「分かり合えない喧嘩」は、なぜ起こってしまうのか? 【アンガーマネジメント Part.2】
みなさんこんにちは、Natsukiです!
【Part.1の記事】 に引き続き
今回もアンガーマネジメントについて、お話ししたいと思います。
前回記載した内容を、深掘っていきますので
まだ見てない方がいらっしゃれば、まずはぜひそちらをご覧になってみてくださいね♪
Part.1では
・アンガーマネジメントって一体なんなの?
・アンガーマネジメントを学ぶと何が変わるの?
そんな概要をお話しさせていただきました。
おさらいですが、アンガーマネジメントとは
「怒る必要があることには上手に怒れて
怒る必要のないことには怒らないでいいようになること。
その、線引きができるようになること」を目的とした
本質的な心理トレーニングであり
ビジネスパーソン、政治家、医師、教育者、スポーツ選手、俳優など...
よりよい生活やキャリア、人間関係を手に入れるために
多様な人々が取り入れています。
▶︎ 分かり合えない喧嘩はなぜ、起こってしまうのか。
夫婦やカップル、親と子供、上司と部下などなど...
身近な存在の関係ほど怒りを感じた時、なかなか冷静になれなくて
ついつい感情的にぶつかり合ってしまいますよね。
”自分の意見や想いを素直にぶつけて伝えているはずなのに”、なぜか分かり合えず、険悪なムードになってしまう。そんな喧嘩ってみなさん経験したことがあるんじゃないでしょうか?
今日は、「分かり合えない喧嘩」はなぜ起こってしまうのか?一緒に考えてみたいと思います。
▶︎ 実は、怒りは「第二次感情」だった!
怒りの感情は、「第二次感情」と呼ばれています。みなさん、遠い北極に浮かぶ、氷山をイメージしてみてください。例えば、その氷山の一角が、「怒り」という感情だったとします。
第二次感情、ということは…
そうです、もちろん「第一次感情」があるんです。
それはいったい、北極のどこにあるのでしょうか?
▶︎ 深い海の底に隠れた、「第一次感情」って?
実は、「第一次感情」は怒りの氷山の下、深くて広〜い海の中に無数に隠れているのです。
もし、一次感情に向き合えていたらどうでしょう?
よくありそうな夫婦の喧嘩に例えて、考えてみましょう!
▼ 怒りをぶつけ合う、A夫婦の場合 ▼
ある日、何の連絡もなしに
旦那さんが終電を過ぎた夜遅くに帰宅しました。
待っていた奥さんは、旦那さんが帰ってくるなり
「なんであなたはいつもこういう時に、連絡一つよこさないのよ!」
「lineでも電話でも、なんか連絡できたでしょ!?」
「いったいどこでなにしてたのよ!」
と、責め立てます。
それを聞いた旦那さんは
「なんでこれくらいのことでいちいち文句言われなきゃいけないんだよ!」
「ちゃんと帰ってきてるんだから、そんなにキレられる意味がわからない!」
と、口にするかしないかは別そして(笑)、こんな風に感じます。
▼ 第一次感情で話し合う、B夫婦の場合 ▼
奥さんはもちろん、イライラしながら帰りを待っていたわけですが...
旦那さんが帰ってくると
「ねえ、連絡なくて心配したんだよ!」
「今日、嬉しいニュースがあったから話したくて帰ってくるの待ってたから、寂しかった!」
と、怒りではなく、自分の気持ちを言葉にして伝えます。
それを聞いた旦那さんは
「ついつい飲み過ぎて終電を逃してしまってさ、連絡せずに心配かけてごめんね」
「待たせてしまってたのは申し訳ないけど、こういう時は無理せず先に寝ててね」と
奥さんの気持ちを理解した上で
どうすれば よりお互いがストレスなく共に生活ができるか考え、提案も行いました。
…いかがでしょうか?
同じシチュエーションでも、会話が全く変わりますよね。
第一次感情に向き合えていると
・怒りではなく、自分の気持ちを言葉にできる
・相手がどうして怒っているのか、気持ちを理解できる
このように、ぶつかり合う喧嘩ではなく
きちんと話し合える/分かり合えるコミュニケーションへと
出来事も変わっていくのです。
ビジネスシーンでも
この第一次感情と向き合うテクニックは
きちんとビジネスシーンでも役立つのです!
例えば、クレーム対応。
お客様やクライアントからの要求に合わせ対応したのに
相手の怒りが静まってなかったり、わだかまりが残っていたり…
そんな経験、ありませんか?
そんな時はぜひ、相手がどんな感情でクレームを言ってきているのか考えてみてください。
言葉から推測される、その人の心境に向き合った対応ができることは、トラブルを解決する近道になるはずです。
いかがでしたか?
アンガーマネジメントではこのように
・なぜ人間は怒ってしまうのか?
・怒りが生まれる原因やメカニズム
・怒りを感じた時の対処法
・怒りの正しい伝え方
… などなど
まずは、怒りという感情を〈論理的に理解〉し、様々な実例とともに、学んでいきます。
今日は一つの実例のご紹介でしたが
これからもみなさんに少しずつ、アンガーマネジメントのTIPSをご紹介できたらと思います。
それでは、今日も良い1日を!
Natsuki
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