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連載エッセイ「弱い自分」第37回「散歩をする人間」

自分は趣味がほとんどない。
スポーツもしないし、料理はやるけど趣味レベルではない。銭湯に行きたいけどお金がない。
そんなほぼ無趣味である自分が唯一趣味と言えるものは散歩だ。

そもそも散歩を始めたのは2020年。
そうコロナ真っ只中の頃。
自分はお腹周りを気にしていた。
運動はほとんどせず、座って作業することが多いので健康面でやばいと感じていた。
しかしこれまで簡単にできる運動を動画サイトで調べてはやってみたり、中古の運動系ゲームを購入してやってみたが、そんなに長続きがしなかった。

そんな時に見つけたのがウォーキングだった。
ウォーキングは別に走らなくてもいいし、1時間ぐらいでやれるので自分に合っていた。
最初、晴れている日はほぼ毎日歩いていた。
別に苦でもないし、近所の公園を回ったりして楽しかった。

今は忙しくない時に晴れていて気温がそんなに高くない時に散歩として歩いている。
散歩している時はポケットラジオを持ってラジオを聴きながら歩いている。
歩く場所はだいたい決まっていて家の近所を歩き回っている。時々、車を使って広い公園を歩くこともある。
そこでもただ歩くだけ。何も買わず、アスレチックにも寄らず、ただ散歩をするだけ。

できるだけ何も考えずに散歩をしたのだが性格上考えずにはいられない性分。
ずっと歩きながら仕事のこと、嫌なこと、さっきの出来事などを考えてしまう。
本来散歩は何も考えない方がいいんだけどね。

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