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冬支度

第四十七候【蟄虫坏戸(かみなり すなわち こえをおさむ)】 9/28〜10/2頃

季節は『秋分』の次候へと移り変わりました。
寒さを覚えた虫たちが地中に姿を隠す頃となりました。

この候は、『啓蟄』の初候である、第七候「蟄虫啓戸(すごもりのむし とをひらく)」と対を成している候になります。

春から夏にかけて生を謳歌してきた虫などの小動物が姿を消しはじめ、静けさが漂ってきます。「動」から「静」へと移り変わる様子を感じられます。
古来、「虫」という表現は、昆虫に限らず、蛇(ヘビ)、蜥蜴(トカゲ)、蛙(カエル)などの爬虫類や両生類の小動物も含んでいます。これらの漢字にはすべて虫へんが使われていることからも、それがよく分かりますね。

季節の移り変わりを感じて、冬支度を始める虫たちのように、私たち人間も来るべき冬に備えて準備を始める時ですね。
「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、備えがあれば少しのアクシデントにも耐えられることもあります。
何が起こるか予測できない昨今、「何があっても大丈夫」という心構えを持っておきたいですね。

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