aki

東京都調布市在住。2児の母。 子ども、あそび、農、をテーマに人生模索する日々

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最近の記事

畑が教えてくれること

子どもたちが育つ場所として、農園をひらきたい! そう思って、農園で研修を受ける傍ら、家族で小さな市民農園を借りて家族で野菜をつくったりもしています。 にんじんが育つにつれて味が変わること。 同じ畑にたねを撒いても、一律に同じものができるわけではないこと。 いずれは枯れて土にかえること。 そんなひとつ一つの現象を、興味深そうに、自分で感じとる子どもたち。 にんじんひとつで、生き物が変化することや多様であることを、なんとなく、肌で感じることができるのが、畑のいいところ

    • 生きることが凝縮した場所

      東京での就農を決意して1ヶ月と少し。地域の農家さんから行政機関、農業系の社団法人などあちこち訪ね歩いて、企業が経営する農地でしばらく経験を積むことになりました。 余った畑と機材は自由に使ってOK、その上、働いたぶんのお給料もいただけるというありがたい待遇。ご好意に報いるべく、とりあえずできることからがんばろう!と気合いを入れた矢先の雨、雨、雨。。。畑仕事はお休みになり、気持ちばかりが焦るので、ここ最近土に触れながら思ったことをnoteに書いてみることにしました。 それは、

      • 東京で農園をはじめることを決意するまでの話

        会社員生活を離れて1年半。 あいたい人に会いに行き、よみたい本を読み、いきたい場所に行ってみる。興味を持った仕事、おもしろそうな仕事はとりあえず見に行く、やってみる。 そんな、ぜいたくな時間を過ごしてきました。 自分の価値観に向き合い、迷走して、落ち込んで、また浮き上がって・・・できること、やりたいことをさがした末、たどり着いたのは「農」というフィールドでした。 もともと、農家育ちで、大学も農関係。 新卒で入った就職先も農業分野の会社。 自分のこれまでの軌跡を振り返ると、

        • ネクラとネアカ

          気になることを言っている人が読んでいる本を読んでみる。 ということを、ここ最近続けている。 そんななかで、出会った本「子どものための哲学対話」にこんな一説があった。 「ネアカ っていうのは根が明るいってこと。・・・根が明るいっていうのは、根本的に、自分自身で満ち足りていて、ほかの誰にも認めてもらわなくても、ただ存在しているだけで満ち足りているってことなんだよ。それが上品ってことでもあるんだ。根が暗い、っていうのはその逆でね、なにか意味のあることをしたり、ほかの誰かに認め

          あそびの ”効能”

          半年前に、とりあえず えいや!と立ち上げてみたWEBサイト 「おそとであそぼ」をリニューアルしました。 https://osotode-asobo.com/ せっかくリニューアルするので、 なにかまとまったこと、ひとさまのこころに引っかかる(可能性がある) ことをなにかのせたいなと思い、常々気にかかっていた「あそびの効能」を 自分なりにまとめてみました。 おそとであそぼ「あそびの効能」 https://osotode-asobo.com/efficacy.php 「あそ

          あそびの ”効能”

          勉強がツマラなくなる瞬間

          「宿題なんてつまんない」 今年4月に小学校に上がった娘が毎日いう小言。 「なんでつまらないの?」と聞くと 「かんたんすぎるよ」との回答。 たしかに毎日同じページを読む「音読」と毎日繰り返される、1のくらいのたし算。 知ってること、新しい発見がないことをただ繰り返す宿題。 そうだよねー、つまんないよねーと、大人も思う内容。 「なんかおかあさんが宿題だして」 というので、九九の表に数字をうめる宿題を出してみる。 81個の空白は小一にはちょっと難しすぎるかな? た

          勉強がツマラなくなる瞬間

          「相対的」貧困のツミ

          ご縁があり、貧困家庭の子どもの学習支援をしているNPO法人の クラウドファンディングをお手伝いしました。 「日本の貧困問題」については、メディアで取り上げられているのをときどきは目にしていたけれど、どこか他人事というか、 そうはいっても発展途上国のような深刻さはないし …… と、正直そう思っていました。 でも、今回改めて、日本で貧困状態にある子どもの心の中を想像してみるとと、 ・クラスのほとんどの子が、夏休みに旅行に行くけど、私はいけない ・クラスのほとんどの子が、塾

          「相対的」貧困のツミ

          遊びの「目的」ってなんだろう

          緊急事態宣言と自粛ムードで、イベントなし、お出かけなしが続くこの半年。 「子どもとなにをして過ごすか」を、ずっとずっとずーっと、考え続けていたような気がします。 「今日はこれやろうよー」と言ったとき、やるやる〜♪ とのってくることもあれば、「えーー やりたくないーー」 と全面否定される日も。 ”遊びのネタ” が尽きていくなか、ネット情報をかき集めて、口コミ確認して、我が家流にアレンジして、密かに準備をしていたときほど、そんなリアクションが多くて、やるせない気持ちになること

          遊びの「目的」ってなんだろう

          子どもの幸福度は誰がつくる?

          前回の記事で、こどもの幸福度についての調査結果を紹介しました。 その後、このニュースについて、子どものあそびを研究している方から、日本の子どもの幸福度が低い原因に「自己決定」する機会の少なさがあるのではないかというご意見をいただきました。 自分のやることを自分で決める「自己決定」の幸福度への影響は、学術的に立証されているのだそうです。(神戸大学の調査結果) 「あなたの将来のためだから」と、子どもの進む道を決めることは、決して子どもを幸せにはしないということですね。 自

          子どもの幸福度は誰がつくる?

          日本のこどもは幸せなのか? 〜ユニセフの最新調査データから考える〜

          昨日(2020年9月3日)、こどもの幸福度についての調査結果が ユニセフから発表されました。 ユニセフ報告書「レポートカード16」発表 先進国の子どもの幸福度をランキングhttps://www.unicef.or.jp/news/2020/0196.html 日本の「子どもの幸福度」の総合順位は20位でした(38カ国中)。 この総合順位は、以下の3つの分野を総合した順位です。 〇精神的幸福度:37位(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率) 〇身体的健康:1位(子どもの死亡

          日本のこどもは幸せなのか? 〜ユニセフの最新調査データから考える〜