連載エッセイ「弱い自分」第34回「身体が動かない日」
あれは放送作家時代のことだった。
自宅でいつものように作業していてソファーで休憩がてら睡眠した。
目が覚めて作業を再開しようとした時、腕や足が動かなかった。
意識はあるものの、手を動かそうとしても足を動かそうとしても全く動かず膠着状態。
誰かに連絡を取ろうとしても手が動かないので連絡できず、そのまま1時間ほど続いた。
そんな時、ちょうど親がやってきたので事情を報告。
するとすぐに救急車を呼んで、病院に運ばれた。
病院に着いた自分は足に筋肉注射を打ち、腕には点滴を入れてもら