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33才の誕生日に贈る言葉たちと

33才になった冬の朝。
江国香織のあとがきを読んだ。

瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい。SAFEでもSUITABLEでもない人生で、長期展望にどんな意味があるのでしょうか。

江國香織

そして自分への誕生日プレゼントに
ひとめぼれした手巻きの腕時計を買った。

ぜんまいを巻くように
すてきな瞬間を築く方法を考えて
時計の針が動くように
そんな出会いの場へ足を運び続けたくて。

人にやさしく、自分にもやさしく。悲しみに沈んだ日も、地球が動きつづける限り、必ず終わる。そして、新しい夜明けがやってくる。

瀬尾まいこ / 三宅唱

自分にやさしくするって難しい。
ひとつ歳を重ねてその方法を考えてみた。

「ありがとう」は声で伝えること。
笑顔で明るくあいさつすること。
いつも3cm上を向いて歩くこと。
相手のいいところ探しを心掛けること。
こころ華やぐ出会いを惜しまないこと。
悪口や愚痴を言い合う場所は避けること。

素直な気持ちでいられる自分がすき。
いつもすきな自分でいることが
自分にやさしくすることに繋がるはず。

ほめられると、人間はどんどん美しくなって
見違えるようになるし、人を褒める癖がつくと、人の美点もよく目につく。

田辺聖子

どこに行っても、誰と会っても
中学の国語の教員免許を取るために
仕事しながら大学に通っている話をすると
みんなぱあっと笑顔になって応援してくれる。
そんな今の世界のやさしさに救われてる。

いい人たちと笑い合ってると
自分もいい人かもしれないと感じる。
だからもういい人たちとだけ関わりたい。
いい言葉を相手にちゃんと伝えることは
悪いことじゃないって、ずっと信じていたい。

「かけがえのない」とはどんなことか、考えてみたことはありますか。それは交換がきかないということ。他者からどんなふうに評価されようとも、わたしにはそれが大切で必要だということ。

北川史織

自分の生き方は失敗と思いながらも
今の日々がすごくすき。
もう「いいね」や「スキ」を通じて
他人に肯定される必要なんてないと想う。

33才からのnoteは
シンプルに書くことをたのしみたい。
がんばらない。今年の目標のひとつです。

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