連載エッセイ「弱い自分」第39回「イラストだけが生きる希望」
ここまで不安のせいで休めずにいる話を2回にわたって話したが(正直2回やるとは思わなかったが)、別に死にたいとは思っていない。
なぜなら生きがいがあるから。それはイラストを描くこと。
イラストを描くという個性は自分のたった1つのものだから。
よく人と話す時、イラストを描いていることを言うと、
「すごいね。絵が描けるなんて」
「私にはできないことだよ」
とよく言われる。
いや、違うんだよ。
自分はそれしか出来ないんだよ。
自分は人と話すこともできないし、文章もそんなに上手くない。明るくポジティブになれないし、記憶力も悪い。
イラストしかないんだよ。
逆にそう言うあなたが羨ましい。
会話もできて、適応力があって、上手く仕事ができて稼いでいる。
自分とは大違いだ。
イラストが自分にとって唯一誇らしいと思える部分だ。
自分で言うのもなんだが、自分だけの絵柄を持っているし、毎日イラストを描くという自慢を持っている。
でもそれ以外は会話もできない、ネガティヴ思考、上手く思いを伝えられない。
とても自慢できることじゃない。
だからイラストを描き続けている。
それしか自分が生きられる唯一の希望だから。
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