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勉強がツマラなくなる瞬間

「宿題なんてつまんない」

今年4月に小学校に上がった娘が毎日いう小言。

「なんでつまらないの?」と聞くと

「かんたんすぎるよ」との回答。

たしかに毎日同じページを読む「音読」と毎日繰り返される、1のくらいのたし算。

知ってること、新しい発見がないことをただ繰り返す宿題。

そうだよねー、つまんないよねーと、大人も思う内容。

「なんかおかあさんが宿題だして」

というので、九九の表に数字をうめる宿題を出してみる。

81個の空白は小一にはちょっと難しすぎるかな? たぶん、途中でいやになってやめるでしょう?

そう思って出した宿題に取り組む娘。

「ん?ん? あ、そうだ!」「もしかして、こうかな?」

一人ブツブツいいながら、1時間ほどかけて81個の空白をすべて埋めてくれた。

暗記した九九ではなくて、自分で考え出した規則性で書き込まれた81マス。

81個の丸と花丸をつけると、満足そうな笑顔がかえってきた。

勉強って、こういうことなんじゃないかな。

また、一つ娘に教えられた気がする。

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