小野寺愛

●一般社団法人そっか共同代表 https://sokka.life     ●スローフード三浦半島代表 https://slowfood-nippon.jp ●エディブルスクールヤード・ジャパン https://www.edibleschoolyard-japan.org

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マガジン

  • うみのこ暮らし

    • 35本

    「今日は、どこで何をして過ごしたい?」そんな問いから、一日の生活をはじめる、認可外保育施設。神奈川県逗子市の森里川海と海のじどうかんを生活のフィールドに、暮らし、遊び、日々を重ねています。

  • そっかよりお知らせ

    • 18本

    一般社団法人そっかが関わるイベントのお知らせ、メディア掲載情報などをお知らせするページです。

  • スローフード

    安く速く効率よく、画一的なファストフードが世界中に広がる中で、地域ごとに固有の郷土料理や食の知恵の豊かさが見直されています。「善きことは、カタツムリの速度で進む」(byガンジー)と言いますが、今こそ、スローフードの時代です。

  • とびうおクラブ

    • 19本

    逗子海岸とその周辺の自然で四季を通して遊びまくる子どもたちの日常

  • 足下の自然

    • 38本

    神奈川県逗子市の森や海で見つけたもの、感じたこと。「足下」は音読みすれば「そっか」! 子どもの徒歩圏内=半径2.5kmの自然で本気で食べて、作って、遊んでみれば、そっかそっかとたくさんの発見があるのです。

最近の記事

17歳とスペイン、子どもの自立

17歳になった長女が、「倫理の授業がめっちゃ楽しい」と言う。学んでいるのは、ギリシャ哲学だそうで。 「"ソクラテス、プラトン、アリストテレスをネタに2-3分のコントを書け" って課題が出たんだけど、みんなめちゃくちゃ面白くてさ」 「コントを書け」。 そりゃいいねえ。学ぶし、笑うし、忘れないだろうねえ。 現代文の授業では、課題で短編小説を書いていた。匿名にしたい子はそれでOKという配慮ありで、皆で互いの作品を読み合う。いくつか読ませてもらったものはどれも個性バクハツしてて

    • コープさっぽろがすごい

      去年、札幌でお世話になった「コープさっぽろ」の緒方さんが東京にいるということで、お茶してきました。 聞くたびにひっくり返りそうになる熱い活動のいくつかを、インスタにもメモ! ・北海道の世帯数は540万世帯、コープさっぽろの会員数は202万人。それが今、さらに、毎年5万人のペースで増え続けている。(それだけ地域で受け入れられていると、もはや「1企業」というより「地域のインフラ」…!) ・北海道内では過疎地域に学校給食を配備するのが行政の予算と力ではできず、いまだに学校給食

      • 小学生と相模湾横断(逗子〜小田原)50kmの冒険!

        とびうおクラブでは、平日放課後の普段のとびうお活動に加えて「さらにもう一歩」海と親しむ手段として、上級生の子どもたち向けに「カヌー部」や「素潜り部」を用意しています。 私はカヌー部を担当させてもらって、6〜7年目。その間、かけがえのない表情をたくさん見せてもらっています。 6人乗りのアウトリガーカヌーには、学びがいっぱいあります。 普段は浜付近で遊んでいる子どもたちがカヌーで漕ぎ出して、山や建物に守られた逗子湾から外に出れば、風もうねりも大きくなるのを身体で感じられます

        • 夢と学びの相関性

          「ママ、おれがオールブラックスになったらさ、やっぱインタビューとか答えないといけないから、英語やっとくわ」 ラグビーのニュージーランド代表、All Blacksが大好きなうちの末っ子は、このまま真剣にラグビーをやっていたら自分もオールブラックスメンバーになれると思っている。 「日本人初のオールブラックス入り」だなんて荒唐無稽な夢だけど、信じて語れることがすでに “天晴れ” なので、親のわたしたちも(笑ったりせずに)心から応援している。 そんなわけで、1日10分、私のスマ

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        記事

          葉山のひじき、つないでいくこと

          5月初旬、海のもの、旬のものが大好きな #逗子うみのこ スタッフ一同で、葉山の漁師、畠山晶ちゃんのひじき作業を手伝いに行ってきました。朝4時起き、自転車20分で真名瀬漁港。爽快な朝のはじまりです。 海の中で揺れているひじきは、緑〜薄茶色。 それを収穫して、洗い、鉄鍋で釜茹ですると、よく知ったあの黒、ひじき色になります。 歯ごたえが残るよう、固めに釜茹でしたひじきは、洗い、冷やし、貝やら虫やらを取りのぞいて出荷。 乾燥ひじきはもう少し柔らかく煮て、洗い、冷やし、さらに天日

          葉山のひじき、つないでいくこと

          ヤオのこと〜料理人にできること

          4〜5月は、タイのチェンマイから友人の料理人ヤオこと Yaowadee Chookongが逗子に滞在していました。会うたびに心を震わせてもらえる友達です。 以下、AMIGO HOUSE で開催したヤオのお料理教室に(通訳として)参加して、感動したことをいくつかメモ。 チェンマイで「スローフードの母」と呼ばれるヤオが扱うのは、”本物”の食材だけ。 「今、タイでは誰もちゃんと料理をしなくなってしまいました。料理をする人でも、缶入りのココナツミルクや出来合いのペーストでパッタ

          ヤオのこと〜料理人にできること

          魚食ラブ

          地域がつながる協同販売所「サカナヤマルカマ」 さんが海のじどうかんにやってきました。 鹿児島の阿久根から届く鮮魚には、オジサンやオニカサゴなど鮮やかな色の魚も混ざり、小田原の地魚ではクロダイに花鯛、ホウボウなどが並びます。 ホウボウのヒレを開いたら、孔雀の羽根みたいな美しさにみんなが拍手。 「ちゃんと処理したホウボウは出汁が素晴らしい。アクアパッツァなんかやったら、最高だよ」 アンコウは「ほら、手みたいな形にヒレが進化してるだろ。これで海底を移動するんだよ。海底の砂に潜

          映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

          アリス・ウォータース来日プロジェクトと、映画制作について、ソーシャルメディアではたくさん書いていましたが、noteに残せていませんでした。 各所にバラバラと投稿していたもの、こちらのページにまとめます。 2023年の春、『スローフード宣言〜食べることは生きること』の出版1周年を記念して、アリスが来日することが決まりました。半世紀もの間、世界中の料理人や教育者に影響を与え続けた「オーガニックの母」も、79歳。日本に来るのは、もしかしたらこれが最後になるかもしれない、アリスが日

          映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

          生きるスピードをゆるめる小さな一歩。無理しない「スローフード的選択」のススメ

          An interview with Yahoo JAPAN SDGs about our local initiatives (Kindergarten of the Sea: UMINOKO & After school ocean club: TOBIUO), Peace Boat and Slow Food as my foundation, the inspiration I received from Alice Waters and Edible Schoolya

          生きるスピードをゆるめる小さな一歩。無理しない「スローフード的選択」のススメ

          黒岩県知事とブルーカーボンについて対話しました

          ブルーカーボンをテーマに対話しましょうとお招きいただき、黒岩県知事とお会いしました。 葉山の海で30年以上潜り続けているダイバーであり、葉山アマモ協議会の研究者、山木克則さんともご一緒させていただき、市内外からたくさんの小学生〜高校生も参加してくれ、活気ある夜となりました。 「そっか」の発表は、趣旨としては、こんなことをお話ししました。 以下、県知事、山木さん、私が話したことをほぼ全文、速記通訳の方が書き起こしてくださいました。超長文レポートですがw、もし良かったら画像

          黒岩県知事とブルーカーボンについて対話しました

          言葉ではなく五感でする学習

          2023年の秋、徳島県神山町で開催された「スクールフードフォーラム」にて、アリス・ウォータースさんがスピーチしたのを、主催団体であるNPO「まちの食農教育」が記事にしてくれたので、共有! School Food Forum 2023 振り返りレポート_06  エディブル・スクールヤード創始者 アリス・ウォータースさんスピーチ https://shokuno-edu.org/archives/428?fbclid=IwAR017cgpSPXuR9KatJ6A-IxlJUkmo

          言葉ではなく五感でする学習

          東京ならではの Farm to Table

          A premiere of “We Are What We Eat - A Delicious Solution” in Tokyo at University of Creativity - the most beautiful and delicious “Farm to Table” shared with Tokyo locals, along with the documentary film. 50 more screenings will follow in

          東京ならではの Farm to Table

          本当のやさしさと、心の引き出し

          8年前の話をFacebookに(自動投稿で)紹介された。 8年前に小さな娘たちが話してくれたことが、今日の自分がまさに必要としていたことばかりではないか。あまりのタイミングに、ビックリ! これはカミサマからの贈りものか、はたまた、天使だった小さなあの子たちからのサプライズなのか。 心の大事な引き出しにしまっておくために、noteに貼っておく。 (以下、2015年11月21日の日記) 最近、信頼する友達からもらった一言を、グルグルと考えている。それを、昨日のお風呂の時

          本当のやさしさと、心の引き出し

          アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

          半世紀にわたる地元での実践を通して、人と地球と食に人生を捧げてきたアリス・ウォータース。 新著『スローフード宣言〜食べることは生きること』(海士の風)では、加速する気候変動や格差問題、地球も人も健康を害している現状を変えていくために、私たちがいかにして 人間らしい価値観 を取り戻していけばいいかを提案しています。 その変化を生むために「それ以上にいい方法って、他にないでしょう?」とアリスが唱えているのが「学校給食の地産地消化」です。 なぜ、学校給食なのか。 アリスは2

          アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

          <映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

          アリス・ウォータースが来月に来日することは、昨日、別投稿でお知らせした通りです。(SNSへのたくさんの嬉しい反応、ありがとうございます!) さて、今日は、その来日ツアーを映画化するという話。 今回の来日、「日本のスローフードの現場を5日間、アリスと一緒に訪れて、日本の地域のムーブメントの力になれたらいいな」…と、最初はそれだけだったはずなんです。 ところが、アリスが人生をかけて取り組む “学校給食の地産地消化” と “生かしあう経済” に突き動かされるままに、日本におけ

          <映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!

          この1年間、心を込めて企画してきたことを今日、友人知人の皆さんに報告できること、とても嬉しく思っています。 昨年翻訳した『スローフード宣言 ‐ 食べることは生きること』(海士の風)の著者、アリス・ウォータースが、出版1周年を記念して、来月10月9日から18日の10日間、来日することが決定しました! たくさんの地域 / 法人 / 個人の協力者に恵まれ、各地での企画やイベントを進めていて、私自身も全日程、通訳として同行します。 全米に地産地消を広げ、半世紀の間、世界中の料理

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!