日本のこどもは幸せなのか? 〜ユニセフの最新調査データから考える〜
昨日(2020年9月3日)、こどもの幸福度についての調査結果が
ユニセフから発表されました。
ユニセフ報告書「レポートカード16」発表
先進国の子どもの幸福度をランキングhttps://www.unicef.or.jp/news/2020/0196.html
日本の「子どもの幸福度」の総合順位は20位でした(38カ国中)。
この総合順位は、以下の3つの分野を総合した順位です。
〇精神的幸福度:37位(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)
〇身体的健康:1位(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)
〇スキル:27位(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)
精神的幸福度は世界ワースト2位。
びっくりじゃないですか??
こんなにモノも情報も豊富で、先進国といわれる日本のこどもが
精神的には全然幸せじゃないなんて。。。
昨日このニュースを見て、実際とってもびっくりしたんですけど、
一方では「やっぱり」と思った自分もいました。
ここ半年ほど、こどもを取り巻く環境とか、こどもの遊びについて調べていて、今のこどもたち(ひとまとめにすることには抵抗もありますが全体感として)って、楽しすぎて笑い転げるみたいな経験をどのくらいできているのかな、って思っていたから。
ゲームやテレビももちろん楽しいけれど、そういう ”与えられた楽しみ”では、からだの奥底から湧き出るような楽しいっていう感情は生まれてこないんじゃないかな。
でもでも、こどもを野に放って自由に遊ばせるのは難しい現代社会だし。
周囲が整備されて、自然はどんどん遠くなるし。
こどもに豊かな遊びを体験させてあげたいと思っていても、実際それを実践するには、多大な労力と知恵と工夫、そしてときにはお金が必要なんですよね。
こどもの遊びを豊かにすることの重要性と難易度の高さ。
この課題に立ち向かうため、第一歩として「調布あそび探究ラボ」を立ち上げました。
今私が住む地域・東京都調布市を拠点に、あそびについて、子育てについて、丁寧に、真剣に考えていきたいと思ったから。
そしてとりあえずできるところからと考えて、調布市近隣の「あそび」にまつわる情報を紹介するウェブサイトをオープンしました。
おそとであそぼ
https://osotode-asobo.com/
こちらのnoteでは、「調布あそび探究ラボ」の活動紹介やあそび、子育てについての情報、活動するなかで思ったことなどをつづっていきたいと思います。