和紙作らせてもらう
雪だ!作業変更!
和紙の原料となる楮を収穫しに山の中へ。
雪がパラついていて山に近づけば近づくほどひどくなり、これは危険だと判断してこの日の作業を変更。
乾いた大量のコウゾの皮を同じ長さに切り分け、まとめる。こういう地味な作業が意外と大切。
紙漉き
和紙作業の大まかな工程として(その他細かい作業はいっぱいあります)
楮収穫→皮剥ぎ→天日干し→水で戻す→煮る→機械で叩く→紙漉き→和紙へ
工程の中でも個人的にメインだと思われる紙漉きをこの日運良くやれる事になった。
浜田あゆみさんのご好意により、おれが紙漉きで作った和紙をくれるという。
前日考えていた事がいきなり叶う、感謝。
楮の皮が散り散りになった水槽に様々な大きさの枠で漉いていく。
全然うまくいかない…分厚くなったり、ところどころ片寄ったり。
水槽の中は冷たく手がかじかむが何度もトライ。和紙が目に見える形として浮かび上がるから面白い。
出来たものは例え不恰好でもとても愛しい。
出会ったものと作っていくぜ?
まだ大まかに皮はぎ、紙漉きしか和紙作業に触れてないけど、おれがこの高知で一番深く向き合うのは和紙なのかもしれない。
今回の企画は
¨出会った人と作っていくぜ¨
だけどここでは
¨出会ったものと作っていくぜ¨
みたいな感じになるのかなぁと。
それを考えた時、少し頭の中に広がりがみえた。
和紙を使って自分とミックスして即興的に何かしらやる事もできるし、和紙制作の作業に触れて自分の手で和紙を作るという事だけでもある意味それがこの1週間の形なのかもなぁとか。
そのいろいろなアイデアを、ここに宿泊しているライターの人に話したところ、更にアイデアをいくつかもらった。
¨出会った人¨というのは重要で和紙とミックスすべきなのでは?
でも和紙自体がそもそも様々な人、ものを繋いでいるのでは?
とかいろいろ考える。
次の日は作業休みなのでいろいろ振り返り考える時間にあてよう。
更に東京からこの企画に興味を持った俳優が高知までくる予定。
ここでの対話もいろいろ生まれそうだ。
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