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Ransen
2023年3月10日 22:24
2020年の作品集「時」Cristalization of time甲骨文字の「時」「之日」一歩踏み出した足跡の形。古代の人にとって、今ここにある一歩という瞬間がすべてで、そこに永遠の時間があったのかもしれない。「Heart Sutra」すべては「無」であると唱えた般若心経平安時代、紫式部が読んだ和歌「めぐり逢ひて 見しやそれともわかぬ間に 雲隠れし 夜半の月かな」出逢いは一瞬 もっとみる
2021年2月12日 11:59
小学校の学級文庫に、少し離れた二つの点を同時に見て、焦点がぼやけてきたころに、ある模様を見ると立体に絵が現れる、という本があった。トリックアートとか不思議絵とか、一見砂嵐や模様にしか見えないものから、突然立体的な形が浮かび上がる。見える人は見えるし、見えない人は見えない。この曲を聞いたとき、あの感覚を思い出した。見えているものをあえてはっきり見ず、焦点をぼかしてその奥にあるものを見る感覚。 もっとみる
2020年6月16日 18:54
「あわいの力」安田登著をよんだ。「あわいとは、媒介・あいだ自己と他者、異界と現実界、時間と空間、あっちとこっちふたつのものが出会う界隈。」古代甲骨文字に「心」が登場するのは、紀元前1000年ごろそれまで心という概念はなかったのではないか。それから300年から500年後、孔子や釈迦が生まれ、さらに500年後キリストが生まれ、さらに700年後空海が生まれ、「心」との付き合い方を説いた。2 もっとみる