sunshine

富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化(茶道・香道をお稽古中) 心を整えるツールとして、茶道を広めていくべく模索中です。

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富山県在住。40代女性。共働きで小学生男子2人の子育て中。 好きなこと:日本の伝統文化(茶道・香道をお稽古中) 心を整えるツールとして、茶道を広めていくべく模索中です。

最近の記事

花のように

第五十五候【山茶始開(つばき はじめてひらく)】 11/7〜11/11頃 本日は二十四節気の『立冬』。暦の上では冬の始まりです。 先日まで、夏日の日があったかと思えば、昨日・今日の冷え込み… 体調管理に気を付けていきたいですね。 七十二候の方は『立冬』の初候、「山茶始開」の5日間に入りました。 ここでいう山茶(つばき)は、椿(つばき)ではなく、ツバキ科の「山茶花」のことです。 山茶花という字は、「山に生え花を咲かせる茶の木」という意味。かつて、葉の部分をお茶として飲んでい

    • 冬支度

      第五十一候【蟋蟀(きりぎりす とにあり)】 10/18〜10/22頃 昨日より『寒露』の末候に入りました。 秋の虫が人家の戸口で鳴き始める頃になりました。 “キリギリス”とありますが、昔は「蟋蟀(コオロギ)」のことをキリギリスと呼び、秋に鳴く虫の総称でもあったようです。 夏から冬にかけて、七月には野原にいた蟋蟀(コオロギ)が、八月には家の軒下に、九月には家の戸口あたりに入ってきて、十月には寝台の下にまでやってくるという季節の移り変わりの情景を表現しています。 蟋蟀に象徴

      • 菊の香

        第五十候【菊花開(きくのはな ひらく)】 10/13〜10/17頃 季節は『寒露』の次候に入りました。 菊の花が鮮やかに咲きはじめ、秋の深まりを一段と強く感じる頃です。 この時期に、ひと月遅れで迎える旧暦9月9日の「重陽の節句」は、ちょうど菊の花の盛りの時期です。 別名「菊の節句」とも呼ばれ、この日には菊の花を浮かべた菊花酒を飲み、長寿と無病息災を願う風習がありました。 また、重陽の日に、摘んだ菊の花を乾燥させて袋に詰めた「菊枕」で眠ると、夢に愛しい人が現れる、邪気を払うと

        • その情報 必要?

          第四十八候【水始涸(みず はじめてかるる)】 10/3〜10/7頃 季節は『秋分』の末候に入りました。 田んぼの水を抜き、稲穂の刈り入れを始める頃ということですが、実際には刈り入れが終わって、新米が出回っていますね。 皆さん、新米はもう召し上がられましたか? 「新米」は晩秋の季語です。 秋の深まりを感じながら、季節の新米を頂く。最高のご馳走ですね。 今年は、夏場に米不足が問題となりました。 メディアでは連日のように報道されていましたが、生産地ではそれほど不足していたわけ

          冬支度

          第四十七候【蟄虫坏戸(かみなり すなわち こえをおさむ)】 9/28〜10/2頃 季節は『秋分』の次候へと移り変わりました。 寒さを覚えた虫たちが地中に姿を隠す頃となりました。 この候は、『啓蟄』の初候である、第七候「蟄虫啓戸(すごもりのむし とをひらく)」と対を成している候になります。 春から夏にかけて生を謳歌してきた虫などの小動物が姿を消しはじめ、静けさが漂ってきます。「動」から「静」へと移り変わる様子を感じられます。 古来、「虫」という表現は、昆虫に限らず、蛇(ヘ

          角度を変えれば

          第四十六候【雷乃収声(かみなり すなわち こえをおさむ)】 9/22〜9/27頃 今日は二十四節気では『秋分』に入りました。 昼と夜の長さがほぼ同じになり、太陽が真東から昇って真西に沈みます。 極楽浄土が真西にあることから、ご先祖さまと通じ合える日とされています。 これから次第に日が短くなり、秋の夜長に向います。 七十二候のほうは、「雷乃収声」の期間に入りました。 春から夏にかけて鳴り響いた雷が収まる頃です。 この候は、『春分』の末候である第十二候「雷乃発声(かみなり す

          角度を変えれば

          見極め

          第四十五候【玄鳥去(つばめ さる)】 9/17〜9/21頃 季節は『白露』の末候に移り変わり、秋分まであと僅かとなりました。 春先にやってきたツバメが、子育てを終えて、暖かい南の地域へと旅立つ頃です。 この候は、4月の初め『清明』の初候である、第十三候「玄鳥至(つばめ きたる)」と対を成しています。 燕は、日本にいる間に子育てを2回するようです。 最初のヒナたちは、生後わずか20日間ほどで巣立ちます。巣立ったヒナたちは、身を隠すことができる場所で集団生活を始め、旅立ちの

          目標

          第四十四候【鶺鴒鳴(せきれい なく)】 9/12〜9/16頃 季節は『白露』の次候に移り変わりました。 秋の澄んだ空に、セキレイの鳴き声が爽やかに聞こえ始める頃になりました。 セキレイは、水辺を好み、川の上流に行くほど多く見られるようですが、民家や畑の近くなどに巣を作り、近年では街中にも姿を現すようになったので、割と身近に鳴き声と姿を感じることができます。 日本には主に、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイの3種がいます。 飛行の際に上下に揺れる波形を描く特徴があり、

          <人生に彩りを>

          第四十三候【草露白(くさのつゆ しろし)】 9/7〜9/11頃 二十四節気は『処暑』から『白露(はくろ)』に移り変わり、七十二候では『白露』の初候である「草露白」に入っています。 “夜の間に大気が冷え込んで、草花に朝露が宿り始める頃“とされていますが、実際には朝露を見られるのはもう少し先になりそうです。 まだまだ気温が高い日が続く予報ではありますが、「初秋」「仲秋」「晩秋」の三秋の真ん中にあたる「仲秋」の時節の始まりで、秋が深まっていく様子を楽しんでいきたいですね。 秋は

          <人生に彩りを>

          <ことばを放つ>

          昨日の朝は、とっても嬉しい出来事があった。 いつもは、乗り気ではない様子で、トボトボと歩いて登校する次男。 集団登校なので、集合場所で他の子達が待っているにも関わらず、ノロノロと歩いていく姿を見ながら、「どうしたものか…」とモヤモヤすることが多かった。 それが、昨日の朝は、長男と2人で競い合いながら、集合場所まで駆け足で駆けて行った。 息子たちの足取りが軽いと、私の気持ちも軽くなる♪ 清々しい朝だった。 特に接し方を変えたわけでも、特別なことばがけをしたわけでもなかった

          <ことばを放つ>

          <両輪>

          私には小5の長男と小2の次男、2人の息子がいる。 以前は、長男は考えていることが分からなくて接しづらくて、次男とは感覚が合って接しやすいと感じていた。 長男はとても敏感にそれを感じ取っていて、「お母さんは、◯◯(次男)のことが1番好きなんでしょ」と良く言っていた。 それぞれに大切だと思っているのに、同じように接することができない自分は、ダメな母なんだと自分を責めてきた。 でも、最近になって、長男と次男、それぞれに私に与えてくれるものが違うのだなということに気がついた。 長男

          <両輪>

          <行ける時に>

          第四十二候【禾乃登(こくもの すなわちみのる)】 季節は『処暑』の末候「禾乃登」に入りました。 「禾」は「いね」や「のぎ」とも読み、稲・麦・稗・粟などの穀物を総称した言葉です。 稲穂がたわわに実り、刈り入れが間近な時期ですが、この頃は台風が多く発生する時期でもあります。 各地では風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われます。 私が住む富山県では、9/1〜3の3日間、風鎮祭である「おわら風の盆」が開催されます。 300年の伝統がある祭りで、揃いの法被や浴衣姿に編み笠をつけた踊り

          <行ける時に>

          <何人もの自分で生きる>

          第四十候【綿柎開(わたのはなしべ ひらく)】  8/23〜8/27頃   二十四節気では『立秋』から『処暑』に移り変わりました。 「処」は落ち着くという意味。厳しい残暑も和らぎ、朝夕は涼しさを感じられる頃です。 とは言え、「秋暑」といって暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなる時期でもあります。 そして、台風が多くなる時期でもあります。 体調や災害への備えなど、今一度確認をしたいですね。 『処暑』の初候は「綿柎開」。綿を包む「柎=花のがく」が咲き始める頃です。 綿は、7〜9月に

          <何人もの自分で生きる>

          <立ち位置が変われば…>

          第三十九候【蒙霧升降(ふかききり まとう)】  8/17〜8/22頃   季節は『立秋』の末候に移り変わり、深い霧が立ち込める季節となりました。 「蒙霧」とは、もうもうと立ち込める濃い霧のこと。 この時期、とくに前日に雨が降って、空気が湿り気を含んでいる時には、山や水辺に白く深い霧が立ち込めて、幻想的な風景を見ることができたりします。 日中の暑さはまだ厳しい季節ですが、霧は秋の始まりを告げる風景でもあり、朝夕はひんやりとした空気が心地よく感じられるようになります。 霧は、

          <立ち位置が変われば…>

          <違いに気づく>

          第三十八候【寒蝉鳴(ひぐらしなく)】  8/12〜8/16頃   二十四節気の『立秋』の次候。ヒグラシが「カナカナカナ」と甲高く鳴く頃を表した候です。 寒蝉=秋告蝉。秋の訪れを告げる蝉のことです。 寒蝉は、一般的には蜩(ヒグラシ)とされていますが、ヒグラシと同じく秋の季語とされている法師蝉(ツクツクボウシ)が寒蝉であるという説もあります。 ヒグラシが鳴き始めるのは夏至の頃から。暑さにあまり強くなく、強い日差しが苦手なことから、日の出前や日没後の薄暗い時間帯に鳴くことから、涼し

          <違いに気づく>

          <長期運用>

          第三十七候【涼風至(すずかぜいたる)】  8/7〜8/11頃   二十四節気が「大暑」から「立秋」に移り変わりました。 立秋の日が暑さの頂点とされています。まだまだ猛暑日は続きますが、朝晩にふっと涼しい風を感じることも出てきました。 季節の挨拶も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へと変わり、「盛夏」から「晩夏」へと変化していきます。 人も、日々の変化はあまり感じられなくても、確実に変化をしています。 金融の世界では「長期投資が大切」と言いますが、人の成長も「長期運用」。 日々

          <長期運用>