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岡山大学が監修の、「医療的ケア児」のケア方法を書いた手順集を作成!WEBで公開中。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は以前、自社メディアに「医療的ケア児」の子どもと一緒にする避難訓練に関して、記事を書かせて頂きました。「医療的ケア児」の避難訓練は、たんの吸引や人工呼吸器など必要な物が多く、何回も訓練をしないと、非常時には対応できないと強く感じました。

最近、また違う「医療的ケア児」の子どもも一緒に参加した避難訓練の記事を読みましたが、自社メディアで参考にした記事より、障害の程度が重い子で、親御さんが懸命に、避難訓練をその子と行っていました。

この記事でも、「医療的ケア児」にまつわる、ある手順集が作成されたというお話となっています。

胃ろうや人工呼吸器などを用いて、たん吸引などが常日頃必要な子ども達への医療的ケアに関して、岡山県内で治療の道しるべとなる「医療的ケア児」の子ども達への手順集が作成されました。岡山大学の教授などが監修として携わり、2024年10月下旬からWEB上で公開中です。

福祉や医療、教育現場で活用して頂き、「医療的ケア児」の子ども達の受け入れ環境の改善や親御さんの負担軽減に結び付けたい意向だといいます。

今回は、岡山大学が作成した、「医療的ケア児」の手順集について特集します。

岡山大学が作成に携わった、「医療的ケア児」の手順集の中身は、どんなもの?

手順集は、岡山大学小児急性疾患学講座の鷲尾洋介教授が、岡山県岡山市北区にある県医療的ケア児支援センターや岡山県内の基幹病院の看護師、医師などの協力を仰ぎながら完成させました。支援センターの公式ホームページ(https://www.okayama-icare.com/)にて掲載されています。

トータル39ページの展開で、胃管の栄養注入や挿入方法、気管や鼻腔(びくう)・口腔からのたん吸引という医療的な手順や処置を、写真を交えながらカテゴリーごとに紹介されています。トラブルが起きた時の対応や注意点も添えられています。

消毒の処置をするケースでも、病院や家庭、福祉施設などによって、手順が微妙に違うことがあるので、「医療的ケア児」の子ども達の治療の手順の道しるべ化を要求する需要が届いています。

鷲尾教授によりますと、親御さんは「医療的ケア児」のお子さんを施設に預けたくても、治療のやり方が自分のお子さんに沿ったものでないと安心できず、施設の利用を躊躇してしまうといいます。結果的に親御さんが心身を休ませる時間が減ってしまい、負担が重くのしかかる現実が表面化しています。

岡山県内全域で道しるべとなる治療の手順集があることで、親御さんの福祉サービス利用の増加や福祉サービス事業者の新規参入が期待できて、「医療的ケア児」の子ども達を受け入れる幅が拡大する可能性を秘めています。

鷲尾教授は、
小児在宅医療は、病気や障害を抱えている子ども達が、一人の人間として地域や家族の連携で、充実した生活を送れることが重要で、手順集がその手助けになれば
と述べました。

参考:医療的ケア児の処置手順書を公開 岡山大教授ら、受け入れ環境改善を 朝日新聞デジタル(2024年)

その後は研修会の開催や病院へ配布をすることも検討していて、「医療的ケア児」の子ども達用の手順集をもっと広く普及していきたい意向があります。

先日、参加した、勉強会のこと

先日、医療従事者向けで開講されている、オンライン講座に、参加しました。

当日別の用事でリアルタイムで参加できませんでしたが、アーカイブ配信があったので、この間視聴してみました。

内容は、「子どもの終末期の本人の意思決定」でした。内容を箇条書きすると、

・聞いてくれる人がいるだけで、悲しみや辛さが軽減する
・子どもは居なくなる瞬間まで成長する
・悲しいけど、一瞬一瞬に楽しい日がある
・子どもが主語で、主人公であること。子ども自身と話し合うこと

・アンパンマンミュージアムの閉館後に行った催しで、スタッフが、こう話した。「今日が一番楽しい日だった」
・どこで最期じゃなく、どう過ごしたか大事
・ここが最高のホスピスでした
・「医学的最善」という、体験、好き嫌い、飲み込む経験を子ども達に積ませること

・アドバイス・ケア・プランニング(ACP)は、子どもは発達するもので、学びや遊びが重要

・医療による方針決定、医療的な正しさとは?
長期入院などで、何をその人が大事にして、大切にしたいのか。本人の最善、それは対話。本人、家族の価値観、大切にしたいこと。自分の想いを医療従事者などと共有しておくことも大事。

・子どもの最善の利益に基づくこと。それは、
複雑、年齢、不確実、感情的、流動的、文化、身体認知機能、時間、家族の希望、医療者のアドバイス、精神的な負担

などに影響を与えること
・成人は本人の意思決定に基づくこと

・終末期の治療の選択は、単純ではない

・子どもにとっての日常の損失は、
主治医など、用事のある人しか病室に来ないこと や、
自分で考えることが少ないこと である。

・最期まで生き抜くことを考える

・思春期の子ども達の希望は、
「自分に心からの関心を個人として、興味を持ってくれる」と感じる、医療従事者との関係性を重視
・自分をちゃんと見てくれるのが、心をすくいあげる

だと言えるでしょう。

などでした。

本人の意思決定に関しては、「医療的ケア児」に近い子ども達が紹介されていたので、この記事で紹介しようと思いました。

私も弊社に入社して、自分の言葉で、意思決定が言える様になりました。

どんなことがあっても、本人の意思を尊重して頂きたいですねー。


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