マガジンのカバー画像

日記のはしきれ

16
つらかったこと、嬉しかったこと。自分の価値観。
運営しているクリエイター

#ほぼ毎日note

「叩けよ、さらば開かれん」

「叩けよ、さらば開かれん」

これは、中学生の時の国語の先生に、卒業アルバムに書いてもらったメッセージだ。
私は、この言葉を長い間誤解していた。



なるほど。

中学時代は、多くの人にとって初めて何かに真剣に打ち込む時期だ。
そのなかで、地道な努力が実らず悔しい思いをしたり、諦めそうになったりする。
そんな思春期を迎えた中学生に、ぴったりのエールが込められたメッセージだ。



さて、学生時代の私は、そのままの意味で捉

もっとみる

秋の日に頂いたおくりもの

すこし冷える日だ。
時期的には春だが、この肌寒さで思い出した。

昨年の秋にいただいた手紙の話。



私は、一年ほど文通村という媒体を通して
文通をしている。
自分よりも人生の先輩方が多く、
知らない世界を教えてもらえる上、
自分の書きたいことだけが書けるので
ちょうどいい距離が保つことができ、
意外にも続いている趣味の一つだ。

その中に、
元国語の教師、いまは定年退職された
ゆうじさんとい

もっとみる
もう見捨てられるという恐怖と戦いたくない

もう見捨てられるという恐怖と戦いたくない

先日、彼から
「あなたは僕の言った言葉を
 読み上げられてるようだ」
といわれた。



事の発端は、わたしが
彼の家具の組み立てを断ったこと。

これに彼は嫌味で
「俺はあなたの家具の組み立ては
 手伝ってあげたのに」と言った。

その言い方に腹を立てた私は、
『そんなことをいってくるなんて
 恩着せがましい。そう言われるなら
 頼まなかったのに、男性としても
 カッコ悪い』と伝えた。

彼は

もっとみる