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Behind scene of Pluto

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プレイリストレーベル・Plutoのマガジン。プレイリストの背景や音楽レビュー等、Plutoセレクターが綴る記事や音楽業界に関する興味深い記事をまとめていきます。
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記事一覧

BRAHMAN「六梵全書」で僕たちは何を見たのか

BRAHMAN「六梵全書」で僕たちは何を見たのか

これは2015年、BRAHMANの結成20周年を祝して彼らが巻頭特集となった「音楽と人」での盟友インタビューの中でTGMX(SCAFULL KING、FRONTIER BACKYARD)が語った言葉だ。
しかしながらインタビューの9年後にとなる2024年11月4日、そんな彼の疑問を吹き飛ばすかのようにBRAHMANは75曲、約4時間にも及ぶ壮絶なライブ「六梵全書 - Six full albums

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#年間ベスト2023 という名のお気に入りアルバムをめちゃくちゃあげるだけの記事 邦楽編

#年間ベスト2023 という名のお気に入りアルバムをめちゃくちゃあげるだけの記事 邦楽編

去年聴いた音楽のうち、コレ良かったなぁーってアルバムをただあげていくだけの記事です。
ここ数年でこういうやりかたで記事を載っけていたけど、今回ベラボーにおくれた。でもさ、情報が速く流れていくなかで、すでに『去年ってなんのアルバムあったっけ?』みたいなひとも絶対いるとおもうし、そういう人に刺さってほしいね(?
昨年聴いた音楽は下のSpotifyリンクがだいたいそれです。
プレイリスト2つ分、1000

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#年間ベスト2023 という名のお気に入りアルバムをめちゃくちゃあげるだけの記事 洋楽編

#年間ベスト2023 という名のお気に入りアルバムをめちゃくちゃあげるだけの記事 洋楽編

去年聴いた音楽のうち、コレ良かったなぁーってアルバムをただあげていくだけの記事です。
ここ数年でこういうやりかたで記事を載っけていたけど、今回ベラボーにおくれた。でもさ、情報が速く流れていくなかで、すでに『去年ってなんのアルバムあったっけ?』みたいなひとも絶対いるとおもうし、そういう人に刺さってほしいね(?
昨年聴いた音楽は下のSpotifyリンクがだいたいそれです。
プレイリスト2つ分、1000

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アニソンベス・・・キャラクターコンテンツベストソング2021(だいたい30曲)

アニソンベス・・・キャラクターコンテンツベストソング2021(だいたい30曲)

昨年やった『キャラクターコンテンツベストソング2020』とおなじ流れをくんでいます。

昨年にも書いたが、ここで書いているキャラクターコンテンツとはつまり、漫画・アニメ・ゲーム・ラノベ・Vtuberを含めたアニメキャラクタールックのコンテンツ領域を指している。いわゆるIP(intellectual property:知的財産)といわれるビジネス領域に接続しやすく、大きな経済圏にもなっているのはいう

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#年間ベスト2021 という名の2021年お気に入りのアルバム250枚 日本110枚 海外140枚

1年前に同じような記事を作ったので、その続きです。
ツイッターで10年近く続けてきた #年間ベスト 企画の続きでもあります。

My Best Album 2011-2020のまとめを作ったんだ

@kkkkssssnnnn のAll Time MY BEST ALBUM 1960-2010+α

25枚ずつ選別するのに労した昨年。ライターとしてグリグリ活動しつつ、プレイリスト制作チームの一員とし

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「The Very Best of Pluto Selection 2021」を公開しました!

「The Very Best of Pluto Selection 2021」を公開しました!

1.はじめにプレイリストレーベル・PlutoのセレクターのAiです。

Plutoは“人々の生活に寄り添うプレイリストの制作を通じて、音楽リスナーに「新しい音楽を発見する楽しみ」を、アーティストに自身の楽曲を広める機会を提供すること”をミッションに2018年に活動を開始しました。

音楽エージェントやライター、企業勤めの会社員等、音楽を愛するセレクターたちが作成するプレイリストをSpotifyをプ

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気に入らないなら、自分でやるしかない。心を殺さず生き抜くために/吉野寿さん(eastern youth)

気に入らないなら、自分でやるしかない。心を殺さず生き抜くために/吉野寿さん(eastern youth)

音楽の必要性を語るのは難しい。

それは空腹を満たしたり、病気を治したり、災害を防いでくれるものではないからだ。

では、音楽がなかったら、自分はどうなっていただろうか?

ひとつ確実に言えるのは、今とはまったく別の人間になっていたということだ。

思考や好み、世の中との向き合い方など、自分を構成するあらゆる要素には音楽からの影響が介在していて、それはもはや自己と切り離すことができない。

そう考

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【インタビュー】『形作られていない今の僕らの音楽を楽しんで欲しい』〜Seukolが鳴らすMibunkaの音

【インタビュー】『形作られていない今の僕らの音楽を楽しんで欲しい』〜Seukolが鳴らすMibunkaの音

世代を問わず耳にした人の琴線に触れる普遍的な魅力を持つ音楽が存在するのではないかと感じることがある。

それは名作と呼ばれる作品たちからストレートな影響を受けつつ今の感性を反映させることによって生まれる、初めて聞いた人でもどこか懐かしさを覚えてしまう時代に左右されない音楽のこと。

Spotifyでなにげなくプレイリストを流しながら自宅で仕事をしていた際、不意に流れてきたSeukolの「八月」を聞

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【Column】Pluto Selection Biweeklyってなんだ・・・!?【Pluto_Playlist】

【Column】Pluto Selection Biweeklyってなんだ・・・!?【Pluto_Playlist】

くさのです。
今回はPluto Selection Biweeklyについて書きたいと思います。自分のnote記事では初めて深く言及するし、いままで自分がたまにやってるツイキャスとか、ClubHouseでのトークでは話してましたが・・・この記事ではどんなことを考えて選曲したりし、曲順を調整しているのかについては、ほぼ初めて話すことになります。
ではやっていきましょ!

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プレイリスト「With Your Trip」を公開しました

プレイリスト「With Your Trip」を公開しました

1.「With Your Trip」作成までこんにちは。PlutoセレクターのAiです。

21年5月5日(水)に新規プレイリスト「With Your Trip」をPlutoで公開しました。

そもそも『”旅行”をテーマにしたプレイリストをPlutoで作りたいな』とおぼろげに考え始めたのは約3ヶ月前でした。時期的には2回目の緊急事態宣言が解除された頃です。徐々にCOVID-19の感染拡大も抑え込ま

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3LA distro best of 2020 No.35〜No.21

3LA distro best of 2020 No.35〜No.21

前回の記事『3LA distro best of 2020 No.50〜No.36』の続きです。このランキングは単純に3LAという音楽業界から失われた幻の村での売上枚数ランキングです。しかし!2020年のBESTはこれだ!なんて言っても所詮はその人の妄想でしかありませんが、僕のランキングには根拠があります。つまり売上枚数ランキングとは、数字であり真実です。主観ゼロのランキングってよくないですか?(

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3LA distro best of 2020 No.20〜No.11

3LA distro best of 2020 No.20〜No.11

前回記事『3LA distro best of 2020 No.35〜No.21』からの続きとなる3LAの2020年売上枚数ランキング

 このランク帯は何かを体現している...というのは、10タイトルのうち半分以上の6枚が過去作もしくはリイシューということになるからだ。新作ばかりが売れるのであればそのレコ屋は常に新作を売り続けるために過去のクラシックな作品に注意を払わなくなるだろうし、隠れた名盤

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3LA distro best of 2020 No.10〜No.1

3LA distro best of 2020 No.10〜No.1

いやー長かった!50位くらいは余裕かと思いきや結構長い。ようやく2020年のBEST 10を決めます。純粋に売上枚数のランキングなんだけど上位10位となるとさすがに良い作品のみになりますね。そしてそのランキングにきちんと意味がある... よかった。この10枚が2020年の答えです。

No.10 春ねむり (Haru Nemuri) - Lovetheism (2020)
入荷したのは偶然というか

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50 Recommended Non-Jazz Songs of 2020 by "Mitsutaka Nagira"

50 Recommended Non-Jazz Songs of 2020 by "Mitsutaka Nagira"

柳樂光隆が選ぶ2020年のジャズ以外のオススメ50曲のプレイリストです。

6つのトピックに分けて少しだけテキストも書いてます。

※ジャズの年間ベストもありますので、そちらは以下の記事をどうぞ。

■インディー・クラシカル/クラシックここ数年はずっとそうですが、2020年もオルタナティブなクラシック=インディー・クラシカルをよく聴いていました。インディーロックみたいな感覚でBandcampなども

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