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「集中力はいらない」を読んで

読もうと思ったきっかけは詳しくは覚えていないが、本の中で紹介されていた、もしくは新聞でみたから。加えて、森博嗣さんが書いた本だからというのもあります。

本書は、はじめにそもそも「集中」とは何か?を問うことから始まります。

「集中する」と聞くと、目の前のやらなきゃいけないことだったり、何か1つのことに取り組むという意味合いに取れる。

でも、人間はそんな簡単な生き物ではなく、目の前にやらなきゃいけないことがあっても身が入らず、別のことを考えてしまうことがある。これは集中とは言わない。

このように別のことに気を取られたとは言え、ある意味「別なことに集中していた」とも言えるが、それは集中とは言わない。集中とは実に都合のいい言葉。というようなことが書かれていて、確かに、と思ってしまった。



一般的には集中力はいいものとして扱われるが実は弊害もある。何かに集中している時は他のものへ目が向かなくなる。

ふと思い出した例として、以下の動画がある。
(出典元としては正しくないかもしれないが、ご了承願いたい。)

この動画は白いチームがパスした回数を数えるという動画だ。私が小学生?中学生?くらいに見た動画なので知っている人は知っているかもしれない。

結果は自分の目で確かめて欲しいが、集中力が引き起こす弊害の1つの例だと私は思う。


この本を読んで世間的には、大切と思われていることでも、そのデメリットを踏まえて、世間の意見に納得して行動するのかしないのか決めるべきだと思った。




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