【書籍sum】マインドフルネス 〜ハーバード・ビジネス・レビュー(EIシリーズ)〜
皆さん、こんばんは。
私ごとですが、昨日約4キロ程のランニングをしておりまして、身体的にとても良い具合に疲弊できました。
身体を動かすことって、気持ちいいですよね。
私の場合、ランニング装備が整っておらず、携帯電話などの小物を、ランニングに支障なく収納できるスポーツバックなのか、ウェアなのか、走りながらとても嵩張りまして、途中集中力が切れてしまいましたが、、
もし上記をよくご存じの方がいましたら、おすすめをぜひ教えて欲しいです。
では、本題に参ります。
メンタル管理のみならず、創造性、戦略決定にも好影響を及ぼすといわれる「マインドフルネス」。
ヨガレッスンにも取り入れたく、様々な書籍を読み漁っているわけなのですが、1冊購入したものがありますのでご紹介をさせていただきます。
✔︎著書 マインドフルネス 〜ハーバード・ビジネス・レビュー(EIシリーズ)〜
当本は、ハーバード・ビジネス・レビューというマネジメント誌の1シリーズを元に編集されており、著者、ではなく、編集者が、「ハーバード・ビジネス・レビュー編集部」になります。
こちらです。↓
なお、ビジネスレビューは、こちらですね。↓
ハーバード・ビジネス・スクールの教育理念に基づいて、1992年に機関紙として創刊されたのが起源だそうですね。
知りませんでした。
こちらの本は、2019年2月6日発行です。
✔︎要点1「感情的知性の向上」
マインドフルネスのまず大きな効果として、このEI(感情的知性)を引き上げる事にあると言われる。
EIスキル、ひいてはリーダーシップをも向上させるそうです。
下記一部抜粋になります。
マインドフルネスとは、自分自身を、もう一度、新しく、力で満たす事。あらゆる事態に対処する可能性に満ちた力強い力。何かを成し遂げるポテンシャルをあげる力。
人間の幸福の1つは、心と体の全てを使って、目の前の仕事に集中することである。
✔︎要点2「脳を健全に保つという科学的根拠がある」
実際の研究結果から、「いま、この瞬間」に意識を集中する事で、脳に変化が起こるということが科学的に証明されたそうです。
下記一部本文の抜粋になりますが、今やマインドフルネスのもたらす効果というのは、ストレス低減だけに留まらず、多岐に渡っている様子が容易に想像できますね。
マインドフルネスを実践すると、知覚、身体感覚、情動耐性、内省、複雑な思考、そして自己意識に関わる脳部位に変化を生じさせることも、神経科学者たちは明らかにした。
いまやマインドフルネスは、企業リーダーに望ましいものではなく、必須のものであろう。脳を健全に保ち、自己制御と意思決定能力を支え、有害なストレスから自分自身を守るための方法なのだ。
✔︎要点3「集中力と健康を維持し内省を習慣的に行う事ができる」
下記一部抜粋になります。
確かに、企業のトップであればあるほど、重要な意思決定に関わることは多く、その際に必要とされるのは、研ぎ澄まされた雑念のない集中力なのかもしれないと思わされます。
企業のリーダーに今求められるのは、リーダーシップを阻害するのは、知能指数の欠如や職務の厳しさではなく、集中力と健康を維持し続けることだという。
このストレスに満ちたこの仕事で成功をおさめるには、「意識を落ち着かせ、思考を明瞭にすること」が必要である。
グーグルなどの企業のトップ層も、マインドフルネスを行うような時代になったんですね。
✔︎要点4「物事に熱中し活力に溢れる状態、エネルギーを消費するのではなく生み出す」
下記一部抜粋ですが、集中力を高めてストレス低減に寄与していることから、人々の創造性にも大きな効果を与えているということですね。
確かに、脳に与える恩恵は計り知れないものがありそうです。
パフォーマンス向上に寄与し、イノベーティブになる。
人生は一瞬、一瞬で成り立っており、それが全てである。したがって、この一瞬一瞬に意味をもたせることで全体が意味を持つ事になるのである。
✔︎要点5「マインドフルネスがもたらす4つの確かな効果は、集中力・平静・記憶力・チームワークの向上」
マインドフルネスがもたらす4つの確かな効果は、下記であると述べる。
様々な角度からマインドフルネスの効果に言及していますが、私も下記には納得がいきます。
また、個人的には、精神統一や頭の中を空っぽにして考え事を手離すことによるストレス発散効果もあると感じています。
・集中力が強化される
・ストレス下でも平静を維持できる
・記憶力が向上する
・チームワークがよくなる
✔︎要点6「会議中でもマインドフルネスになれる2つの方法、マイクロメディテーション&マインドフルネスインアクション」
マインドフルネスの方法について、マイクロメディテーション・マインドフルネス・イン・アクションという方法を書籍内で紹介しています。
しかし、マインドフルネスの方法はこれだけではなく、他にも様々な方法があります。
ヨガ中でいえば、レッスン最後にレッスン時間の約5〜10%程の時間をシャバーサナというおやすみの時間に当てるのですが、その際に、瞑想の時間を取り入れ、こちらから考え事を手離して、呼吸に意識を集中するようにお伝えすることがあります。
この方法は、シャバーサナと瞑想を組み合わせたリラクゼーションを目的としているものです。
以上のように、マインドフルネスの実践というのは、固定的なものではなく、この瞬間に意識を集中させるものだと考えていますので、ご自身に合ったやり方を探すのが大切だと感じています。
✔︎要点7「マインドフルネスの目的、セルフ・コンパッション(自分への優しさ)を自覚する」
様々なマインドフルネスの効果が語られてきましたが、マインドフルネスで最も重視すべき点としてセルフコンパッションをあげています。
下記に一部抜粋を載せています。
ヨガでもよく「自己受容」という考え方を取り入れており、人と比べず、ありのままの自分の状態を受け入れるということをお伝えするのですが、類似した点をマインドフルネスでも強調していることが印象的でした。
自己承認というのが、何事にも最も重要な点なのかもしれません。
マインドフルネスは様々な効果をもたらすと言われているが、最も強調されるべきは、「自己への慈しみ」であるべきだという。
セルフ・コンパッションが目指すのは、「自分は十分に頑張っている」、「自分の価値は結果によって決まる訳ではない」と理解すること。
また、ある研究結果によれば、自分を許す事によって物事を先延ばしにしなくなるという。
まとめ
如何だったでしょうか?
マインドフルネスについて、理解を深めることができました。
具体的なマインドフルネスの実践方法については、詳細はぜひ書籍を確認してみてください。
様々なマインドフルネスについての説や方法が溢れていますが、根本的には、今この瞬間に意識を集中させて、集中力を高めること。
考え事から頭の中をオフにする瞬間を意識的に設けるだけでも、脳の集中力が高まったり、創造性が向上するだけではなく、ストレスから離れて静観できるようになるなどの効果をもたらすことができるのですね。
私は以前、シンギングボウルで音浴しながら呼吸法を実践したことがあるのですが、一種の瞑想感覚を味わったことがあります。
音を聴く事に全身を集中させ、考え事を手放すことで爽快感を味わうことができました。
ヨガレッスンの中でも、瞑想を取り入れることを検討してみようと思っています。
ではでは〜。