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チョコレートが高いカカオショックの原因は、地球沸騰化と、違法な土壌汚染だった!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
もうすぐバレンタインですね。バレンタイン商戦で、デパ地下など、特設コーナーが設置されていますね。
私自身チョコレートは好きですが、基礎疾患の兼ね合いで、食べ過ぎは良くありません。
自分の中で、食べても良い量は、お子さん向けのアンパンマンのキャラクターを模した、2個入りのキャンディタイプのチョコレートとか、小さなチロルチョコしか、許されていない気がします。
それでも、今年のバレンタインも飲み物などにしろ、1回はチョコを食べたい。
その後に、頑張って、節制します。
今年のバレンタインはデパ地下などでもある変化があって、「チョコレートが2024年より全体的に値段が上がっているので、買って頂くために、チョコレートケーキやチョコを入れたクッキーなどのコーナーも設けた」と聞いています。
チョコレートケーキやチョコ入りのクッキーも美味しいですが、何故?と思われた方、実は今「カカオショック」というものがあって、
私も理由まではよく分かっていなかったのですが、最近その理由を知る記事を読みました。
それは、地球沸騰化と違法な土壌汚染にあったといいます。
冬のチョコレート商戦に異変が発生しています。高級チョコレート菓子[ゴディバ]は、今季のバレンタイン向けの商品を2024年比でおよそ1割値上げ。明治は[きのこの山][たけのこの里]の内容量をおよそ1割減らしていきます。背景には、原料となるカカオ価格の高騰にありました。
今回は、「カカオショック」が与える、日本への影響なども説明します。
何故「カカオショック」は起きている?それには地球沸騰化と違法行為が絡んで、採れなくなっていたから!
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世界市場のカカオ豆の価格は、過去1年半でおよそ5倍に高騰しています。
世界シェアの大半を占めるコートジボワールやガーナでは、金の違法採掘の拡大したことによる土壌汚染や、地球沸騰化による天候不良などの影響で、カカオの生産が大幅に減少し、「カカオショック」とも言われています。
産地での急激な生産回復は見込めず、日本でも、お菓子メーカーは価格転嫁をせざるを得なくなっています。
参考:冬のチョコ商戦に異変 止まらぬ価格高騰、ゴディバも1割値上げ 朝日新聞デジタル(2025年)
[ゴディバ]のバレンタイン向けの商品[フォーチュンショコラ アソートメント(6粒)]は今季、3078円で販売されています。2024年シーズンから270円の値上げで、2023年と比較しても500円近く値上がりしています。
明治は2024年6月と10月に、[きのこの山]や[たけのこの里]などのチョコレート菓子を2度に渡って値上げし、2025年1月17日には、両商品の内容量をおよそ1割減らして販売すると明らかにしました。
ロッテも、2024年8月と11月に[パイの実]や[コアラのマーチ][チョコパイ]などの主力商品を2度値上げしています。手作りチョコの材料となる板チョコも軒並み値上げされました。
チョコレートケーキであっても、影響を与えそうなこと
それは、鳥インフルエンザに感染した鳥を殺処分することで、卵の金額が2023年に続き高くなっている、「エッグショック」です。
2025年1月31日までのデータによると、
卵の卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の東京地区の平均価格は、2025年1月は、Mサイズ1kg当たり258円でした。
これは2024年12月より32円、率にして11%値下がりしましたが、1月としては統計を取り始めた1993年以降で2番目に高く、高止まり傾向が続いています。
特に2025年1月は月末に近づくにつれて値上がりが進んでいって、2025年1月31日時点で上旬より30%以上高い305円まで上昇しました。
この理由に関して農林水産省は、2025年1月に入ってから大規模な養鶏場で鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、卵の供給が減ったことだと説明しています。
今シーズンの鳥インフルエンザは、2024年10月17日に日本国内1例目が確認された後、2025年1月31日時点で北海道から鹿児島県まで全国14道県に拡大し、およそ927万羽が殺処分されました。
過去最悪だった2022~2023年シーズンは84件でおよそ1771万羽が殺処分され、鶏卵価格は1kgで350円まで上昇しました。
参考サイト
1月卵卸売価格 高止まり 31日時点でMサイズ1キロ305円まで上昇 NHK NEWS WEB(2025年)
鶏卵の卸価格が1年半ぶり300円台…鳥インフルエンザ流行、14道県で927万羽が殺処分 読売新聞(2025年)
ケーキは土台のスポンジを作る時に、卵を使いますし、「カカオショック」でチョコレートケーキにしても、とても厳しい状況だと思います。
元々カカオも一部の国でしか採れなかったりするので、供給量が制限されていますが、それはコーヒーにも言えると思います。
コーヒーも一部の国でしか豆が採れず、生産量は年々減少し、2023年に自社メディアで書きましたが、「2050年問題」という、この頃になるとコーヒーを飲むこともできなくなるだろうと言われています。
今まで、限られた国でしか採れない食べ物を、人は摂取し過ぎたと思います。
それは多分、昔は地球沸騰化ということを予測もできず、いつまでも無限だと考えていたのかもしれませんね。
チョコレートも美味しい食べ物です。1つ食べるだけでも、チョコレートにしかない、多幸感もあります。
採れなくなりつつある以上、価格が今後も高騰し、誰もが食べられる日が来なくなるかも知れませんが、食べ物も無限にはありません。
この記事を書いて、当たり前にあるチョコレートという食べ物を、1つずつ噛み締めて食べていきたいと思いました。
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