。

その1〜2秒後、

あれ、明日届くZOZOからの荷物……何が届くんだっけ。 

7日目

デジタルデトックスの初日から7日目、荷物が2つ届きました。ZOZOからとアマゾンからでした。アマゾンは何を注文したか全く思い出せず、前日に注文したのにも関わらずでした。平らでとても大きな段ボール、こんな特徴ある商品なのに、開けるまでわかりませんでした。カレンダーが入っていました。

スマホをなるべく見ないように、スケジュール帳とカレンダーを買ったんでした。こんな時期にもう店頭には置いてないので通販で探し、かわいいのがあってよかったです。

ZOZOの方は思い浮かんだ3つめの商品は違っていました。

とても怖い。

でも既に以前からこの状態になっていました。記憶がもたない。

10日前、デジタルデトックスを始めると既に決めた翌日、はじめて行く場所で、何度グーグルナビを見ても降りるバス停の名前を1〜2秒で忘れてしまい、また見る、また1〜2秒で忘れて、またナビを見るを繰り返し、何度も見たのに降りるバスの停留所を2つも過ぎて降り、結局目的地までナビを見て歩きました。

頭がぼーっとして、こんな恐ろしい事態になっているのにも関わらず、自覚がなかったんです。

ツイッターを見るのをやめて、頭がぼーっとするのが治まってからようやく自覚し始めました。

デジタルデトックスを終えてから地獄が始まりました。

10日目
スマホ依存からの脱却

ツイッターは見たくなくなっても、スマホを見たいのは収まりませんでした。何も用はなくてもスマホを手に取りたい。この日も早くに目が覚めスマホを手に取りたいのを我慢していたら、急にスマホを手に取りたくない、できれば極力見たくないとなりました。

デジタルデトックスをして、ツイッターを見なくなってから10日目の朝でした。

二週間後

記憶力がやや持続するようになり、一日は持つようになりました。

20日目

普段はスマホをなるべく手に取りたくない、となってからも、食後と入浴後だけはまだスマホが手に取りたくなったり、すぐ手に取っていたのが、食後と入浴後もむしろ見たくないとなりました。一番感動したかも。

三週間後(現在) 

ツイッターは現在もアプリをアンインストールしたままです。時々DMの確認のためにWebから検索し、通知がきていなければ閉じます。ツイートもしていないしタイムラインも見ません。

インスタもメッセージのみでアップはせず、タイムラインは見ていません。noteだけ更新しています。

腕時計を買ったばかりのときは腕時計をした後にスマホで時刻を確認していましたが、今日はじめて時刻を確認するとき腕時計!と思い着けました。スマホで時刻を見ようとは思いませんでした。腕時計を購入してから1ヶ月半くらい、時刻を見るときはスマホという、長年身に付いた習慣がやっと変わったという思いで、嬉しかったです。

終わりに

まだ記憶力はツイッターを長く利用するようになる前、初めて行く場所にも自宅を出る前に一度乗り換えを確認しただけで、3度くらい乗り換えが必要な場所にも乗り換える駅も乗り換えまでの時間も全部記憶していて、たどり着くまで一度も確認することのなかった、半年前の頃には戻っていませんが、徐々に回復してきています。

持ち歩けるかわいいミニノートを探すため新宿まで買いに行きました。紙のスケジュール帳とともに持ち歩いています。全然使わなくなっていたお気に入りのシャープペンシルも一緒に。はじめは漢字が思い出せないことが多く当然といえば当然なのですが、20日目頃(きのう)から一瞬思い出せなくてもすぐに思い出して書けるようになってきました。

睡眠が毎日6時間から8時間とれるようになり、その間一度も目覚めなくなりました。何よりひどい頭の疲れがだいぶ軽減され、今もあれだけ大好きだったツイッターに戻りたいとは思わないです。孤独は特に感じません、ツイッターを見ていないから。



※今はXですが伝わりやすいようツイッター表記にしました。




3日間一度も充電してなくて半分以上残っているのがすごいです。いつもは1日2回充電していました。

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斌
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